ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

子どもなんて思い通りにはならない・・・

2023-06-13 14:38:03 | 思うこと

私の知っている方なんですが、介護職に就いていましたが、最近、引退しました。

ケアマネの資格も取得し、介護ステーションでバリバリ働いていたんですけどね

高齢のお母さまが近くに住むことになり、お母さまのサポートの方に力を注ぎたいということでした。

 

でも、実はそれは表向きの理由であって、本当は、仕事に行き詰り、ずっと辞めたがっていたらしいのです。

お母さまのことで、辞める理由ができたということのようです。

 

同じ介護ステーションで働いている友達の話でそれがわかりました。

 

「全てのことにおいて、なぁなぁに出来ないのよねぇ~私なんか、嫌なことを言われても聞き流しちゃうし、いちいち気にしないんだけど、それが出来ないの。なんとかしようと思ってしまうから、利用者さんとぶつかってしまうこともあったんだよね。そんなこともあって、ずっと前から辞めたがっていたみたい」と。

 

なるほど~そうだったとは・・・

でも、意外じゃなかったです。

 

彼女は頭もいいし、仕事もテキパキこなすタイプ。

生徒会の会長もやってました。

(私は役員繋がりで、何度かランチをしたことがある程度のおつき合い)

教育にも熱心で、お子さん二人いますが、どちらもご優秀で、名のある会社に就職しています。

親の望むレールの上を順調に進んでくれたものと思われます。

 

多分「自分の子育ては正解だった」という自負があると思います。

それは実際に、彼女と話する中で、感じていたことでした。

 

会話の中でちょっと気になっていたのは・・・

常に彼女が、主導権を握っていたこと。子どもに対し・・・

「行かせた」「やらせた」「選ばせた」・・・

 

他の人の話になった時に・・・

「大学に行かなかったみたいだよ。なんで、行かせなかったんだろう・・・」と不思議がっていたことも。

(これは不登校ではなく、大学に進学しなかったということです)

 

どうでもいいけど、私も子どもを大学に行かせてないんですけどね

「行かせなかった」のではなく、本人が「行かなかった」のですけど

 

子どもが親の望み通りに動けたことで、子どもは親が上手く誘導するもんだ・・と思っていたのではないかな?

普通、そんな思い通りに行かないものですけどね

私は痛い目にあっていますので。はい

 

彼女にとって、介護職というのは、どうにも思い通りにならない、得たいの知れないものに、翻弄される日々だったのかもしれません。

経験のない私が言える立場ではないのですが。

 

でも、思い通りにならない子を育ててきたので

何か通じるものがあるように思います。

 

最終的に学んだことは、そもそも子どもを思い通りに育てるなんて無理!ということ。

 

どれだけ見ないふりができるか・・・気にしないでいられるか・・・必要以上に不安にならないか・・・

そういう自分でいられるかどうか・・・

 

「口に出す」よりずっと難しいことだと思います。

 

子どもなんて思い通りにはならないんだ・・・と思えた時から肩の力が抜けたような気がします。

 

「こうでなきゃ」「こうであってほしい」から開放されたのですから。

少し楽になれました。

 

そして、けん太ともいい関係性を取り戻せたような気がします。

 

 

 

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