ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

Rei @渋谷タワレコ

2015-11-23 16:52:31 | インストアイベント
渋谷タワレコにて、Reiのインストア・ライヴ。新作「UNO」からの新曲も含め5曲ほど。ブルージーで疾走感のあるギターが凄く良かった! 特にデビュー作「BLU」収録の「My Mama」での流麗なファンガーピッキングは見事でしたね。格好良かった!!


このReiという女の子、YouTubeで検索すると、ロバート・ジョンソン、ジョン・リー・フッカー、ジェイムス・コットン、ジョニー・ウィンター等を一人で弾き歌う映像がザクザク出てきて、さらにその演奏力の高さにびっくりします。しかもそんな古いブルースなどへの真剣なリスペクトを強く感じさせる一方で、とても現代的と言いますか、若者ならではの自由度も濃厚。幅広い音楽性の中でとてもギターを格好良く聞かせてくれて、シンガーソングライター的な歌心も見せてくれます。

もちろん可愛らしいキャラも魅力的!!

今後の活躍が本当に楽しみです!!




↓新作からは多分この「Jump」という曲をやってましたね。こんな曲をギター1本弾き語りでやっちゃうんですから、驚きますよね。結構複雑なギターフレーズ弾きながら高速ラップを決めてました。
https://www.youtube.com/watch?v=0LPxWYF4h7Q

インペリアル・タイガー・オーケストラ@渋谷タワレコ

2015-09-05 16:03:52 | インストアイベント
昨日の東京ジャズで最高のライヴを見せてくれたインペリアル・タイガー・オーケストラ。彼らのインストア・ライヴが渋谷タワレコであるというので来てみました。スイス発の新鋭エチオピアン・ジャズ!果たして、インストアでどんなライヴを見せてくれるのか?楽しみです!

濱口祐自@ タワーレコード渋谷店

2015-08-26 19:56:16 | インストアイベント
今日は渋谷タワレコにて濱口祐自さんのインストア・ライヴ。かなりの個性的な経歴と個性的なフィーリングを持ったフィンガー・ピッキング・ギタリスト。今年7月にセカンド・アルバムをリリースしたばかり。私は昨年のピーター・バラカンさんのイベントにて初めて拝見して以来、久しぶりの2度目。楽しみです!




帰宅後追記:

和歌山=熊野が生んだ奇跡のギタリスト、濱口祐自さん、素晴らしかったです!!スライドバーを滑らせてのブルースが最高なのはもちろん、和やかなラグタイム調から、ゴスペル、ジャズなど、様々なジャンルを横断しつつ、彼独特の感性がそこに息づいている。何が良いって、日本人離れした野性味ですかね?繊細なテクニックあってこそですが、そのフィーリングやタイム感の醸す彼ならではの生々しさは相当にエグい!!曲感での独特なイントネーションを駆使した話芸も含め、これが熊野フィーリングってやつですかね? LIVE MAGICが楽しみです!!


この日演奏した曲は、数曲のブルースの他、「Freight Train」から「My Grandfather's Clock」へのメドレー、「The Entertainer」、「Caravan」、「Amazing Grace」など。あと「椰子の実」や「しあわせ」では味のある歌も披露してくれました。

サマソニ後夜祭?

2015-08-17 20:20:21 | インストアイベント
さて、勝手にサマソニ後夜祭とか呼んで楽しんでいる今日の渋谷タワレコ・インストアイベント。最後はヴィンテージ・トラブル!!ってサマソニ出てないじゃないですか?そうなんですけど、まあ流れで…。とは言え、昨年を含め過去2回出てますしね。

さて、今回はアコースティックミニライヴということで、どんなライヴを披露してくれるのか?楽しみです!

サマソニ後夜祭その2

2015-08-17 19:52:23 | インストアイベント
サマソニ後夜祭的、渋谷タワレコ・インストアイベント、お次はスモールプールズ!先程、インストアライヴが終わったばかりですが、「Karaoke」など3曲を疲労。盛り上がりました。サマソニで観たダンサブルなバンドセットとはまた違う、アコースティックを基調にしたメロウな感じがまた良かったです!

サマソニ後夜祭

2015-08-17 18:00:56 | インストアイベント
私が勝手にサマソニ後夜祭と位置づけてる、今日の渋谷タワレコ・インストア・イベント。まずはUKロックのホープ、ナッシング・バット・シーヴス!

当初、サマソニで観る予定だったのですが、パッション・ピットがキャンセルになった影響でタイムテーブルが動いた結果、タキシードと被っちゃって見れなかったんですよ~。なので今日のイベントを楽しみにしていたのですが、ライヴはないのかな?

いや、ミニライヴ、あるそうです。楽しみ!

ジェフ・ラング@渋谷タワーレコード

2014-10-17 16:31:34 | インストアイベント

10月13日、渋谷タワーレコードにてオーストラリアが誇るギターの魔術師、ジェフ・ラングのインストア・ライヴを観てまいりました。

開演前、スタッフが舞台をセッティングする中、ギターを一本背負ってやってきたジェフ・ラングの姿は魔術師と言うより職人な風情。2枚のボードにぎっしり並べられたエフェクターの数や、自らPA卓の摘みを確認したり、スピーカーの位置を指示したりと、たかが数曲のインストアとは言えジェフの本気が伺われてワクワクしましたね。そしていよいよケースからギターを取り出す。ワイゼンボーン・スタイルのラップ・スティール!! 正直、一番見たかったやつ! そしてジェフがそれを爪弾き、スライドバーを滑らせる。その音色のふくよかなこと!そしてシャープなこと! ギターからは2本のシールドが伸び、それそれが多彩なエフェクターを経由しているのだと思うのですが、正直、どうなっているのかさっぱり分かりません。アコースティックな音色と歪んだ音色がまるで逆回転のように交差する。セッティングに時間がかかったものの、実際に音を出したのは僅かでしたね。「Two Worlds」の出だしを確認して終了な感じ。そしてジェフは開演時間までの間、ストア内でCDを物色していたようです。


さて、ジェフは何のCDを買ったのか?それはよく分かりませんが、いよいよインストア・ライヴの時間。私はもちろんかぶり付き。拍手で迎えられ「こんにちは!」と挨拶した後「Two Worlds」でスタート。膝の上に乗せられたギターから奏でられる美しいアコースティック・サウンド。その後ろで歪んだフィードバック音が鳴り続けている。一人の演奏とは思えない神秘的な雰囲気と、インド的なフレーズを散りばめるスライド・ギターの妙技はやはり魔術師。繊細な歌声にも引き込まれます。続いて最新作「I LIVE IN MY HEAD A LOT THESE DAYS」の1曲目を飾る「Watch Me Go」。バンドをバックにしたCDヴァージョンも格好良いですが、弾き語りで聴くこの曲も魅力的。足踏みによるリズムや、ボディーをパーカッション代わりにしていたのも印象的でした。さらに最新作から「I Want To Run But My Legs Won't Stand」、「Gunshot Nights」と続く。前者ではドローンのようになり続ける低音とトリッピーなスライドギターの絡みに酔いしれ、後者ではブルージな曲調にいよいよ歪んだ音色でのスライドギターが唸りを上げる。堪りませんね~。

そしてこの日のハイライトはトム・ウェイツのカヴァー「Whistle Down the Wind」。真摯な歌声もさることながら、哀愁溢れるスライド・ギターが素晴らしかった!こんな演奏を目の前で観れるなんて、ほんと幸せでしたね。そしてラストは「12 Thousamd Miles」。これも圧巻でした。これぞジェフ・ラング!と言いたいエキセントリックなブルース・ロックを聴かせてくれました。こういう曲でのジェフのスライド捌きはまさに神がかってますね。めくるめくフレーズに圧倒されながら視線は手元に釘付け。スライドバーを滑らしながら後ろの指でチョーキングしたりしてましたからね!

終演後はお楽しみのサイン会。私も最新作にサインを頂き、ツーショットの写真も撮って頂きました。下の写真がそのサインを頂いた最新作。このアルバム、一発で圧倒されるような派手な曲こそ入っていませんが、“円熟”とはまた違う、ジェフ・ラングならではの到達点とも言えそうな、完成度の高い1枚です。


JEFF LANG / I LIVE IN MY HEAD A LOT THESE DAYS


この日のセットリスト↓
01. Two Worlds
02. Watch Me Go
03. I Want To Run But My Legs Won't Stand
04. Gunshot Nights
05. Whistle Down the Wind
06. 12 Thousamd Miles



http://www.youtube.com/watch?v=3KUVLUpP6QY
↑YouTubeで見つけた、ジェフ・ラングによるトム・ウェイツの名盤「BONE MACHINE」全曲カヴァーライヴ。アクの強い作品を、弾き語りだけで多彩な表現で聴かせる彼はやはり鬼才。「Whistle Down the Wind」は1時間5分過ぎぐらいから。残念ながらワイゼンボーンではなくエレキ・ギターの弾き語り…。ワイゼンボーンは「Jesus Gonna Be Here」などで使っています。




VA/ LET IT SLIDE!
つい先日、こんなコンピ盤がリリースされました。オーストラリアのルーツ・シーンが一気に聴ける、しかもスライド・ギターに特化したユニークな企画盤「LET IT SLIDE!」。目玉はジェフ・ラングとジョン・バトラー共演によるライヴ録音2曲!! なかなか全てを追いかけるのは大変なオージー・シーンですが、こうやって纏めて聴くとやはり侮れないですよね~。これを入口に掘り進めていくのも良いかも。


ウーター・ヘメル@渋谷タワーレコード

2014-05-25 22:02:46 | インストアイベント
5月24日、渋谷タワーレコードにてウーター・ヘメルのインストア・ライヴを観てまいりました。

オランダが生んだジャズ/ポップ界のプリンス、ウーター・ヘメル。彼を一目見ようとタワレコ5階にもの凄い人が集まっていました。と言っても、私のお目当てはギタリストのローリー・ロンデだったんですけどね。

ローリー・ロンデもおそらくオランダ生まれのギタリストで、ウーター・ヘメルとはデビュー作からの付き合い。ですが私にとってはオランダの黒人女性シンガー、ジョヴァンカの諸作品でスィート&ソウルフルなギターを弾いてる人という印象だったり、また近年はオランダの誇るジャズ・ファンク・バンド、ニュー・クール・コレクティヴに参加し、昨年の来日公演でもめちゃくちゃファンキーなプレイを見せてくれたという、今期待のギタリストなのであります。

さて、ウーター・ヘメルのインストア・ライヴ。ギターのローリー・ロンデはもちろん、キーボーディスト、パーカッショニスト、ドラマー、ベーシストと、ほぼフル・メンバーを揃えてのステージでした。と言っても、パーカッションはタンバリンでしたし、ドラマーさんは、私の位置からはよく見えなかったのですが、タブレットのようなものを使ってリズムを出していたのでしょうか?ローリー・ロンデはこの中でただ一人の黒人さんで、それだけでも存在感たっぷりでしたね。

ポップな曲を中心に5曲ほどの短いライヴでしたが、インストアらしい楽しい雰囲気で盛り上がりました。甘いマスクで爽やかに歌うウーター・ヘメルは輝いてましたね。流石に歌も上手いです! 特にローリー・ロンデの小気味好いコードストロークをバックにした「March,April,May」という曲が良かったですね。コーラスも素敵でしたし。残念ながら全体を通してローリー・ロンデの見せ場はさほど有りませんでしたが、最後にやった新作からの「Sunny Days」で素晴らしいギターソロを披露してくれまして、あれが聴けただけでも行ったかいありました!

Hanah Spring@タワーレコード東京駅八重洲口店

2014-05-16 23:57:24 | インストアイベント
5月16日、TOWERmini東京駅八重洲口店にて、Hanah Springさんのインストア・イベントを観てまいりました。

このHanah Springさん、今年1月にレオン・ウェアから楽曲提供を受けた「In The Sun」を配信リリースして話題になっていた日本人女性シンガーです。私は3年ほど前、まだ彼女がHanahと名乗っていた頃に、所沢の某フェスで彼女のライヴを観て、そのしっとりとしながらも爽やかなソウル・フィーリングに接し、あ~、素敵なシンガーだな、と気にはなっていたのです…。

それから数年、Hanah Springと名前を新たにし、5月14日にHanah Spring名義では初のアルバムとなる「HANDMADE SOUL」をリリースしたばかりの彼女。今回はそのリリースに連動したインストア・ライヴでした。

私はタワレコ八重洲店のインストアは初めてだったのですが、地下街の狭い店内で、フロア中央にマイクスタンドを1本立てただけと言う、まさにインストア・ライヴな雰囲気にかえって驚きました。しきりも何もないアーティストと観客の近さにびっくり。Hanah Springさんはカーリーヘアに帽子を被って服装もかなりおしゃれな感じ。1曲目は新作から「終わりのないリズム」。バックがカラオケなのが少々残念でしたが、Hanah Springさんはブラジリアンなリズムに乗ってシェイカーを降りながら、エモーショナルな歌声を披露しつつ、観客に手拍子を促したりと、なかなか快調。

そして2曲目からはアコギ弾き語りに。ミニー・リパートンの「Lovin' You」は絶品でしたね。これほど美しくエモーショナルなファルセットはなかなか聴けないのでは?と思うほど。最後に聴かせてくれた超高音域も素晴らしかったです。レオン・ウェア作の「In The Sun」は彼らしいトロットロのメロディーが印象的。地声とファルセットを情感豊かに行き交うHanah Springさんの歌唱も見事でした。スタジオ録音版はファンキーなアレンジが施されていましたが、ギターのみの弾き語りはよりメロウで、私はこっちの方が好きかも。

彼女の歌声はエモーショナルですし、ソウルフルですが、決して熱くなりすぎない。どこか爽やかで、儚く、愛らしい。MCもキュートでした。ジャクソン5のカヴァー「I'll Be There」では出だしで躓いてしまい、やり直す場面もあったりしましたが、その時の仕草もなんか可愛らしかったですね。もちろん仕切り直した歌がまた絶品でした。他には新作から「春夏秋冬」とか、「Goodbye 2 Yesterday」とか。あと古めの曲でHanah時代の「My Girl」もやってましたね。

Hanah Springさんのアコギ弾き語り、フォーキーなソウルフィーリングがとても良かったです。そして今度はバンドを従えた本気ライヴも観てみたいです。