CSS / CANSEI DE SER SEXY - DELUXE EDITTION
年も開けて、レディオヘッド出演決定で盛り上がるフジロック。そんな今にいたっても懲りずにやってる我がブログの昨年度フジロック・ベスト・アクト、今回はその第2位!! CSSで~す!!!!
いやね、「ルーツな日記」でCSSはどうなの?って思いましたよ。だってディスコ・パンクですから、ルーツのルの字もないですから。でもCSS最高だったんですよ! そりゃ「ルーツな日記」的ベスト・アクトとしては悩みましたよ。いっそのこと、CSSは特別枠として扱って、ルーツ系だけでベスト5を選ぼうかとも考えました。ですがそれではフジロックの面白さに反すると思いまして、やはりここはCSSも含めた全ての出演アーティストから(いや、あくまでも私が観た一握りのアーティストからですが…。)選出させて頂くことにいたしました。という訳で、第2位、CSSです!
初日金曜日、ホワイトステージのトリ前に出演したCSS、実はオレンジのトリを務めたサム・ムーアと被ってたんです…。そうです、私はあのサム・ムーアを蹴ってCSSを観たんです。まあ、それぐらいCSSが好きというか、ラヴフォックスが好きというか、とにかく個人的には今年のメイン級な楽しみだった訳ですよ。
あの日の夜、ヘヴンでアマドゥ&マリアムを堪能し、急いでオレンジのサム・ムーアを一目拝んで、とんぼ返りでホワイトに走った私。名曲「That Lucky Old Sun」を歌うサム・ムーアの声を背中に聴きながら…。しかしこういう断腸の思いでの移動というのもフジロックの醍醐味だったり。そしてアヴァロンを抜ける辺りから気持ちは完全にCSSへ!ラヴフォックスへ! さらにホワイトへと抜ける坂道をくだり、巨大なステージとその前方にもの凄い数のオーディエンスが集まっている様を観た時は、もうなんか「うわ~!!!」って感じでしたよ。そしてステージ向かって右側のそこそこ前の方へ潜り込む。そして開演!!
キーボードの爆音が闇を切り裂く。ラヴホックスがステージ中央へ躍り出る。まだ照明は暗い中、観客を煽るようなアクションを決めまくるラヴフォックス。もうこの時点で興奮は最高潮!! 私も「イエー!!!」だの「ウォー!!!」だの叫びまくり! 始まった曲は1st作から「Art Bitch」。とにかく音がバッキバキ!! 腰の入ったビートが会場全体を揺らしまくる。そしてラヴフォックスが踊りまくる。相変わらず行き当たりばったりこの上ないダンスなんですが、その肉感的な躍動感が、堪らない程に享楽なオーラをまき散らす。やはりラヴフォックス!!
正直な話、セットリストとか覚えてる余裕なんてありません。もうととにかく大興奮で、楽しくて、踊りまくって、ただただCSSが放出するエネルギーに飲み込まれていった感じ。「Let's Make Love And Listen Death From Above」、「Music Is My Hot Hot Sex」、「Let's Reggae All Night」、「Off The Hook」あたりはやったかな? とにかく出音の勢いが半端無い。強靭なビート、そしてギターやキーボードのギラギラとした爆音。これらが生み出す強固かつ濃密なバンド感。CSSってこんなに芯の太いサウンド出すバンドでしたっけ? たしかにホワイトステージのサウンドシステムの力もあったかもしれません、ですがそれだけではない、あきらかにバンドの勢いと自信を感じさせられるエネルギー。デビュー当時のDIYなポップ感覚を残しつつ、完全にバンドとしてのパワーに目覚めた感じ。まさにニュー・モードのCSSですよ!
その証拠にこの時まだリリース前だった新作「LA LIBERRATION」からの楽曲がまたパワー全開で、初めて聴く観客達を飲み込んでいく。ヘヴィ且つバウンシーなリズムにジワジワと侵されていくような「City Grrrl」、レゲエっぽい浮遊感のあるグルーグが不思議なポップ感を生む「Hits Me Like A Rock」、そしてスピード感抜群の「La Liberación」。この曲は格好良いですよね~。曲によってギターとキーボードを取っ替え引っ替えするカロリーナ、アナ、そしてルイザの女性陣もこの曲では3人ともギターをかき鳴らす。ロッックです! しかも歌詞はスペイン語。英語と違う語感が妙な興奮をそそる。この曲を歌うラヴフォックスの弾けっぷりも堪りませんでしたね~。
ラヴフォックスと言えば、やはりそのトレードマークはド派手な全身タイツ姿な訳ですが、やはりニューモード、もう全身タイツではありませんでした。最初はジャケットのようなものを着ていたと思うのですが、すぐにそれを脱ぎ捨てると、胸の当たりに“TRASH"と書かれた、裾をギザギザにカットした真っ赤なTシャツ。そして膝下まであるピチッとしたパンツ。しかもそのパンツを「Music Is My Hot Hot Sex」が始まる瞬間にバシッと早脱ぎ、いや早外しって感じかな?とにかくあっという間に剥ぎ取った後にはピチピチの短パン!! このTシャツに短パン姿で踊りまくるラヴフォックスが格好良い!格好良い! 髪を振り乱し、カオティックな表情を見せながら、飛び跳ね、飛び回るラヴフォックス。時に床に寝転んだり、さらに元気よく側転したり。しかもTシャツに短パン姿っていうのがかえって全身タイツよりも彼女のムチムチなボディを強調する感じで、ポップな色っぽさを発散しまくってました。
それとお約束のネタと言いますか、おふざけもしっかりありました。途中、ラヴフォックが『ドリンクタ~イム!!』とか、そんなようなことを叫ぶと、アナがなにやらボトルを用意(私は覚えてないのですが、ステージ上でラヴフォックスが「八海山ダイスキ」と言っていたという証言があるので、そのボトルはおそらく八海山の一升瓶だったんでしょうね)、そしてラヴフォックスの持つグラスにそそがれる、頃合いを見てラヴフォックスが、「おっとっとっとっと~!!」と言いながらグラスを持ち上げてボトルを遮るという、サラリーマンの飲み会によくある風景を再現。そんなのどこで覚えたんでしょうね!おちゃめなラヴフォックスに乾杯!!
最後の曲「Alala」では、ラヴフォックスによる、これまたお約束の観客へのダイブが敢行される。正直、ホワイトでは無理かな~、なんて思ってましたが、やってくれましたラヴフォックス。観客の頭上で揉みくしゃになるラヴフォックスの勇姿、しかと見届けました。それと、最後に、終始ベースで強力グルーヴを生み出しつつ、バック・ヴォーカルで常にラヴフォックスをサポートしていたアドリアーノの存在感も格別でした。
いや~、ホント、最高のライヴでした!!
さて、実はこれだけではないんです。CSSはこのホワイトステージの出番の前、同じ日の昼間に、オアシスエリアにある岩盤スクエアで、MTVの公開収録とサイン会を行なっていたんです。もちろん私も参加しました! ミーハー魂を炸裂させて前から2列目をゲット。MTVの公開収録ではアコースティック・セットによるライヴ演奏が。パーカッション、アコギ、ピアニカ、チープなキーボードなどで演奏される新曲「Red Alert」、「Hits Me Like A Rock」。ラヴフォックスのいつもの弾けた歌いっぷりとは違う、押さえた歌声が良かったです。メンバーもジャムっぽい雰囲気を楽しんでるようでしたね。インタビューでアコースティックは初めてと語っていたので、貴重なライヴを見れました。しかも間近に!!
そしてお楽しみのサイン会。メンバー全員にサインを頂きました!(写真上) 私はこの時、これみよがしにラヴフォックスのデザインTシャツを着ていたのですが、ラヴフォックスはそれに気づいて「サンキュー」と言ってくれました。私もいい加減な英語ながら「My favorite T-shirt!」とか言ってみましたら、今度は日本語で「ありがとう!」と応えてくれました。そのラヴフォックスに「What your name?」と聞かれたので、「リョウジ!」と答えて、書いて貰ったサインが下の拡大写真(左)。Yoji…。それじゃヨウジだから…。そのサインを見たアナも握手しながら「サンキュー、ヨウジ!」みたいな。ま、いいですけどね。
ちなみに、数年前にCSSが来日した際に頂いたサイン。この時も名前を聞かれ、「リョウジ」と答えましたら、ひらがなで「りおじ」と書いてくれたラヴフォックス。下の拡大写真(右)。いつになったら、私の名前を分かってくれるのか?いや、もちろん私の伝達能力の低さに問題があることは分かっていますよ。ま、そんなことも含めて、ラヴフォックスってキュートな人ですよね~!
こんなフジロックの興奮ももう昔の話、懐かしく思い返しているうちに、明日、1月14日は待ってましたのCSS単独公演、新木場スタジオ・コーストです! もちろん私も行きますよ~! 年甲斐もなく弾けてきます!!
~関連過去ブログ~ お時間有ったらぜひ!
11.10.16 フジロック・ベストアクト 番外編 その3
11.09.30 フジロック・ベストアクト 番外編 その2
11.09.29 フジロック・ベストアクト 番外編 その1
11.09.23 フジロック・ベストアクト第3位! アマドゥ&マリアム
11.09.19 フジロック・ベストアクト第4位! ウィルコ
11.09.17 フジロック・ベストアクト第5位! マーク・リボーと偽キューバ人達
11.08.05 フジロックの10曲!
年も開けて、レディオヘッド出演決定で盛り上がるフジロック。そんな今にいたっても懲りずにやってる我がブログの昨年度フジロック・ベスト・アクト、今回はその第2位!! CSSで~す!!!!
いやね、「ルーツな日記」でCSSはどうなの?って思いましたよ。だってディスコ・パンクですから、ルーツのルの字もないですから。でもCSS最高だったんですよ! そりゃ「ルーツな日記」的ベスト・アクトとしては悩みましたよ。いっそのこと、CSSは特別枠として扱って、ルーツ系だけでベスト5を選ぼうかとも考えました。ですがそれではフジロックの面白さに反すると思いまして、やはりここはCSSも含めた全ての出演アーティストから(いや、あくまでも私が観た一握りのアーティストからですが…。)選出させて頂くことにいたしました。という訳で、第2位、CSSです!
初日金曜日、ホワイトステージのトリ前に出演したCSS、実はオレンジのトリを務めたサム・ムーアと被ってたんです…。そうです、私はあのサム・ムーアを蹴ってCSSを観たんです。まあ、それぐらいCSSが好きというか、ラヴフォックスが好きというか、とにかく個人的には今年のメイン級な楽しみだった訳ですよ。
あの日の夜、ヘヴンでアマドゥ&マリアムを堪能し、急いでオレンジのサム・ムーアを一目拝んで、とんぼ返りでホワイトに走った私。名曲「That Lucky Old Sun」を歌うサム・ムーアの声を背中に聴きながら…。しかしこういう断腸の思いでの移動というのもフジロックの醍醐味だったり。そしてアヴァロンを抜ける辺りから気持ちは完全にCSSへ!ラヴフォックスへ! さらにホワイトへと抜ける坂道をくだり、巨大なステージとその前方にもの凄い数のオーディエンスが集まっている様を観た時は、もうなんか「うわ~!!!」って感じでしたよ。そしてステージ向かって右側のそこそこ前の方へ潜り込む。そして開演!!
キーボードの爆音が闇を切り裂く。ラヴホックスがステージ中央へ躍り出る。まだ照明は暗い中、観客を煽るようなアクションを決めまくるラヴフォックス。もうこの時点で興奮は最高潮!! 私も「イエー!!!」だの「ウォー!!!」だの叫びまくり! 始まった曲は1st作から「Art Bitch」。とにかく音がバッキバキ!! 腰の入ったビートが会場全体を揺らしまくる。そしてラヴフォックスが踊りまくる。相変わらず行き当たりばったりこの上ないダンスなんですが、その肉感的な躍動感が、堪らない程に享楽なオーラをまき散らす。やはりラヴフォックス!!
正直な話、セットリストとか覚えてる余裕なんてありません。もうととにかく大興奮で、楽しくて、踊りまくって、ただただCSSが放出するエネルギーに飲み込まれていった感じ。「Let's Make Love And Listen Death From Above」、「Music Is My Hot Hot Sex」、「Let's Reggae All Night」、「Off The Hook」あたりはやったかな? とにかく出音の勢いが半端無い。強靭なビート、そしてギターやキーボードのギラギラとした爆音。これらが生み出す強固かつ濃密なバンド感。CSSってこんなに芯の太いサウンド出すバンドでしたっけ? たしかにホワイトステージのサウンドシステムの力もあったかもしれません、ですがそれだけではない、あきらかにバンドの勢いと自信を感じさせられるエネルギー。デビュー当時のDIYなポップ感覚を残しつつ、完全にバンドとしてのパワーに目覚めた感じ。まさにニュー・モードのCSSですよ!
その証拠にこの時まだリリース前だった新作「LA LIBERRATION」からの楽曲がまたパワー全開で、初めて聴く観客達を飲み込んでいく。ヘヴィ且つバウンシーなリズムにジワジワと侵されていくような「City Grrrl」、レゲエっぽい浮遊感のあるグルーグが不思議なポップ感を生む「Hits Me Like A Rock」、そしてスピード感抜群の「La Liberación」。この曲は格好良いですよね~。曲によってギターとキーボードを取っ替え引っ替えするカロリーナ、アナ、そしてルイザの女性陣もこの曲では3人ともギターをかき鳴らす。ロッックです! しかも歌詞はスペイン語。英語と違う語感が妙な興奮をそそる。この曲を歌うラヴフォックスの弾けっぷりも堪りませんでしたね~。
ラヴフォックスと言えば、やはりそのトレードマークはド派手な全身タイツ姿な訳ですが、やはりニューモード、もう全身タイツではありませんでした。最初はジャケットのようなものを着ていたと思うのですが、すぐにそれを脱ぎ捨てると、胸の当たりに“TRASH"と書かれた、裾をギザギザにカットした真っ赤なTシャツ。そして膝下まであるピチッとしたパンツ。しかもそのパンツを「Music Is My Hot Hot Sex」が始まる瞬間にバシッと早脱ぎ、いや早外しって感じかな?とにかくあっという間に剥ぎ取った後にはピチピチの短パン!! このTシャツに短パン姿で踊りまくるラヴフォックスが格好良い!格好良い! 髪を振り乱し、カオティックな表情を見せながら、飛び跳ね、飛び回るラヴフォックス。時に床に寝転んだり、さらに元気よく側転したり。しかもTシャツに短パン姿っていうのがかえって全身タイツよりも彼女のムチムチなボディを強調する感じで、ポップな色っぽさを発散しまくってました。
それとお約束のネタと言いますか、おふざけもしっかりありました。途中、ラヴフォックが『ドリンクタ~イム!!』とか、そんなようなことを叫ぶと、アナがなにやらボトルを用意(私は覚えてないのですが、ステージ上でラヴフォックスが「八海山ダイスキ」と言っていたという証言があるので、そのボトルはおそらく八海山の一升瓶だったんでしょうね)、そしてラヴフォックスの持つグラスにそそがれる、頃合いを見てラヴフォックスが、「おっとっとっとっと~!!」と言いながらグラスを持ち上げてボトルを遮るという、サラリーマンの飲み会によくある風景を再現。そんなのどこで覚えたんでしょうね!おちゃめなラヴフォックスに乾杯!!
最後の曲「Alala」では、ラヴフォックスによる、これまたお約束の観客へのダイブが敢行される。正直、ホワイトでは無理かな~、なんて思ってましたが、やってくれましたラヴフォックス。観客の頭上で揉みくしゃになるラヴフォックスの勇姿、しかと見届けました。それと、最後に、終始ベースで強力グルーヴを生み出しつつ、バック・ヴォーカルで常にラヴフォックスをサポートしていたアドリアーノの存在感も格別でした。
いや~、ホント、最高のライヴでした!!
さて、実はこれだけではないんです。CSSはこのホワイトステージの出番の前、同じ日の昼間に、オアシスエリアにある岩盤スクエアで、MTVの公開収録とサイン会を行なっていたんです。もちろん私も参加しました! ミーハー魂を炸裂させて前から2列目をゲット。MTVの公開収録ではアコースティック・セットによるライヴ演奏が。パーカッション、アコギ、ピアニカ、チープなキーボードなどで演奏される新曲「Red Alert」、「Hits Me Like A Rock」。ラヴフォックスのいつもの弾けた歌いっぷりとは違う、押さえた歌声が良かったです。メンバーもジャムっぽい雰囲気を楽しんでるようでしたね。インタビューでアコースティックは初めてと語っていたので、貴重なライヴを見れました。しかも間近に!!
そしてお楽しみのサイン会。メンバー全員にサインを頂きました!(写真上) 私はこの時、これみよがしにラヴフォックスのデザインTシャツを着ていたのですが、ラヴフォックスはそれに気づいて「サンキュー」と言ってくれました。私もいい加減な英語ながら「My favorite T-shirt!」とか言ってみましたら、今度は日本語で「ありがとう!」と応えてくれました。そのラヴフォックスに「What your name?」と聞かれたので、「リョウジ!」と答えて、書いて貰ったサインが下の拡大写真(左)。Yoji…。それじゃヨウジだから…。そのサインを見たアナも握手しながら「サンキュー、ヨウジ!」みたいな。ま、いいですけどね。
ちなみに、数年前にCSSが来日した際に頂いたサイン。この時も名前を聞かれ、「リョウジ」と答えましたら、ひらがなで「りおじ」と書いてくれたラヴフォックス。下の拡大写真(右)。いつになったら、私の名前を分かってくれるのか?いや、もちろん私の伝達能力の低さに問題があることは分かっていますよ。ま、そんなことも含めて、ラヴフォックスってキュートな人ですよね~!
こんなフジロックの興奮ももう昔の話、懐かしく思い返しているうちに、明日、1月14日は待ってましたのCSS単独公演、新木場スタジオ・コーストです! もちろん私も行きますよ~! 年甲斐もなく弾けてきます!!
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11.10.16 フジロック・ベストアクト 番外編 その3
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11.08.05 フジロックの10曲!