ブライアン・ブレイドとザ・フェロウシップ・バンドとの出会いは前作だったけれど、強烈な印象でまさに稲妻が走ったような印象だった。それが2008年のことで、その後バンドのアルバムがリリースされないので、活動をしていないのかとおもっていたら、また閃光のように新しいアルバムが登場した。
1曲目くすんだメロトーンのメロディには驚くけれど、1曲目からネイティブな感じの始まりです。
2曲目ピアノとベースのイントロが、これは良いはずと確信させる、その後ソプラノとバスクラ、良く練り上げられた構成でピアノのジョン・カウハードのソロが良い。
3曲目重厚なピアノのラインにホーンが重なると、ドラムスが一寸表にでてくるカッコよさ。
4曲目のアルトのソロも周りのサウンドととても良くマッチしていて、グループサウンドが完全に1つの意思で統一されているような感じを受けます。
オルガンのハーモニーをベースにバスクラとベースのユニゾンの“シェナンドー”シンプルでとてもスピリチュアルです。
だからその後の6曲目、ドラムスの始まりはアメリカの平原にいるよう、曲名も“He Died Fighting ”、先祖の勇者たちのことだろう。
8曲目、サウンドが見事に光を放って、前作で稲妻と思った光は失われることなく、アメリカの大地から輝きつづけている。これぞまさにアメリカのジャズ、ブルース・ギターもカッコいい。
最後の曲も心和むサウンドで、ブライアン・ブレイドがリーダーシップをとるフェロウシップ・バンドのサウンドとして語るべきアルバムだろう。
あまりに良いので2枚目が届いてしまった。 タハッ。
LANDMARKS / BRIAN BLADE
Jon Cowherd (piano)
Myron Walden (alto saxophone, bass clarinet)
Melvin Butler (soprano and tenor saxophone)
Chris Thomas (bass)
Marvin Sewell and Jeff Parker (guitar)
Brian Blade (drums)
1. Down River (Jon Cowherd)
2. Landmarks (Cowherd)
3. State Lines (Brian Blade/Marvin Sewell)
4. Ark.La.Tex. (Brian Blade)
5. Shenandoah (traditional)
6. He Died Fighting (Blade)
7. Friends Call Her Dot (Blade)
8. Farewell Bluebird (Blade)
9. Bonnie Be Good (Blade)
10. Embers (Blade)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます