じめじめした日々が続いていますが、次には暑い暑い夏が来るのですね。
来る前からへこたれていてはしょうがないので、今年の夏はこれで行くことにしました。
説明不要、ブルーノートの大ヒット作、このblogをお読みになる方ならば必ず聴いたことがあるメロディです。
1959年ブラジル人のジャアルマ・フェレイラという人が発表した曲を、H・モブレーが1965年のアルバム「DIPPIN'」で演奏しています。ボサノヴァでありながら、グルーヴィーでホットです。
テナーとペットのユニゾンで哀愁あるテーマを始めて、リフの部分でタムがストトトトと鳴ると段々とお腹の底に熱い力が貯まっていきます。まだまだ熱いものを感じられます。いつ聴いても青臭くない若々しさを呼びます。
同じく聴いているのが (実はこちらを先に聴いていて、二つのリカードサンバという記事のつもりでした。)この2枚のアルバムです。
1991年にIDA Recordsとアルファレコードから続けざまにでた2枚です。
リカードを2枚で演奏してますがこの違いもおもしろい。
IDAの「サンクチャリー」ではパレ・ダニエルソンのベースとフィリップ・キャサリーンのギターのトリオです。
とてもソフトな音色のテナーはゆったりとささやくように始めます。ギターがボッサのリズムを刻むと段々とテンポをあげて歌うような流れるメロディで乗るところは乗ります。
変わってアルファ「モダン・ノスタルジー」ではレギュラーカルテットに4人のメンバーを追加したボサノバと言うよりサンバに近いリズム強調の演奏。
ここではアルトでハイテンポで入って少し攻撃的にすぐアドリブです。あふれ出るフレーズをグイグイと吹きまくるバルネもこれは凄い。
リカードの方向がまるで違うのに、2つともとても良いわけで、バルネの凄さを改めて思った2枚でした。
でもってこの曲が聴きたいとHANKに戻っていったのでありました。
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