昨日、カーブスの帰り、友達と百均に行ったのですが、
友達が、ヘアピンを買いました。
娘ちゃんと共有しているそうですが、すぐ何処かへ行ってしまうのだとか
「私も使ってる~ケン太が小学校の時に買ったのがまだある~」
その時に、当時のことを思い出しました。
これです。
実はこれ、ケン太に頼まれて買ってきたのです。
なにせ、その時、ケン太は不登校真っ只中。
外に出れないタイプだったので・・・まず、床屋に行けません。
坊ちゃん狩りだった後ろ髪の毛が肩につき、前髪も頬まで伸びてきていました。
視界が悪くなっていたので、ヘアピンで前髪を押さえていたのです。
我が子の姿をみると・・・なんとも複雑な気持ちでした。
遠くの公園と、お墓参りだけは行くことができたのですが、
その時は前髪を下ろし、顔を隠すように歩いていました。
常に、うつむき加減で周囲を警戒してしました。
知っている人に見られたら大変だからです。
その異様さに、逆に目立っていたようにも思いますが・・・
私はそれまで、ケン太の髪を切ってあげていたので、私が切ることはできたと思います。
でも「髪の毛、切ろうか」とは言えませんでした。
「髪の毛切らないと、学校に行けないよね?」という含みをきっとケン太は感じとるだろうと思いました。
そして「いやいい」と言うだろうとも。
あの当時、顔を隠せる長い髪はケン太を守るためのものだったと思います。
それがないと不安だったのだろうと思います。