1949年インディアナ生まれのピアニストはまるで知りませんが、ベースのドリュー・グレスがいるので買ってみました。60才を超えるピアニストはここのところの若者とは随分違います。
1曲目、静かに沈んだように始まるテーマ、ゆったりと日常を重ねた落ち着いた表現はこれは若者じゃ出来ない。
2曲目はドリューのべオスソロが中心、ジャケットにあるようなちょっと霞がかかったような感じ。
3曲目とてもソフトなタッチは、自分の主張をぐいぐいと表現するのでなく、まるで曲は鏡のようで、聴いているこちらを移しているような、音楽を聴くのでなく自分を見ているようです。
4曲目、音楽がまるで邪魔をしないという意味でこれバック・グランドにはとてもいいかもなどと考えています。
5曲目は少しテンポを上げて“Lover Man”これとて強いlover Manという主張がなくながれていてそれが11分も超える演奏だといろいろ物思いにふけってしまいます。なんだか日常のいろいろを抱えながらJAZZしているという感じです。
そこで思い浮かんだのがこんな題 “思惑と生きる”。
この思惑読み方によって随分意味が違います。
私はここでは“しわく”と読んで欲しいのですが、“おもわくと生きる”だと胸算用で生きているような、思惑買いなんて言葉もあるし、ウム、実はしたことあるか。
読んで欲しいのは“しわくと生きる”“しわく”とは仏教の言葉で生まれながらに持つ煩悩、習慣的な迷いのことで、修練で断ち切るものだそうです。
ただこちらは修行もままならないので、思惑を抱えながら生きていくのだなあ、などと思うわけで、まあこんなことは若いミュージシャンの演奏では思わない。
どの曲もわが身を振り返るような感じで、一つ一つを聴くという感じありませんが、決して悪くはない、ある意味とても凄いアルバムです。
そんなですからジャケットを見ていたら山頭火の俳句を思い浮かべてしまいました。
「うしろすがたのしぐれていくか」
Day Dream / Steve Rudolph
Steve Rudolph(p)
Drew Gress(b)
Phil Haynes(ds)
2009年3月25&26日ペンシルヴェニア州Lewisburg、Bucknell大学Sigfried Weis Music BuildingのNatalie Davis Rooke Recital Hall
1. Some Other Time
2. Beautiful Love
3. Viola
4. Turn Out The Stars
5. Lover Man
6. I Get Along Without You Very Well
7. Theme For Maxine
8. Day Dream
9. A Weaver Of Dreams
このアルバムがそこそこの評価を得たのが第一。
ACT困るようなアルバムもありますが、なかなかのものもあり、とても困ったレーベルですが、そんなのが実は好きです。
セールで500円ぐらいのACTあるととても欲しくなります。
一枚買いました。
Tore Brunborgが吹いているんで即買いでした、500円。
ここでゆるして。
ブラザー最中さま、こんばんは。
イェーテボリの森で、とてものびのびした兄弟と出会いました。
確かに、弟のトランペットの才能の方が、ちょっと、頭がでてるかもしれませんが。。
でも、きっと、お兄ちゃんあっての、弟だと思います。
兄弟で、仲良くして欲しいな。
ダニエルソンのチェロは素敵ですね。
もう一枚のアルバムも、よかったのですが、、
ちょっと、出かけなくちゃならなくなって、、
また、ブログでの、アルバムの記事はおあずけです。つぶやけたらつぶやきます。
どうも、ありがとうございました。
いつもありがとうございます。
このピアニスト、タッチがとても柔らかですね。そこが一番いいところです。
でも、特にメロディが凄いちか、テクがあるとか、ハーモニーが面白いとか、ありません。
ある意味耳が集中しないけど、ちっとも邪魔にもならない面白いアルバムです。
このアルバムの中から、好きな部分が見つかるとそれがきっと好みだと思います。
Jazz(piano)聴くようになって1年です。
詳しくないので簡単なコメントしかできませんが、こちらで勉強させて頂いております