JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

13年前の大阪で the Osaka concert / BARNEY WILEN

2007-03-09 21:59:39 | 聞いたけどCDどちらでも
昔のマイルスとの共演やオートジャズの思い出や、アルファジャズに残したアルバムで好きなサックス、BARNEY WILENのアルバムに出会って拾いました。
1999年にフランスのTremaレーベルから出ていますが、ジャケ写真から見ると1994年大阪でのコンサートでの模様です。既に日本企画に参加していますので、来日してレコードにする権利はフランスの会社にあったのでしょう。
選曲は日本コンサートですから、それにあった曲が選ばれています。1曲目シャンソン“残されし恋には”はバルネの歌心一杯のソプラノが職人のように上手く感じます。ピアノソロ、ベースソロともなかなかよい感じです。
2曲目も有名なシャンソン、ベースのラインが気持ちよい。メンバー紹介の後の3曲目は“枯葉”で絵に描いたようですが、演奏自体はしっかりしています。
4曲目は“パリの空の下”バリトンのメロディーとバックのリズムが、コンサートを段々盛り上げてくるようです。バルネはどのサックスもとても上手く歌いますが、上手すぎるところ、職人みたいで、急にどうでもいいと思うときが来ます。ところがその後またその味が良くなるように感じる不思議な人です。
5曲目は、日本公演用、五木の子守唄、ソプラノでのテーマはちょっと困りますが、ソロになるとメローな演奏で雰囲気もよく決して悪くありません。ただ知らない曲を演奏しているのはわかってしまいますし、まとめも苦労します。
6曲目、7曲目で“NO PROBLEM”と“NIGHT IN TUNISIA”ですからこれでフィナーレなのでしょう。急にドラムスが全開です。ホール録音で音も良くありませんが、ピアノソロなかなかです。
最後の“NIGHT IN TUNISIA”凄くバルネの緩急を入れる演奏で向いた曲のように思うのですが、意外とあっという間に終わります。コンサートならもう少し燃えて欲しいところは、いまいちでしょうか。
どちらにしても、ちょっと地味で、良いような、どうでも良いような、コンサートということは好きな人は好き。


the Osaka concert / BARNEY WILEN

Barney Wilen saxphone
Laurent de Wilde piano
Gilles Naturel bass
Peter Gritz drums

1 QUE RESTE-T-IL DE NOS AMOURS
2 L'AME DES POETES
3 LES FEUILLES MORTES
4 SOUS LE CIEL DE PARIS
5 LULLABY POUR ENFANT-TALISMAN
6 NO PROBLEM
7NIGHT IN TUNISIA
コメント
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