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ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

夢見るくらいいいと思うよ~

2020-02-23 23:39:41 | 思うこと
今日、夕方帰ってくると、ケン太とT君がテレビ観ながらリビングで食事していました。
私がいない間にくつろいでいます(笑)

「赤ちゃん、生まれたんだよね~おめでとう~」と言うと、
T君、ニコっと笑って
「なんか自分に似ているというか、かわいいです」
と言いながら、スマホの画像を探して、ベイビーちゃんお顔を見せてくれた。

「きゃ~かわいい~
こんな日がくるなんてぇ~
おばちゃん、嬉しいよ~

「なんかサルみたいじゃないんですよね~すでに人間っていうか・・」と(笑)
「確かに、しっかりしているというか、すでに出来上がった顔をしているね」
「これまだ10日目くらいなんです」
「そうなのお~??髪の毛、すでに、ふっさふさだね」

「今、夜泣きするんで、結構、大変です」
「だよね~しばらく大変だよね?」
「夜中の12時半くらいから4時くらいまで泣いているんですよ。抱っこすれば泣き止むんだけど。
助かるのは俺が抱っこしても泣き止むんで」

いや~すっかりパパの顔ですよ。

だいたい私とT君が話していると、ケン太は入ってこない。
ピアノ弾いてみたりね
2階にいる時も、サックス吹いたり、

実際に弾いていると

「女の子なんで奥さんが、ピアノ習わせたいとか言ってるんですよ」
「ほんと?うちに習いに来ていいよ~ケン太先生が教えてくれるよ」

ケン太、苦笑い。
でも、拒否しない(笑)

「陸上部に入りたいと言ったら嫌だなぁと思って」
「駅伝やってたもんね。でも、嫌なの?」
「結構、遠征とかで年に5回くらい行くんで。1回に25,000円くらいかかるんですよ」
「年に10万超えるんだ~自腹だよね?そりゃ、大変だぁ~」

そっか、もう将来の夢を。
こんな子になってくれたらなぁ~ってねぇ~
私もそうだったかなぁ。
思い出せない

なにせダメージが大きくて(笑)

でも、こんな子に育ってくれたらなぁ~って思えるの
今のうちなので

そんな親の思うように育たないとか、
子どもは大人の所有物じゃないとか、
そんな現実的な話はありますが、

夢は見たっていいじゃないの~と思います。
今のうちなので。

親が期待しちゃいけないわけじゃない。
期待も何もされないって、子どもとしてなんか寂しいよね。

ただ、押し付けちゃいけないだけ。
はい。夢だけみさせてもらいました~と潔く去ればいいだけ。

子どもの夢を子ども自身が持てるように、実現できるように、
親はいつでも応援側にまわれて、静かに見守れて、
子どもの成長を見届けたいね。

T君、これから楽しみがいっぱいだね。
パパさん、頑張って~

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子どもがお金を盗んだと思われる時

2020-02-22 23:20:33 | 家庭内対応
これは我が家であったかどうかは定かではないんです。
でも、すごくお金の管理に気を付けていた時期があって、そのことはよく覚えています。
ケン太が常に金欠で、もしもの時を想定してのことだったか、なにか怪しい動きがあったのか?
盗んだという証拠をつかんでいたのか、
ちょっと記憶にないんですが、

私の周りからはちらほら聞こえてくることはありました。
封筒に入れておいたのに中が無くなっていたとかね。

子どもが親のお金を黙って抜きとるということ。

そのことで、皆で意見交換したことがありました。
すると出てくる。出てくる。
子どもに抜かれていた人は、ひとりふたりではなく。
私も子どもの頃、母親の財布からくすねたことがあるとかね。
小銭だけ拝借したとかかわいいものも。(これがかわいく思えるほどだということです)
それを聞いて、そういえば私もあったかも~と思い出しました
多分、私も小銭だったと思います。
お札を抜き取る勇気はなかった

皆の話を聞いて、それは、決して特別なことではないことなんだと思いましたね。

子どもが親のお金を抜くとき、
親のいない時を狙うと思うので、現行犯で捕まえることはまずできません。
そんなヘマはしませんよね~

でも、たいがいの親は犯人の察しはついています。
この子しかいない!
だいたい確信を持っています。

「捕ったでしょ」
「捕らなかった?」

もしこう言ったとして、お子さんはなんて答えると思いますか?

「ごめんなさい」とすぐ認めますか?

それならいいですが、

「知らない。自分じゃない」と認めなかった場合。
「正直に言いなさい。嘘つくのはよくないよ」

こんな展開になろうかと思います。

一度、「知らない」と言ってしまった手前、「やった」と言い出しにくくなる。
シラを切り通す場合も。
現場を抑えられていないわけですから、シラを切り通せてしまいます。
嘘をつかせてしまうことにもなります。

現場を抑えない限り、責めることはできない。

お金を抜かれてしまったのなら、そうできる環境を与えてしまったということ。
まずは親がその甘さを反省しないといけないと思います。
子どもがお金を抜くなんて想定していないから、意外と管理が甘いことが多いです。

最初から、子どもを疑うことはよくないですから、そんな疑いが出てきたら、
気を引き締めればいいということだと思います。

ケン太の不登校の時ですが、
生活費の現金を家に置いておくことなく、いつも持ち歩いていました。
お財布の入っているカバンはリビングに放置することなく、必ず自分の部屋に置いておきました。
お金を入れてある封筒には、金額を記入しておきます。
そこからお金を取り出す時は、書いてある金額を消して、残高を書いておく。
封筒の中身を管理していることをアピール。
これなら抜きにくいですよね。

もし、子どもがお金を抜いたとして、親にバレていないと思って、また抜こうとした時に、
いつもの場所に置いていない。
あったとしても、金額が書いてある。
もしかしてバレた?と焦って、もうやらないかもしれませんね。

こういう方法でも、子どもに反省を促すことはできると思います。

お金の管理をしっかりしておくのは、
子どもに出来心を起こさせないためもあります。
やはり、盗みを犯してほしくないですよね。



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前向きになったひと言

2020-02-21 22:44:47 | 進路
受験もいよいよ大詰めですか?
私もケン太も受験らしい受験をしていないので、
この時期の大変さは、周りの友達の雰囲気を感じ取るだけしかできないのですが、
それぞれがいい方向に決まるといいなと思います。

ケン太が受験らしい勉強をしていたのは、中学受験の時でして、
その時は塾も行っていたし、親も塾に乗せられていたし、
中学受験は親の受験!親のやり方次第で結果が変わるのよ!と、
同じ受験組のママ友と、情報を共有し、一緒に学校訪問にも行ったし、
ランチすれば受験のことばかりで、受験街道、まっしぐらでしたよ。

なんかね、楽しかったけど苦しかった。
5年生になると、こんな生活があと1年半も続くの?
身体もたないよ~と本気で心配しました。

でも、そんな心配は無用でした
結局、不登校になったことで中学受験は断念です。

中学生になり、3年生となりいよいよ受験本番という時に、また不登校でして、
志望校をどこにするのか・・・の前に、受験の波に乗れるのか・・・まずはこの心配が続きました。

学校に行っていれば、部活を引退したり、模擬テストを受けたり、周りの子が勉強し始めたり?
自ずと受験モードに入っていけるものですが、学校に行ってないと、蚊帳の外です。
ケン太に「受験できるのだろうか」という心配と焦りはあったかもしれませんが、
どうしていいのかわからず、諦めと変わっていく。

実際にケン太は諦めていたんです。
それで、「学校の勉強に意味なんてあるの?」と言い出し、なんだかんだと語っていました。
そうやって言いきれば、「意味がないから進学しないだ」という理由付けになる。
つまりはそうやって不安を隠し、自分を守っていたんですね。

そんなケン太を変えたひと言は・・・

「試験を受けなくても入れる高校があるよ」でした。

その時の「え・・・」と一瞬輝いた瞳を私は忘れることはできません。

決して、進学したくないわけじゃないんだとその時に確信しました。

中学受験で志望校に受かるために、塾にも行き勉強をしていたケン太。
高校に進学するためには、教科の試験を受ける。
試験を受けずして高校に行けるわけがない。
その考えしかなかったと思います。

不登校になってから、一切勉強をしなかったケン太。
その前もしていませんが
そんな自分が受かるわけがない。
それなりにまあまあできた時期もあったので、
現実を受け止めるのが怖いというのもあったかもしれません。
多分、それで、諦めてしまったのだと思います。

だったら勉強すればいいんですけどね。
不登校中は気分が落ちているので、なかなかそうはならないんですね。
私の知る限り、不登校中に勉強している子は本当に稀です。

勉強しなくても入れる高校。
それがあることを知ってからは気持ちがグンと前向きになりました。

気持ちが前向きになるひと事。
心配を取り除けるひと事。
動き出せるひと言。

きっと、それはそれぞれにあると思います。

親が諦めてしまったら、子どもも諦めるしかなくなります。

どうか動き出せますように。
祈っています。


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オンラインゲームとの出会い

2020-02-20 23:44:00 | 家庭生活
昨日の夜、すでに自分の部屋にいたケン太が飲み物をとりにリビングに現れた時、
やけに楽しそうでして。
もう笑いたくて仕方がないみたいな?

「どうしたの?やけに楽しそうだねぇ」
「いや、小学生が面白くてさぁ」
「小学生?」
「今、Kとその小学生とオンラインゲームやってんだけど、その小学生がおっかしくてさぁ。すっげえ、面白いの」

・・・と言いながら行ってしまった。

ゲーム上で知り合った小学生ってことか。

時計を見ると、13時半ですよ。
小学生?
明日、休みじゃないよね?
不登校・・・??

子の不登校を経験している私は、つい、そんな言葉が過ってしまうのですよね。
ケン太は小学5年生で不登校になっていますからね。

そして、当時を思い出しましたよ~

不登校で家にいるようになり、暇なもので、そこでオンラインゲームに出会うわけです。
当時は、携帯でゲームをするような時代ではなかったので、私のPCでです。
最初「無料だからやっていい?」と聞かれたと思います。
当時のゲームといえばDSだったかな?
お小遣いやクリスマスプレゼントでソフトを買って・・・と。
ゲームといえば、必ずお金もかかるものでした。

それが無料?
確か、画面で確かめたと思います。
ほんとに無料だ・・・無料でできるんだ~ならいいか・・・と思ってしまいました。

その時は課金システムというものを知りませんでした。
課金しなければ無料ってことですね。
後に課金で問題が起きるわけですが・・・

オンラインゲームの数は百単位であったと思います。
ケン太は夢中になって、次から次へとやっていました。
私のPCを我が物顔で占領していました。
ゲームで徹夜もしました。
それ以降も、昼夜逆転どころじゃないです。
ゲームに疲れたら寝落ちして、起きたら、また始めて・・・
いつ起きて、いつ寝るのかわからない状態。
寝ているか、オンラインゲームをしてるか、どちらかの生活でした。

10歳、11歳のそんな姿を見ているわけですから、
それ以降、ゲーム三昧だろうが、徹夜しようが、何しても驚かなくなりましたけどね。

子どもが不登校になった時、
特に男の子はゲームばかり、それにより昼夜逆転になりがちです。
ほぼお決まりのコースです。

まずこれが親の心配事になるわけです。
そんな生活をしていたら、ゲームから抜け出せなくなるのではないか。
学校どころではない・・・と。

でも、私はそうではなかったのです。

当時、ケン太に暴力がでていました。
「もう、寝よう」だけで暴力が出たくらいですから、
親子関係はすでに崩壊していました。
注意などできる状態ではありませんでした。

同じ部屋にずっといると、緊張で過呼吸を起こしそうなくらいだった私は、
ケン太の意識がゲームに向かってるうちは、こちらに向かってこないだろうと安心できました。

どうかずっとゲームしていてください。
ずっと寝ていてくれますように。

正直、こんなことを思ってしまっていました。

だからPCもずっと占領されていて、ケン太が寝ている時しか使えませんでした。
そんな不自由を強いられていても、それも仕方がないと諦めてしまっていました。

ほんと情けない時代でしたね。


でも、ゲームのことでいえば、
不登校中のゲームは仕方がないかなと思います。

学校を休んでいる子は家で何もしていないと、いろいろ考えてしまいます。
不安で押しつぶされそうになったりします。
現実逃避できるのがゲーム。
ゲームしている間は、苦しみ、不安を一時でも忘れることができます。
それで心を保てている場合があります。

無理に取り上げるのはリスクもあります。

それに、ゲームを止めさせたり、昼夜逆転を直そうとしたり、
そうすれば学校に行くということではないと思います。

学校に行きたいという気持ちになれば、
そのためにはどうするべきなのかを考え、自分でセーブしようとするはず。

ケン太がそうでしたから。



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難解な映画?

2020-02-19 23:57:31 | 私(みぃみ)
今日は、友達と「これは観なきゃね」と言っていた映画を観てきました。



何故、観なきゃと思ったかというと、綾野剛さんと松田龍平さんですよ。
このお二人が出るのなら、見逃せない。

原作は芥川賞を受賞されているんですね。
レビューを覗いてから行ったのですが、「難解」という文字がちらほらと。
友達と「わかるかなぁ~」「そんなに難しかったら寝ちゃうかも~」と言いながら、観ましたが、
2人とも寝なかったです
そして、二人でそれぞれのシーンをどう受け止めたか確認しあって、
結果的には「わからなくはないよね」となりました。

岩手に転勤してきた今野(綾野剛)は、そこで出会った同僚の日浅(松田龍平)に心を許し、次第に距離を縮めていく。
しかし、ある日、日浅は突然会社を辞めてしまう。日浅を探す今野だが、その過程で日浅の数々の影の顔、裏の顔を知ってしまう。

時折、発する日浅のいくつかの言葉が、この映画のテーマではないかな。
「人間は表をみるんじゃない」的な。
それと、もうひとつは、日浅の裏の顔を知った時の今野の受け止め方。
この受け止め方をどう解釈するかで、この映画の見方がわかれるような気がします。

とにかく、綾野剛さんの表情がね、いいです。
松田龍平の目の力も凄い。
どことなく儚げで悲し気な今野と、ミステリアスで感情がつかめない日浅と。
この二人だけで成り立つ映画です。

岩手放送の〇〇周年記念の映画だからか、岩手が舞台のこの作品が選ばれたのだと思いますが、
あえて?音楽を使わず、光、水の音、空気感・・・静かな映像で岩手の自然美を映し出しています。

確かに好き嫌いが分かれる映画かもしれませんね。
私と友達は、凄くいい!絶対に観てほしい!lまではいかないけど、結構、好きかも・・・と思いました。



先日・・・



私が観てよかったというので、友達も観てみたら、ほんとによかった~と、
もう1回、絶対に観ると。パンフレットを貸してくれました。

これ読んだら、そうだったんだ~と確認したいこと出てきちゃって、
また観たくなった~(笑)
でも、もう近くでやってない~

友達は、2回目、鑑賞し、3回目、観るかも~と。
でも、それくらい価値のある映画だと思う~

「影裏」も、BLを扱った映画ではあります。
それがメインテーマではないけどね。

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