自民党総裁選の投開票が9月27日に迫るなか、9名の立候補者が連日のように各地で論戦に臨んでいる。
当選すれば事実上の総理大臣となるが、新たな舵取りによって国民の生活も大きく影響を受けそうだ。
誰が総理に成っても何も変わらない「操り人形」ばかり・・・。
いっぽう昨年は裏金事件や旧統一教会との癒着が取り沙汰され、党の評判を落とすことに?
誰が新総裁に選ばれるかによって、党の支持率も左右されるだろう。
報道各社による世論調査では、石破茂元幹事長(67)、小泉進次郎元環境相(43)、高市早苗経済安全保障相(63)が支持率の上位だった。
だが演説会や討論会での発言が波紋を呼び、不信感をあおっている候補者も……。
果たして、世論が「総裁になってほしくない」と感じている人物は誰か。
そこで今回は、世代別にそれぞれ男女500人を対象としたアンケート調査を実施。
なお、30代~40代と50代~60代の調査では「総裁になってほしくない」と選ばれた上位3名が同一人物だったため、本稿では両世代の結果をまとめて紹介する。
まず3位に選ばれたのは、18歳から20代を対象とした「総裁になってほしくない ランキング」でも同じく3位だった高市早苗経済安全保障相(63)。
’21年の総裁選で後ろ盾となった安倍晋三元首相(享年67)の“継承”をアピールし、総合的な国力の強化や戦略的な財政出動などを公約に掲げている。
9日の記者会見では、「経済成長をどこまでも追い求め、日本をもう一度世界のてっぺんに押し上げたい」と訴えていた。
男系男子による皇位継承を重要視し、選択的夫婦別姓への慎重姿勢などから保守層の支持が厚い。
非核三原則についても「アメリカの拡大抑止の下にあるのであれば、『持ち込ませず』という部分についてはどう考えるのか。
しっかり議論しなければいけない」と見直しを求め、注目を集めていた。とはいえ、強い独自色に不安を感じた人もいたようだ。
「選択別姓に消極的」(38歳・女性)
「保守色が強いと思いました」(39歳・女性)
「夫婦別姓反対を主張しているから。核兵器保有もやむを得ないという考えには賛同できないから」(43歳・男性)
「保守的な考えに偏っており、現在の日本社会の実情とかけ離れた政策を行ないそうなので」(54歳・女性)
「前回の総裁選で、安倍元総理の考え方を完全に踏襲する方向性を出していた人だから」(64歳・男性)
続いて2位は、河野太郎デジタル相(61)。
18歳から20代を対象とした「総裁になってほしくない ランキング」では小泉氏と順位が入れ替わる結果となったが、デジタル化を推進する“押しの強さ”が不評のようだ。
これまで“押印廃止”など大胆な行政改革を行ってきたが、マイナンバーカードと健康保険証を一体化させたマイナ保険証の導入には反対の声も多い。
現行の健康保険証は12月をもって廃止予定とされているが、経過措置が最長1年間あるとはいえ、任意だったはずのマイナンバーカードが事実上の強制になることも懸念されている。
さらに今月3日にはXで《移行期間を経たうえで年末調整を廃止して、すべての国民に確定申告をしていただきます》と呼びかけ、総裁選でも“確定申告の義務付け”を公約に掲げている。
だがマイナンバーカードで所得を把握されることや、税務署員の作業負担が増える可能性があることから批判の声が相次ぐ事態に。