ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

Rejoicer @Ginza Sony Park

2019-02-17 18:36:51 | インストアイベント
イスラエルのビート・メーカー、RejoicerことYuval Havkin。かの地のフューチャーソウル・バンド、バターリング・トリオの中心メンバーであり、Raw Tapesを主催する彼。昨年はStones Throwからソロ作「ENERGY DREAMS」をリリースし、そのフューチャリスティックでスペイシーなサウンドスケープで音楽通を唸らせました。

先日、ジャパンツアー中のRejoicerが、急遽、銀座のソニー・パークでライヴを行いました。映像担当のJengoを連れてのデュオライヴ。

ソニーパークってたまにこういった海外の精鋭的なアーティストが出てくるから侮れません。

定刻を少し押してスタート。波と船の底がきしむような音から始まり、大きなヴィジョンには海と小舟のアニメーション。独特の浮遊感に揺られる中、一気に深海へと潜り込み、瞬く間に音と映像のイマジネイティヴな世界に引き込まれていく。

Rejoicerの繰り出す、打ち込みと生のエレピを合わせたライヴ・サウンドは、ビター且つドリーミー。エレクトリック、ジャズ、ソウル、クラシック、異国情緒。心地よいビートに彩られた音の重なりがシュールなヴィジュアルに溶け込んでいく。Jengoが映し出すそれは深層風景のようでもあり、精神世界のようでもあり、少し恐ろしく、どこか懐かしくもある。

「Purple T Shirts」、「Double Astral Move」、「High on Star Dance」など、ソロ作「ENERGY DREAMS」からの曲を中心に、およそ1時間。素敵なミュージック・ジャーニーでした。


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