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JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

やはり今がいいよね Moonlight Becomes You / Eddie Higgins

2009-03-13 22:44:51 | 聞いてますCDいいと思う


ヴィーナスのアルバムを聞き始めたらどうも止まりません。
もちろん考えながらきいているのですが、ヒギンズからアレキサンダーにいってアレキサンダーの魅力はこちらにあると思ったら、ヒギンズにかえってみたくなり、こんなアルバムもあったけど、と聴いています。
エディ・ヒギンズがピアノを弾いて、それにストリングスが入る、ジョーロックのバイブが聴こえるところ、ジョージ・シアリング的なサウンドというか、まさにそれです。
このサウンドに革新はありえませんが、とても心地よいのは確かです。
古いアルバムの音はやはり広がりなどありませんが、ありがたいことにとてもゆったりとストリングスとバイブが絡んで、音が良いので良い感じを得られます。
私たちJAZZ聞きは古いアルバムも聴いたことがあるので、このアルバムある意味面白いものです。
1曲目からゆったりと始まりますが、その一曲目でジョージ・シアリングだとわかると、後がちょっと間延びしてしまいます。
4曲目にリズミックになってヒギンズのピアノのよさが広がって楽しくなってきます。レオンハートがかっこいいフレーズでアクセントを添えると、これは古い模倣でないよさが感じられます。
5曲目は好きな曲“How Deep Is the Ocean?”この組み合わせでぐいぐいとおしてくれてこれもいい感じです。ギターソロもなかなかということで、次の“Have You Met Miss Jones?”あたりでとても楽しくなってきます。
ところでここまで聴いて、良いと思っているのは、たとえばヒギンズがヒギンズらしいところが見えるところ、別のプレーヤーが個性が見えるところで、7曲目やはりシアリングを意識しすぎた演奏は面白くありません。
ジョー・ロックだって普段このような演奏ではないわけで、それが聴いていて気持ちよいというリスナーもいると思いますが、私は違っています。
8曲目好きな“Nearness of You”でこれ良いです。好きな曲は良くモダンに聞こえるのはこちらの勝手なのでしょうか。
エディ・ヒギンズという名手をしてみれば、このような企画は簡単で、シアリングのサウンドをうまく再現することなどお手のものでしょう。
でも聴きたいのは、今のヒギンズがそれをどう演奏するかであって、その意味、楽しい、うれしいと書いた曲はそれを感じますが、すべてこの感じはちょっと無理があり、企画もの、ムード音楽に組み込まれかねません。

Moonlight Becomes You / Eddie Higgins

Eddie Higgins ( Piano )
Harumi Rhodes ( Violin )
Jay Leonhart ( Bass )
Joe Ascione ( Drums )
Joe Cohn ( Guitar (Electric) )
Andre Emelianoff ( Cello )
Charles Curtis ( Cello )
Joe Locke ( Vibraphone )
Lois Martin ( Viola )

1. What Is There to Say
2. Moonlight Becomes You
3. Folks Who Live on the Hill
4. If I Should Lose You
5. How Deep Is the Ocean?
6. Have You Met Miss Jones?
7. I'll Be Around
8. Nearness of You
9. Be Careful, It's My Heart
10. When April Comes








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