アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

寄席紙切り芸の第一人者 林家正楽 逝く…

2024年02月01日 | 落語・講談・漫才


寄席紙切り芸の第一人者、林家正楽(はやしや・しょうらく)さんが1月21日、死去した。76歳だった。
19日まで東京都内の寄席に出演していたが20日に体調不良で休演。
21日朝、自宅で倒れている正楽さんを家族が発見し、救急車で病院に運ばれたが、死亡が確認されたという。
 東京都出身。高校卒業後、会社勤めを経て1966年に二代目林家正楽に入門した。
「藤娘!」「アマビエ!」など、観客からの注文に応じて図柄をハサミで切り抜く紙切り芸の名手として頭角を現し、林家小正楽を経て2000年に師匠の名跡を継いで三代目正楽を襲名。
色物(落語・講談以外の演芸)としては異例ながら、襲名披露興行で40日間、寄席のトリを勤めた。
 どんな注文でも「切れない」とは決して言わず、ひょうひょうとした一人語りと共に体をユラユラと動かし、短い時間で紙を切り抜くスタイル。
寄席でトリの一つ前に出演する色物「膝代わり」の代表選手として信頼も厚く、20年に芸術選奨文部科学大臣賞(大衆芸能部門)、23年に松尾芸能賞の功労賞を受賞した。今年度の浅草芸能大賞の大賞にも選ばれていた。



正楽さんは、誰よりも寄席が好きで、寄席を大切にする芸人でした。まず一年中、どこかの寄席に、必ずと言っていいくらい、出演していました。今年の正月興行もいつも通り、お客様の注文に、見事に応えていたのですが、亡くなる前日、急に休まれたので、普段そういう人ではないだけに、 余程よほど 調子が悪いのでは? と心配していましたが、こんなに早く、お別れする事になろうとは、夢にも思いませんでした。正楽さんに、もう会えないのか、あの芸を見られないのかと思うと、とても辛い。悲しくて、寂しくて、どうかなってしまいそうです。協会員も、いや正楽さんを知る人は皆、そうなると思います。
 今はただ、一緒に高座をつとめられた喜びと、楽しかった思い出を 噛かみしめつつ、ご 冥福をお祈り申し上げるだけです。
 三代目林家正楽師匠、長い間、本当に長い間、ありがとうございました。お疲れさまでした。好きな焼酎のお湯割り、ゆっくりやって下さい。またどこかで、会いましょう。
 一般社団法人 落語協会会長 柳亭市馬



エエエエ!!!…ショック…。
まだまだ舞台に立てる年齢だったのに…。
何度か観たことがあるのよぉお。
「ユラユラ揺れていないと切れない。止まってみると…」
っていうのが面白くってねぇ。
勿論、お客さんからのリクエストに答えて、
即興で作った作品のクオリティーの高いこと!
最後の寄席出演は末廣亭だったんだって…。
もう1度目の前で、あの神業を観たかったよ…。

ご冥福をお祈りいたします。

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (やたけたの熊)
2024-02-01 06:10:21
私は「クリスマス」と「お雛様」を切っていただきました。いずれも鈴本演芸場で。もちろん大切にしています。
浅草演芸ホールのテケツに並んでいたら高座を終えた正楽師匠が出てこられました。「お疲れさまでした」と声をおかけしましたら「ありがとうございます」と深々とあたまを下げられたので恐縮しました。
寄席の宝物のような師匠でした。
返信する
Unknown (かしまし娘)
2024-02-01 12:52:27
やたけたの熊様
グォォオオ!!紙切り作品を持っていらっしゃる!!しかも2つもぉおお!!
スッゲスッゲェエエ!!
結構な数のお客さんが「〇〇!」「××!」って声を出しますよね。そんな中で選ばれたなんて!!
スッゲスッゲェエエ!!

私はいつも何をリクエストしようか、パッと思いつかず…。って事前に考えて参戦しろよ。
ということですよね。

オオォ!外でも師匠に声を!
スッゲスッゲスッゲェエエ!!
返信する

コメントを投稿