JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

ジグザグ運転 plastic temptation / bedrock

2013-10-02 22:11:01 | 聞いてますCDいいと思う


ユリ・ケインの新しいアルバムを手に入れたけれど予想とはちがってフリー・インプロを多くしたものだった。
この人もし運転しているのだったらハンドルを右に左に大きく切ってまったくどっちに行くかわからない、その前が古いニューヨークの街の音をとらえた「ティンパンアレイ」というアルバムだったから今度は今風を聴きたいという感じでした。
ジャケからてっきりそっちだと思いこんでしまったわけです。
そんなんでハンドルをそっちに切ってみようとそちらの中古アルバムを拾ってきました。このユリ・ケインがリーダーのバンド2001年と2005年にアルバムを出していて、このバンドびゅーんと走って行ってしまうので「8マン 走る」なんて記事にしていました。

今回は2009年のサードです。

1曲目電子音からエレべがロックのリズム、プログラム音とキーボードとフュージョンは、2009年だからそれほど古いアルバムではないけれどノスタルジーが織り込んであるのかな。
4曲目、R&Bが入って歌っているのは、ニューヨークの歩道でも歌っていた女性です。
6曲目古い生ピアノのような音のバックのリズムは打ち込みのようにして、題名が“Count Duke”。
7曲目はSF映画音楽のような音になってるけれどこれもユリにはノスタルジーなのかもしれません。
8曲目、オルガンの音をバックにゴスペル調のvocal、いかにもタイトル“Till You Come Back To Me”という感じの曲。
その後も電子音とかテクノ風とか続いて13曲目はラグ・ピアノを一瞬ひくとプツンと切ってシリアスなフレーズ。
14曲目は突然のテクノ調ボッサのリズムに女性スキャット、打ち込みみたいなリズムにしているので普通のボッサじゃなくて宇宙的。
16曲目がラグ調フリーでそのあとロックにもどって全部で18曲もはいっています。
それを右や左のジグザグ運転、全くこの人何をするかが予想付きませんから次が気になります。

ってそういえば、真っ直ぐに走っていないような気がします。


Plastic Temptation / bedrock

Uri Caine Keyboards
Tim Lefebvre Bassand guitar
Zach Danziger Drums
Barbara Walker Vocals
Elizabeth Pupo-Walker Percussion
Recorded March 2009.

1. Overture
2. Prelude For Sheldon
3. Noid
4. Roll With It
5. Duke Countdown
6. Count Duke
7. Riled Up
8. Till You Come Back To Me
9. Plastic Temptation
10. Seven Year Glitch
11. Work It Out
12. Mayor Goldie
13. Victola
14. Lemonana Vasconcelos
15. Ink Bladder
16. Lunchmeat Concerto In E Flat Minor
17. Garcia
18. Organ Thunder
コメント
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