JAZZのショップにいくと必ず見る棚がMのイニシャルのところで、Mには良い人が多いのです。
monakaさんは置いといて、そのうちの一人がミシェル・フォアマンですが、これがなかなか巡れいあえません。
新しいアルバムが出てるのをしっていましたが、いつまで経ってもショップに並ばないのです。そんな中、中古でであったのが一年前の記事“人生に残せるもの”の「ONLY A MEMORY」でした。
デヴューまもないフォアマンの素晴らしいピアノ・ソロで、益々新しいアルバムがききたくなりました。ところがショップには並ばない日々、最近HMVにあったので頼んでみたら1週間で届きました。 ヤレヤレ
2010年に出たアルバムですが、The Music of Mitchel Forman,Gerry Mulliganand Rich Rosa.とあります。それでフォアマンのピアノ・ソロですがプロデゥーサーにジェリー・マリガンとあります。マリガンって1996年に亡くなっているんだけど、って見てみるとこの演奏1979年の録音でした。ってことは「ONLY A MEMORY」が1982年だからその3年前フォアマンが24歳、フォアマンの一番古い作品というになりそうです。
アルバムタイトルが「LOST AND FOUND」そこらへんがこのアルバムの由来です。失くして見つかった。
フォアマンは最初マリガンのバンドでスタートしましたが、マリガン・カルテットの一員としてヨーロッパ・ツアーの最中マリガンの提案でミラノで録音したもの、とても良い演奏でしたが、その音源がマリガン届くことなく長い月日がたって、それがマリガンのオクサンに今になって届いたようです。
で販売されたようで、新しい演奏ではないのです。ちなみに最新のアルバムは7人のヴォーカリストを招いた歌物です。
演奏はですからマリガンの曲“Jeru” からでこれは明るくスライド・ピアノ調の演奏で始めます。
2曲目はフォアマンの曲、もはやフォアマンで、それもみずみずしい、「ONLY A MEMORY」より若い(あたりまえか)
でもフォアマンの作る曲ってなんて優しさと美しさを持っているのでしょう。
12曲中8曲がフォアマンの曲で、うれしいことに「ONLY A MEMORY」で演奏されている“Ramona's Fancy”や好きな“Hospitality Creek ”が収録されていてます。
みずみずしいフォアマンを楽しむことができて、ファンとしてはこの演奏が見つかってよかったよかった、マリガンもとても良い人だったと思います。なくしたものが見つかることはとてもうれしい、ホッとしながら天に感謝するわけです。
Lost and found はいいけれど、どうもこちらはlost and lostの日々で、毎日探し物をしているという、とても危険な症状がでてきていて、実は今日も・・・・・という状態です。
・・・・・アレッ今日は何をlostしたんだっけ。
LOST AND FOUND / MITCHEL FORMAN
MITCHEL FORMAN piano
1. Jeru
2. Angelica
3. Magical Mundo
4. Butterflies With Hiccups
5. East Village Invention
6. Tall Boots
7. Travels In Three
8. Hospitality Creek
9. Willow Tree
10. Ramona's Fancy
11. The Light Of Smiles
12. Angelica (Alternate Take)