ワタミ社長の渡邉美樹の『強運になる4つの方程式―もうダメだ、をいかに乗り切るか』祥伝社新書を読みました。
渡邉さんは、外食産業「ワタミグループ」の他、教育や介護の仕事でも有名です。
運は自ら引き寄せるもので、運を決定するのは生まれた場所や年月ではなく、その人の行いであると書いてあります。
渡邉さんは、仕事でも人生でも二つのシナリオをあらかじめ考えておくそうです。
「こうなったらこう」と「こうではなかったらこう」と。
物事には、前提とゴールがあり、入口と出口は決まっているとコムスンの例を引いて話しています。
強運になるには、4つのやりかたがあると言います。
【第一の方程式 神様が応援したくなるような努力】
会社を起こすとき、資金の300万円は佐川急便でサービスドライバーをして貯めます。
当時の佐川急便は過酷な労働で有名でしたが、額に汗して貯めることを第一に考えて1年間で用意しました。
【第二の方程式 原理原則を外さない】
原理原則は確率論でもある。
運は、順番に回るもので、流れが自分にきたときに、よい流れをできるだけ長い間維持するのが大切だ。
流れを維持するのはセオリーがあり、それは確率論で分かる。
フランチャイズをしていた「つば八」を取るか、自分が起こした「和民」を取るかになったときは、利益からいうと減収の「和民」を取った。
これは会社が生き残るより、自分が自分であることを優先させたから。
売り上げが上がらない事業は、社会から歓迎されていないというように解釈する。
自分がいいと思うことを提案しても、売り上げが上がらないということは、受け入れてもらえていないということ。
組織というのはトップが99%であって、部下が納得していようがいまいが関係ない、その後、ちゃんと理解させればいい。
「和民」は、自分がお客だったらしてほしいと思うことを実践した。
会社を長く続けるためには、損得ではなく、善悪を判断基準とする。
【第三の方程式 明るくて、人との出会いがある】
元気よく挨拶をし、明るく接することをモットーにしていると、人との出会いをもたらしてくれる。
「つぼ八」の石井誠二さんには、2度も大きなお世話になった。
冷凍品の店と手作りの店は、厨房での作業が全く違う。「和民」が手作りをめざしたのは、このとき。
明るくあるには、落ち込まない。それには、「あるものを数えるようにする」といい。日記や夢手帳も心の拠り所となる。
【第四の方程式 心に一点の曇りもない】
やましいことはしない。
「ありがとう」を集める。
こんな商品があってよかった、こんなサービスがあってよかったと思うから「ありがとう」といいう言葉が返ってくる。
*****
特に【第二の方程式 原理原則を外さない】は、なるほどと思う箇所が多く、付箋が足りなくなりました。
日本のビジネスで成功するには、情と理論の両方が必要だと思います。
この本には、その両方があります。
ワタミの店に行くと、また来ようと思わせる何かがあると思っていました。
こういう考えで経営していらっしゃるのかと理解できる本です。
渡邉さんは、外食産業「ワタミグループ」の他、教育や介護の仕事でも有名です。
運は自ら引き寄せるもので、運を決定するのは生まれた場所や年月ではなく、その人の行いであると書いてあります。
渡邉さんは、仕事でも人生でも二つのシナリオをあらかじめ考えておくそうです。
「こうなったらこう」と「こうではなかったらこう」と。
物事には、前提とゴールがあり、入口と出口は決まっているとコムスンの例を引いて話しています。
強運になるには、4つのやりかたがあると言います。
【第一の方程式 神様が応援したくなるような努力】
会社を起こすとき、資金の300万円は佐川急便でサービスドライバーをして貯めます。
当時の佐川急便は過酷な労働で有名でしたが、額に汗して貯めることを第一に考えて1年間で用意しました。
【第二の方程式 原理原則を外さない】
原理原則は確率論でもある。
運は、順番に回るもので、流れが自分にきたときに、よい流れをできるだけ長い間維持するのが大切だ。
流れを維持するのはセオリーがあり、それは確率論で分かる。
フランチャイズをしていた「つば八」を取るか、自分が起こした「和民」を取るかになったときは、利益からいうと減収の「和民」を取った。
これは会社が生き残るより、自分が自分であることを優先させたから。
売り上げが上がらない事業は、社会から歓迎されていないというように解釈する。
自分がいいと思うことを提案しても、売り上げが上がらないということは、受け入れてもらえていないということ。
組織というのはトップが99%であって、部下が納得していようがいまいが関係ない、その後、ちゃんと理解させればいい。
「和民」は、自分がお客だったらしてほしいと思うことを実践した。
会社を長く続けるためには、損得ではなく、善悪を判断基準とする。
【第三の方程式 明るくて、人との出会いがある】
元気よく挨拶をし、明るく接することをモットーにしていると、人との出会いをもたらしてくれる。
「つぼ八」の石井誠二さんには、2度も大きなお世話になった。
冷凍品の店と手作りの店は、厨房での作業が全く違う。「和民」が手作りをめざしたのは、このとき。
明るくあるには、落ち込まない。それには、「あるものを数えるようにする」といい。日記や夢手帳も心の拠り所となる。
【第四の方程式 心に一点の曇りもない】
やましいことはしない。
「ありがとう」を集める。
こんな商品があってよかった、こんなサービスがあってよかったと思うから「ありがとう」といいう言葉が返ってくる。
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特に【第二の方程式 原理原則を外さない】は、なるほどと思う箇所が多く、付箋が足りなくなりました。
日本のビジネスで成功するには、情と理論の両方が必要だと思います。
この本には、その両方があります。
ワタミの店に行くと、また来ようと思わせる何かがあると思っていました。
こういう考えで経営していらっしゃるのかと理解できる本です。