JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

秋の芳醇 Runing / Julian & Roman Wasserfuhr

2013-10-26 22:04:04 | 聞いてますCDおすすめ


出ていたのは知っていたけれどショップで見かけないしネットのは高いと思っていたら許せる値段のものが見つかってやっと入手。そしたら季節を待っていたような内容にうれしくなってしまいました。

鼓動のように」で知り合ったのが4年前フリアンはまだ二十歳の若者でその上手さとフレシュに舌を巻いたものでした。
その次が「この先を曲がると秋」でなんだか秋を感じる時に訪れてくれます。

フリューゲル・ホーンかと思ってしますやわらかいトランペットの音、お兄ちゃんのロマンのピアノも澄んだ美しさで1曲目から思い通りの始まりです。
2曲目、弦をバックに入れてペットのアドリブ、フレーズがあふれていてこの子貫禄もついてきたみたいな24歳、貼り付けた記事の写真を見てください。
3曲目、ゆったりしたフォーク調のバラッド、これもバイオリンとチェロがバックに入ってぬくもりと広がりを持った演奏。
4曲目、上手くなってゆく過程がもしくは成長が解るペットのソロ、ベースがラース・ダニエルソンみたいに一寸弾きます。
5曲目香り立つようなやわらかさ、仕込んだお酒がふくよかさを増してきたような感じ、ですから今度のアルバムは芳醇の秋、だいぶ深まってきました。
6曲目いかにもこのグループが演奏するスタイルでビートルズの“Nowhere Man”、ゆったりしたバラッド演奏、ベース・ソロ、このベーシストの師匠はラース・ダニエルソンだと思う。
そんな感じがつづいて9曲目“Go On”では一寸スティーヴィーみたいなヴォーカルが入るしゃれたポップ。
最後の曲もヴォーカル入りで“See You Again”とフォーク調の美しい演奏、若者のロマンチシズムも織り込まれたような出来たら3枚とも聞いて欲しくなる若者たちです。(ACTで視聴できます。)

Runing / Julian & Roman Wasserfuhr

Julian Wasserfuhr(trumpet & programming)
Roman Wasserfuhr(piano, keys)
Benjamin Garcia Alonso(bass)
Oliver Rehmann(drums & percussion)
David Rynkowski(vocals)
Kaori Yamagami(cello)
Eduard Bayer(violin)
Gerald Wasserfuhr(clarinet)

1. Weary Journey
2. Bachelor [Over The Ear Look]
3. Behind Blue Eyes
4. Adonis
5. Stoned Remote
6. Nowhere Man
7. 7 Gegner
8. Rocholz-Korosak
9. Go On
10. Joy And Sorrow
11. Hilmar
12. Uncertainty
13. See You Again
コメント (2)
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