ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

親が一歩引くと、子どもも一歩引くように・・・

2019-06-23 23:42:18 | 家庭内対応
昨日の記事を書いて思い出したんですが、
私はかつてケン太に対して、隙だらけだったんです。

元々、我が強くて物欲の塊だったケン太。

「○○買って」に「買いません!」と言って
簡単に引き下がる相手ではありません。

その場をテコでも動かないものだから、
「今度ね」とごまかしたり、何か理由付けして買ってあげてしまったり、
一貫性のないマズい対応ばかりでして。

こうなるとケン太はゴネ得を覚えますよね。
手に入れるまで頑張り続けるわけです。

なにがなんでも諦めようとしないケン太に、
こんな我儘を許したら大変とさらに危機感を覚え、
こっちもなんとかして諦めさせようと頑張る。
そして頑張り切れない。。。

これ最悪です。

頑張り切れなかったのは、夫婦で考えがひとつではなかったのもあると思います。
主人はわりと買ってあげてしまう方でした。
なので、私までそうだったら・・・とそれにも危機感を覚え、頑張ろうとしたんです。
それがまた問題であるとは知らずに。

こんな状態だったもので、

ケン太が要求を出してきた時、気持ちよくそれを呑んであげたことがありません。
どこかで締められないものかと、締めることしか考えていなかったです。
さがり気味の親の立場を少しでも上げようと必死でした。

それに対し、ケン太は敏感に反応するように。
もちろん、物欲だけでなく、受験の締め付けのストレスもあったので。

本当はその物がたいして欲しいわけじゃないのに、私への腹いせで物を要求するようになってきました。
問題が「物欲」ではなく、別の方向にむかってしまったのです。


私自身は「甘えさせたくない。過保護にしたくない」という気持ちを強く持っていたのです。
でも、頑張り切れず、結果、ゴネ得させて・・・かえって甘えを許すことに。

ケン太の我もさらに強くしてしまい、
それを修正しようとしたことで、さらに悪循環を招いてしまったのです。

子ども上位の家庭でいくら親が頑張ってもダメだってことですね。
まずは、子どもに言うことを聞かせられる家庭力を身に付けることが先でした。

でも、それがちょっと難しかったのですが


結局、我が家の場合は・・・

どうせ物を買い与えることになるのなら、
ゴネ得させて手に入れさせるより、
気持ちよく買ってあげた方がまだよかったんじゃないかと思います。

そりゃ、我慢ができない子になるとか?
問題は多少なりとも出てくるかもしれません。

でも、少なくとも、子どもが暴力を持って抵抗し、
親が奴隷状態まで堕ちてしまうことは避けられたと思います。


私がそう思うようになってからは、
なんでもかんでも締めようとするのはやめました。

なんとか買うのを諦めさせようとするのではなく、
「これあったらいいよね~」と欲しい気持ちに共感してあげたり、
「これなら買ってあげてもいいよ」とケン太の要求はそのまま呑めないけど、
ここまでなら・・・と譲歩してあげたり。

こちらが一歩引くことで、ケン太も一歩引けるようになりました。

「この間、買ってもらったからこれは無理だよね?」と聞いてきたこともあります。

それ以来、無理難題な要求を付きつけてくることはなくなりました。


だから、5万円の借金も「引き落とし月を間違えた」と言うのなら、
間違いは誰にでもある。それは仕方がない。次回は気を付けてね。

・・・という気持ちを込めて(実際はそこまで優しくないけど)貸してあげることに。

一貫性のある対応ではないので、リスクがないともいえません。
世間ではそこまで甘くないしね。


ダメはものはダメ!と親が常に一本筋を立てて対応できれば一番いいとは思います。
それができるのなら、そっちの方がいい。
親と子の立ち位置がしっかりするし、その方が子どもも安定すると思います。


でも、我が家は我が家なので

多少、基盤は緩いとは思いますが、我が家はこの方法でいくしかないので、
これでいきたいと思います!





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