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アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

やすらぎの郷 遂にきてしまった最終回…

2017年10月09日 | テレビ(国内)



倉本聰が同世代の大人たちに贈る。
全く新しいカタチの帯ドラマが
幕を開ける。 

嗚呼…終わってしまったぁあ。
淋しいぃいいいい。
思いっきり前のめりだったぁああ。 

やすらぎの郷
テレビ朝日系列
毎週月曜 - 金曜12:30 - 12:50
2017年4月3日~9月29日
脚本:倉本聰
主演:石坂浩二・浅丘ルリ子・加賀まりこ・八千草薫・
有馬稲子、五月みどり・野際陽子、藤竜也・ミッキー・カーチスetc 

だいだいやねぇ。
往年の明星(スター)達が
大挙して、テレビドラマに!
想像しただけでも鼻血ブゥゥウウ!! 

OA開始前に地下鉄に乗ると、
車両いっぱいに、
大女優と大物俳優達の
若かりし頃の写真が
ズラズラズラァァア!!
密かに、テンションMAXに
なったもんだよぉお。 

始まってみたら、
毎日、毎回、目が離せない!! 

かつてテレビ界に
功績のあった者だけが入れる
老人ホームを舞台にした物語。 

一世を風靡した大女優や俳優達が、
ウヨウヨ。
その日常を垣間見ながら、
一般人からは
想像もつかない感覚もあるけれど、
なんだかとっても
身近に感じる時もあってねぇ。 

なんと言ってもこの2人
白川冴子(浅丘ルリ子
水谷マヤ(加賀まりこ
友人なのに、
女優としてのプライドもあって
仕事のことになると張り合ってる。
良いコンビ。 

まさか
ルリちゃんの姿を
ドラマで観られるなんて!
夢の様じゃないのさぁああ♪



私ったら思わず、
”やすらぎの郷”に出演している女優たちの
若かりし頃を集めた写真集。
『平凡プレミアムselection
 ―今も輝き続ける女優たち 8人の女』
買っちゃったもんねぇえ。
アハアハ 



そうして、
永遠の姫・九条摂子
八千草薫が存命で良かった。
本当にそう思ったよ。
この番組が、
後何年か経ってから出来てたら、
井深凉子役の野際陽子だって、
キャスティングされなかったわけだし…。 

テレビ界のドン
加納英吉(織本順吉)が、
やすらぎの郷を作った
理由っていうのが…。

こりゃぁ限りなく
ノンフィクションに近いじゃない。
出演者達だって素になってしまいそう。 

大道洋子という女優が、
死後何日も経ってから発見された。
孤独死…。
もう誰にも
そんな最期を迎えさせたくない。

あ!大原麗子のことでしょぉ。
そう思ってたら、
サントリーウイスキーのあのCM。
「少~し愛して 長~く愛して」

私が一番忘れられないのが
犬山小春(冨士眞奈美)!!

アメリカに渡ったきり
帰国していなかった女優が、
何十年ぶりかで帰ってきたのに、
昔の同僚達は知らんぷり。
わがままし放題で、
テレビ界から追放されたんだって。
相当恨みを買ってるらしくてね。

親友だった及川しのぶ(有馬稲子)とは、
やっと仲直り出来たんだけど、
歓迎パーティーに出席する人は
ほとんどおらず…。
その時の、小春のアメリカ体験談がねぇえ。
独白がねぇええ。
もぉお、涙なしでは観られなぁいぃい。 

年老いたから、日本で暮らしたい。
でも、
やすらぎの郷には入れてもらえない…。
だからこのまま、
旧友との再会を思い出に、
少しは温かい気持ちになって、
去って行くのかと思ってたら…。

一緒にハワイから帰ってきた、
石上五郎(津川雅彦)の詐欺事件に
巻き込まれ…。
皆に誤解されたまま…。
翌日、新宿のビルから投身自殺。
しかも、
新聞に小さく”老女死亡”と出ただけ…。

ビエェェエエン!!
涙、涙、また涙…ぉぉおおお
冨士眞奈美の存在感が半端ない!!
ゲストキャラだなんて勿体ないぞぉおお。

他にも、
認知症、老老介護、年の差婚、死、
年金、遺産、子供、孫、という
話題も折り込みながら物語は進み…。 

このドラマの主人公は
脚本家・菊村栄(石坂浩二)。
最終週に入って
彼が、老いらくの恋で
やすらぎの郷から数日出て、
温泉に行くなんてぇえ。

やすらぎの郷にいる人々を、
最後まで観たいのに!
プンプン!

でもまぁ最後に
テレビ界を支えてきた大脚本家から、
次世代へメッセージを
伝えたかったんだね。
倉本聰も、
そこんとこの落とし前を、
きっちり着けたかったんだね…。 

レンタカーを走らせて、
早くやすらぎの郷の皆に会いたい。
心からそう思う菊村先生。
その気持ちこそ、
視聴者と…いや、私と一緒!
ラストは清々しかったぁあああ。 

華麗で重厚なテレビドラマが
終わってしまった…。
華々しい打ち上げ花火にも似て…。
いやぁ…。なんとも…。

最近のテレビは、ほんと、
おばちゃんにはつまらないのよぉ。
新作ドラマは、時代劇以外、
ほとんど観ないもんね。

芸能界華やかなりし頃、
テレビが娯楽の王様だった時代が、
確かにあったんだよね。
忘れてたなぁぁ。
お茶の間でワクワクするあの感覚。

嗚呼、本当に楽しかったぁああ♪
チョイ役で出てきた人も含めて、
デラックスな出演者に
夢を見させてもらったぁああ!!

やすらぎの郷
平凡プレミアムselection―今も輝き続ける女優たち 8人の女 

やすらぎの郷に出演 野際陽子 逝く… (2017.6.18記)


2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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淋しいです (はぎお)
2017-10-09 14:50:13
こんにちは。
終わってしまいましたね・・・
「シルバー帯ドラマ」と銘打っていたそうですが、中年世代もがっつりはまりましたよねぇ。

しかも、はまったツボが、かしまし娘さんと同じ!
やはり、犬山小春の件は、グッときました。それから、「やすらぎの郷」立ち上げの話・・・

あんなスターではないですが(;^_^A 独身で、友人も少ない、身内がいなくなったら・・・と思うと、他人ごとではなかったんです。

豪華な出演者が話題のドラマでしたが、ちょっと身近な話題もあって、いろんな意味で楽しめました。
もう、地上波で見るドラマは当分ないでしょうねぇ・・・淋しいです。

そんな素晴らしい写真集が出ていたとは!みなさん若い頃から、現代の女優とは全く違うオーラが漂ってますね~
返信する
犬山小春 (かしまし娘)
2017-10-10 13:34:22
はぎお様
ツボが一緒ぉおおお。
あ…はぎおさんは自分の将来を重ね合わせて。
ということですね。
私はそういう視点ではなく…(汗)
富士真奈美の演技力に脱帽したのです。
アメリカ体験の話をしている時の絶望感。
いわれのない罪を着せられた時の表情…、
それがやるせなくてね。
結局は、男の情けにすがって
ひっそりと暮らしてき元売れっ子女優…。
その姿に、お茶の間で大泣きでした。
日本の芸能界をある意味象徴している様でもあり…。

富士真奈美も最近はテレビで見掛けることもなく…。
いつだったか、ドラマのゲストキャラで出ているのを
観ましたが。どうってことのない役で…。
その時、淋しかったんですよね。
大女優なのに…って。
だから、『やすらぎの郷』で
ダイナミック&繊細に役を演じているのを観られて、
嬉しかったんですよ♪

彼女だけでなく、もう若くないけど、
過去に一世を風靡した大物達の演技力は、こうなんだぞ。
どうだ!!参ったか!!
と言われてる気もしました。

そうそう、写真集。
本当に美しいですよぉお。
是非、本屋で手に取って見て下さい。
いや、買って下さい(笑)
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