JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

ある意味あたたかいアルバム The Muse / Tom Knific

2014-07-05 21:08:59 | 聞いてますCDいいと思う


500円ぽっきり(税込)で買った4枚目はリーダーはまるで知らない人でベースの人のようです。
買ったのはメンバーにフレッド・ハーシュの名前があるから、ただしそれだけですが聞いてみたくなりました。
録音は2009年から2010年ハーシュは3曲演奏ですからどれかの一日でしょう。

ハーシュの新作は出たかりの(いやすぐに記事にします)「FLOATING」が2013年のはずです。このアルバムを録音された時は、私たちが復活というか元気なアルバムを聞いた「whirl」が2010年の録音ですから、このアルバムその前は後ろという状態です。
どちらにしても「whirl」がアルバムのリリースだけでも喜びたったので、ちょっと価値観はふつうではありませんでした。

そして新作「FLOATING」の話は明日にして、この「whirl」の後先かわかりませんがこのアルバム、私は前だと思います。

ハーシュは3曲弾いて、ほかにたぶんリーダーの息子がピアノを弾くグループの演奏とゲストヴォーカルとのリーダーのデュオというとても自主盤みたいなアルバムです。

注目のハーシュは3曲、リーダーのベーシストの曲を演奏しますが、そのうち最初と最後は同じ曲をトリオとソロとなります。ですから実質2曲。

1曲目、おとなし目のハーシュのピアノが印象です。
2曲目、サックスはふつうというか、ベースもドラムスも普通の漢感じです。
3曲目と5曲目がレノン・マカートニーの曲でそれぞれゲスト・ヴォーカルとのベース・デュオ、5曲目の黒人男性はかなりスキャットのアドリヴも入れます。
6曲目ハーシュの入ったピアノ・トリオ、静かな演奏である意味ハーシュの演奏一面です。

時期を考えるとなんだか復帰リハビリみたいな時期ですが、真面目なハーシュそんなことはしない、きっとリーダーにこわれて参加して弾いているのでしょう。

激しくも、研ぎ澄ましたようなハーシュでありません。ジャズ・ピアニストが別の人のアルバムに参加する場合、自分だけが目立てばいいとうプレーはしません。このハーシュ、リーダーのベーシストの技量に合わせたピアノを弾いているのです。ですからハーシュ何にこれ?なんてことは決してない、逆にいえば回復期のハーシュを暖かく気合いあたえているベーシストも目に浮かぶのであります。

ということで、演奏自体は特に何もないといったほうがいいかもしれませんが、ジャズ・アルバムを作る暖かい心づかいが伝わってくるアルバムでありました。

The Muse / Tom Knific

Tom Knific(b)
Fred Hersch(p)
Chris Beckstrom(sax)
John Knific(p)
Taylor O'Donnell(vo)
Mark Jackson(vo)
Keith Hall(ds)
Jamey Haddad(perc)
Ryan Andrews(ds,perc)

1. A Bridge for Mostar
2. 1-18
3. If I Fell
4. The Muezzin of Goreme
5. Blackbird
6. The Muse
7. That Day in May
8. A Bridge for Mostar
コメント
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