
新春はこのアルバムが1番でしょうと思っていたけれどちょっと隣から入ってでもやっぱりこれは記事にしておきたい。
去年買っておいてあった何枚かの一枚。最初にガラティを知ったときはあまり有名ではなかったけれど、あれから10年以上たって店頭にもきちんと並ぶようになったからうれしい。
前作と同じメンバーでの録音のようだけれど、ガラティがまた一つ存在感をあげたような素晴らしいアルバムに仕上がっています。
1曲目の透明感のある静かな入り方が、聞くほどによくなってきて、それが2曲目1曲だけジョビンにInsensatezのアレンジにつながっていくのがとてもうまい。
ガラティのアルバムは数えたらこれで12枚目になるけれど、今度のアルバムではいつものような美しい曲は変わりはないおだけれどその演奏の変化に驚く。
3曲目美しいメロディをその美しさを抑制して演奏する、こんなにストイックに表現しているのは今回が初めてではないだろうか。
メロディも音も違うのだけれど、ブラッド・メルドーを思い浮かべあがら聞いている。
クラシカルな5曲目もなんと抑制を聞かせて、しかしガラティほどロマンチックなメロディを書く人もめづらしい。
そして6曲目がタイトル曲”On A Sunny Day”ちょっと淡い感じのやわらかい日差しがまさにジャケットの菜の花のようで、正月明けのあいさつ回りなどが一段落した後のお休みにとても気持ちが良い。
そういえばすでにこのアルバムが春に一番と思って記事にしているお友達が二人いるけれど、どうぞ今年もよろしくお願いします。
ということで今日みたいなSunny Day に二つのアルバムを並べてみたかったのです。

さて今日、毎年一緒に旅行する仲間と新年買いです。
去年買ってとっておいたアルバムに今年仕入れたアルバムが加わってかなりレベルの高いところからスタートを切りました。
どうぞ今年もおつきあいください。
On a Sunny Day / Alessandro Galati
Alessandro Galati (p)
Gabriele Evangelista (b)
Stefano Tamborrino (ds)
1.Baloons
2.Insensatez
3.In Beijing
4.Crazy Winter in Town
5.L'Incontro
6.On A Sunny Day
7.Drop Down Tango Shore
8.Hungaria
9.MMMM
10.Smell of The Air
11.Yellow Brain