星出彰彦宇宙飛行士を乗せた新型宇宙船「クルードラゴン」2号機が、 国際宇宙ステーション(ISS)へ向け4月22日午後7時11分(日本時間)に打ち上げられる。
星出彰彦宇宙飛行士は、日本人2人目となる船長を務める予定。
なお、2020年11月からISSで活動している野口聡一宇宙飛行士は、4月29日午前1時35分ごろ(日本時間)、地球に帰還予定。
星出彰彦宇宙飛行士を乗せた新型宇宙船「クルードラゴン」2号機が、 国際宇宙ステーション(ISS)へ向け4月22日午後7時11分(日本時間)に打ち上げられる。
星出彰彦宇宙飛行士は、日本人2人目となる船長を務める予定。
なお、2020年11月からISSで活動している野口聡一宇宙飛行士は、4月29日午前1時35分ごろ(日本時間)、地球に帰還予定。
アクセルスペースとノルウェーKongsberg Satellite Services(KSAT)は、地上局支援に係る既存の協定に、アクセルスペースが展開する地球観測プラットフォーム「AxelGlobe」で取得する衛星データの利用を加えた、新たな協定を締結した。
アクセルスペースは、2021年3月22日の衛星4機(GRUS-1B, 1C, 1D, 1E)の打上げ成功を受け、数十機の100kg級光学地球観測衛星「GRUS」により構成される次世代型地球観測プラットフォーム「AxelGlobe(アクセルグローブ)」の構築を進めている。
2023年までにまず10機体制のプラットフォームを完成させることにより、2.5mの分解能(地上の車を識別できる分解能)で、地球上のあらゆる場所を1日1回観測することができるようになる。
アクセルスペースの衛星データをKSATの広範囲な衛星データと連携させることにより、KSATは既存の光学衛星データサービスを拡大させることが可能となる。
また、同協定に基づき、軌道上の5機のGRUS衛星がKSATの展開する地上局サービスであるKSATliteの全面的な支援を受けることになる。
<新刊情報>
書名:人類はふたたび月を目指す
著者:春山純一
発行:光文社(光文社新書)
現在、中国を筆頭に、月を目指す国が世界で続々と現れている。1969年に初めて月に人類を送り込んだアメリカも、2020年代半ばに女性宇宙飛行士を月に立たせるという「アルテミス計画」を発表し話題を呼んだ。月を目指すのは、いまや国の宇宙機関だけにとどまらない。グーグルやスペースXなど民間企業が名乗りを上げ、様々なプレーヤーが月へと向かう時代となっている。2007年に月大型周回探査機セレーネ(かぐや)を打ち上げ、21世紀の月探査の口火を切った日本はどうか――。日本の月探査計画に携わり、「月の縦孔の発見」で世界的に知られる著者が、月に関わる探査や発見をめぐるスリリングな舞台裏を綴るとともに、人類が、そして日本が月を目指す理由を問う。
持続可能な宇宙環境を目指し、スペースデブリ(宇宙ごみ)除去サービスに取り組む、アストロスケールは、日本時間3月22日にカザフスタン バイコヌール宇宙基地から打ち上げた、スペースデブリ除去技術実証衛星「ELSA-d (End-of-Life Services by Astroscale – demonstration)」の軌道投入に成功した。これは、民間として世界初となるデブリ除去衛星の打上げ。
スペースデブリの捕獲と除去に必要なコア・テクノロジーを初めて軌道上で実証するELSA-dのミッションは、軌道上サービスを拡大し、将来の世代のために安全で持続可能な宇宙の実現をビジョンとして掲げるアストロスケールにとって重要な一歩となる。
今後、ELSA-dは電力状況等のヘルスチェック(健康状態の確認)を完了した後に、技術実証に挑む。(アストロスケール)
福井県と県内企業などが開発した超小型衛星「すいせん」が、ロシアのソユーズロケットにより3月22日(月)にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられた。
超小型衛星「すいせん」は、日本初となる自治体主導の「県民衛星」で、自然災害の被害の把握に活用するほか、衛星製造などの知見を県内の産業育成に生かす狙いがある。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、Synspective、東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻中須賀・船瀬研究室、東京工業大学工学院廣川研究室、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科白坂研究室と共同し、内閣府主導による革新的研究開発推進プログラム「ImPACT」の一つである「小型合成開口レーダー衛星システムの研究開発」、及びその成果を応用した小型SAR(Synthetic Aperture Radar:合成開口レーダー)衛星の共同開発連携(軌道上実証含む)において、小型合成開口レーダー(SAR)技術を開発、確立した。
これまで衛星搭載SAR技術は、これまで小型軽量化が難しいといわれており、大きな技術課題であった。今回、SARの特徴である「気象条件に関わらずいつでもどこでも地球観測が可能な重要技術」を前進させ、小さく打ち上げ、大きく使うことを低コストで実現させた。
JAXAでは、これまでの地球観測プロジェクトで蓄積したSAR技術などをベースに、同技術の小型軽量化に関する基礎研究から始めた成果を集約。東工大廣川研究室や各機関と連携する中で、実応用可能な技術レベルまで引き上げるに至った。
確立した主な技術には、①小型衛星の太陽電池とSARアンテナを表裏に配置することで大幅な小型化を実現②SARアンテナの表面スリットから均一にレーダー照射する技術の確立③衛星の小型化に欠かせない大電力増幅技術や大容量・高速通信装置の開発が挙げられる。
<新刊情報>
書名:宇宙の奇跡を科学する
著者:本間希樹
発行:扶桑社(扶桑社新書)
人類史上初!ブラックホールの撮影に成功した科学者がその舞台裏を大公開。宇宙は人間に都合よくできている!?・宇宙のはじまりは、10のマイナス33乗センチメートル以下の種・10000000000000000000000個以上の星が宇宙にはある・人間の身体は星の残骸でできている!・太陽がもっと小さければ「地球人」は「金星人」になっていた!?・人間がブラックホールに吸収されるときスパゲティのように細長くなる・ブラックホールのそばでは時間が止まる・多くの天文学者は「宇宙人」がいると考えている!?・巨大ブラックホールが銀河誕生の鍵を握っている!?
アストロスケールホールディングス(東京都墨田区、岡田光信社長)は、3月20日(土)に、カザフスタンのバイコヌール基地からロシアのソリューズロケットで、宇宙デブリ(宇宙ゴミ)除去実証衛星を打ち上げる。
今後、宇宙デブリは、宇宙開発の大きな障害にになると考えられることから、宇宙デブリ除去実証衛星の打ち上げに関心が集まっている。
中国国家宇宙局は、ロシア国営宇宙企業のロスコスモスと、月基地を共同で建設することで合意した。
中ロ両国を除く日米欧など8カ国は、2020年10月、月面探査計画「アルテミス協定」に署名している。
<新刊情報>
書名:星座の起源~古代エジプト・メソポタミアにたどる星座の歴史~
著者: 近藤二郎
発行:誠文堂新光社
現在、一般的な星座神話はギリシア神話にまつわる物語として広く知られている。しかし、人間が星座を作りだした起源は古代エジプト、古代メソポタミアにその原型をたどることができる。同書では、天文学発祥の地といわれる古代メソポタミアと古代エジプトで、すでに現在の星座に通じる原型が作られていたことを紹介し、黄道十二宮など、よく知られた星座の起源をたどる。星座を生み出した古代の人々の宇宙観や天体観測、やがて科学としての天文学へとつながっていく流れを紹介。古代エジプト考古学研究者である著者がライフワークとして取り組む古代オリエントの星座・天文学研究の成果を豊富な資料とともにわかりやすく紹介。同書は2010年刊行の「わかってきた星座神話の起源-エジプト・ナイルの星座」「同-古代メソポタミアの星座」の2冊を再編し、1冊にまとめた決定版。