アルバムを手に入れて記事にするまで時間がかかるものがあって、一つはまだ早いという気持ちで満ちるのを待つアルバムと、どうもはっきりと書けないアルバムとこれは記事にしないなと思うアルバムがある。
昨日のクリス・ポッターのアルバムなどはじっくりと満ちる時間が欲しかった、ってあまりたいしたことは書いていないけど。
もっと前に手元にきていて記事にしていなかったアルバムは、大好きなソルト・カルテネッカーの新しいアルバム「1705」、聞いた途端にピピンとこない、大好きだから期待が大きすぎることがあるけれど、それだと思う。
ただし、聞けばいいところあるけれどどこがピピンと来ないかはっきりさせなければ記事にはならない。
1曲目まずゆったりとした始まりはちょっと戸惑います。この1曲目で調子をくるわしたのか、このアルバムアコ・ピアノ・トリオとしては前作「Winter's Tale」から6年ぶりのアルバムではないでしょうか。そしてこの前作でもすこし戸惑ったのを覚えています。
こっちがかってにソルトのイメージつくっているのかもしれません。わがままですまん。
2曲目スラブ風メロディからソルトらしい速弾きフレーズ、やっぱいソルトです。
3曲目もソルトらしいフレージング、粒だって、硬質で転がるようなのがすきなのです。
ですからそんなところを注意して聞き取るのですが、4曲目なんともテーマがシンプル。
5曲目も繰り返されるリフレインが長くって、その間にドラムスがソロをとっているのですが、どうも気になる。このシンプルなリフが多いことがいまいちキチッとはまらない理由のような気がする。
それだから7曲目、長いアドリブ・フレーズを速弾きすれば、これぞソルトの魅了とやっぱいソルトは良いと思うのでした。
8曲目のフレージングも好き、我儘ですまん。
1705 / KALTENCKER Zsolt
Zsolt Kaltenecker (p)
Bela Piri (b)
Andras Des (ds,per)
1.Down the Hill
2.Arzua
3.Eukalyptus Trees
4.Witches Everywhere
5.Indefinable
6.Sunshine Song
7.Prime Numbers
8.Space
9.Angels
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