出荷停止で、何故、健康に影響なし?
被曝事故が起きた3号機のタービン建屋の地下1階で工事をしていた作業員3人が、身につけていた測定器のアラームが鳴っているのに作業を続けていたために、2人はベータ線熱傷が起きる可能性があるとして病院に搬送され入院したが、今はいない!
被曝を受けた水たまりの放射線量は、燃料棒を冷やす冷却水の約1万倍もあったというから驚きです。
3号機で復旧作業にあたる東京電力の下請け会社の作業員は、
「事故の話を聞いてゾッとしました!」
「契約の仕事量が達成できないとカネを払ってもらえないことがあって、つい無理をする。」
「測定器はよく故障するし、警報が鳴ってもベテランになればたいていは無視します!」
「あとはもう勘ですね!」
「もともと東電は、作業員の安全なんて眼中にありません!」
「使い捨てです!」
「『作業員の代わりはカネを出せばいくらでもいる!』と昔から言っていました!」
福島第一原発で使われているマークⅠ型原子炉は、格納容器が小さすぎるという欠陥があり、高濃度の放射能を帯びた冷却材が漏れ出しているのは、建設当初からである!
東電は、格納容器の欠陥を知りながら、今日まで隠蔽して来た罪は、償いきれまい!
圧力容器が損傷して外と通じている可能性を認めたのだから、冷却材が外部に漏れていたのは確かである!
圧力容器損傷という重大事故が、起こる可能性は当初から分かっていたが、アメリカに押し切られてしまっていた!
外圧に抗しきれないおんぼろ政府である!
今まさに、黒船の到来後の日本であるかのように錯覚するが、日本民族の誇りと絆は、いったい何処に行ってしまったのだろうか!
戦後の教育が悪かったとばかりで、片付けられるべき問題でもない!
何等かの、大きな力に日本国民はコントロールされているからである!
(詳しくは、人類への警告Ⅳ「人類はアンドロイド」で説明します!)
【放射能とは何にか!】
放射能、放射線、放射性物質。
●放射線→高いエネルギーを持った電磁波や粒子。物質を透過する性質がある。
●放射能→放射線を出す能力。
●放射性物質→放射線を出す物質。ニュースでよく聞くヨウ素やセシウムなど(ヨウ素にはヨウ素131、132、134。セシウムも134、136、137と種類がある)
もうひとつわかりにくいのが、単位です!
●ベクレル→放射能の強さを測る単位。
●シーベルト→放射線の人体への影響を表す単位。
(マイクロシーベルトの1千倍がミリシーベルト。その1千倍がシーベルト)
食品などへの汚染度を見るのはベクレルですが、人体への影響を見るには、その数値をある計算式に基づいてシーベルトに換算します!
ヨウ素131なら、
ベクレル×2・2÷10万=ミリシーベルト
セシウム137なら、
ベクレル×1・3÷10万=ミリシーベルト
となります。
「半減期」という言葉は、「放射能が元の半分になるまでの期間」を指します。
放射能は半減期を繰り返しながら弱まります。
ヨウ素は8日。
セシウムは30年と長いく。
プルトニウムは2万4千年。
ウランは45億年と天文学的です。
核分裂で生じた放射性物質は「死の灰」と言われます。
【被ばくするとどうなるか?】
放射線が人体に与える影響は大きく二つあります。
ひとつは放射線を受けた人の体に出る「身体的影響」。
人の子孫に現れるかもしれない「遺伝的影響」。
さらに「身体的影響」にも、
放射線を受けて数週間以内に症状が出る「急性障害」と、
数カ月から数年たってから症状が出る「晩発性障害」がある。
1回に1千ミリシーベルト以上の放射線を浴びますと、急性障害で、吐き気や頭痛、白血球の減少などの症状が出ます。
100ミリシーベルトでは、そういった症状は出ませんが、放射線のエネルギーで細胞に傷が付いて、将来、がんになる可能性が確率論的に出てきます。
ですが、100ミリシーベルト以上を浴びても、すべての人が将来、癌になるわけではありません!
人間の細胞には、傷を治す力があり、治すからなのです。
たまたま傷が治せないまま何十年も時間がたつと、最終的に遺伝子の不安定さを引き起こして発がんの芽になってしまいます!
放射線を一度に浴びるのではなく、被ばく量が蓄積して100ミリシーベルトを超えた場合はどうか?
時間をかけて少しずつ被ばくしたのなら、細胞の少々の傷もすぐに治るので、一度に被ばくしたときよりは影響は少ないでしょう。
一方で、30歳で100ミリシーベルトを浴びるとその後の40年間でがんのリスクが約5%増えるというモデル計算もあり、浴びていないときのリスクが30%なら、30%に対する5%アップの31・5%になります!
放射線を浴びて発がんする人は、そのうちわずかかもしれませんが、当事者となってしまった人にとっては『癌になるかならないか』の、どちらかでしかありません!
被曝は一般人と放射線作業に従事する人、さらに当事者が納得して受ける医療被曝の三つを分けて考えなければなりません!
医療用X線の何分の1だから大した量ではない、なんて政府も、メディアも唱えるべきではありません!
国民は、勘違いしてしまいます!
レントゲンも、CTスキャンも、避けるに越したことはありません!
【外部被曝と内部被曝】
被曝には、外部被曝と内部被曝の2種類があります。
体の外から放射線を浴びるのが「外部被曝」で、医療用のレントゲンも、CTスキャンもそうです。
放射線には、α線、β線、γ線、X線などがあり、それぞれ物質を通り抜ける力が違います。
外部被曝の場合、体内に届くのは主にγ線だが、γ線はすぐに体から出てしまいます。
一方の内部被曝は、放射性物質を含んだ空気を吸うことや、汚染された水や食べ物を口から摂取することなどが原因となります。
同じ放射線でも、外から浴びる外部被曝と体内から浴びる内部被曝ではまるで身体に対するダメージが違います。
放射性物質が体内に入ると、24時間ずっと放射能を浴び続けることになってしまいます!
内部被曝は、遺伝子を集中的に破壊するα線や、β線も体内に侵入してきますから、要注意です!
そして、いちばん怖いのは放射線が遺伝子を傷つけることです。
癌につながります!
水や野菜に含まれる放射線量が基準値以下であっても、軽視は禁物です。
政府や、東電は体内被曝の実態を正確かつ誠実に国民に知らせるべきです!
放射能を軽視しては、いけません!
外出時は、マスク着用を厳守してください!