
浅草公会堂 第2部 1/12(土)
お年玉〈年始ご挨拶〉
中村亀鶴
「お客さんとお近づきに…」とか言って下に降りたぁ。
しかもバク転でっっ!
でも、見え難いわぁぁ。
だってここ。3階席なんだよぉぉ。
お客さんを巻き込んで、見得切ってもらって
皆で拍手の練習やっちゃった。
なんか、アットホームやん。
祇園祭礼信仰記(ぎおんさいれいしんこうき)/金閣寺
文楽初演:宝暦7年(1757)12月・大坂豊竹座
歌舞伎初演:宝暦8年(1758)正月・京都沢村座
雪姫 市川亀治郎
此下東吉 中村勘太郎
狩野之介直信 中村七之助
慶寿院尼 中村亀鶴
佐藤正清 市川男女蔵
松永大膳 中村獅童
詳しい物語はこちら → 歌舞伎(2007/1 歌舞伎座)
文楽(2008/1 国立文楽劇場)
√そもそも金閣と申すは鹿苑印の相国義満公の山亭、
三重の高楼造り庭には八つの致景を移し、夜泊の石岩下の水、
滝の流れも春深く、柳桜を植ゑまぜて今ぞ都の錦なる
オオ~!文楽と一緒一緒♪
いいねぇ丸本歌舞伎だねぇ。
金閣寺で碁の対~決!
松永大膳×此下東吉
ここで、男女ちゃん(市川男女蔵)チェ~ック♪
碁を打つ2人を、縁側で方膝上げてみつめる。
これからズ~ッと動かないよ。
脇役のお家芸の一つ”微動だにしない”
目線も変わらないし、
オブジェになれるって気配を消すことでもあるし、
ちょっとやそっとじゃぁ、真似できましぇん。(ステキ♪)
お姫様役の大役ベスト3(通称”三役”)
『祇園祭礼信仰記』雪姫
『本朝廿四孝』八重垣姫
『鎌倉三代記』時姫
直信を想いながらも、
だからこそ大膳に身をゆだねるのか…。
ウ~ンウ~ン
悩む亀治郎の雪姫。
思い起こせば…
『国性爺合戦』の栴檀皇女(1998)
「とらやぁとらやぁとらやぁやぁ」でハートにズキュン♪
友達と顔見合わせてニンマリ。
あれから色んな女形を観てきたけれど、
まさか、こんなに早く雪姫で登場とは♪
QOO~
最近、艶っぽくなってきたよぉ。
碁盤をひっくり返す大膳の傍らで、
斜め後ろを向いてるー。
亀ちゃんの項(うなじ)…。
久しぶりに見たぞ。ウフ。
大膳が雪姫の親の敵だとわかる場面。
シャキーンと刀を抜いたら、
龍が滝を昇っちゃ~う。
ギュイ~ンギュイ…ン…。
あちゃ、なんか下で引っ掛かったみたい。
これリピートするところだと思うんだけど…。
2度と龍は滝に姿を現さなんだ。
ぶっ倒れた亀ちゃんの後ろで、
黒衣も背中丸めて小~さくなってる。
上手く隠れてるよね。
「ア…ア…」
苦しそうで切なそうな雪姫の声。
こりゃぁ歌舞伎版のオリジナルだ。
あれ?
下手じゃなくって上手の木に縛られてるぞい。
「直信サマァ~!敵は大膳なのじゃぁ~!」
場面が進むにつれて、
亀治郎が、ちょっとづつアグレッシブに!
「エゝあの大膳の鬼よ蛇よ、
人に報いがあるものか無いものか、
喰い付いてもこの恨み晴らさいで置かうか」
こんな言葉がとっても似合ってる♪
縄をビ~っと引っ張って、
センターへ来てる雪姫の上へ、
桜の花弁がドヒャヒャヒャヒャ~~。
ピンク♪ピンク♪ピンク♪姫の衣装もピンク♪
足動かして何か描いてるよ。
今年の干支、ねずみくんがいよいよ登場~!
縄を切ってもらって、自由になったぞ!雪姫。
東吉から刀を貰って花道でー。
刀身を鏡代わりに、髪を整えて去って行く。
ウキャ~♪ズデギィな演出だぁ。
大道具の見せ場だ!ヤンヤヤンヤ~!
1度でいいから1階で観てみたなぁ。
スペクタクルだろうなぁ…。
東吉は、慶寿院を助け出して
あっ、狼煙上げないで、石つぶて投げるのが合図。
ふ~ん。文楽と違う所みっけ♪
大膳vs花四天10人
これは歌舞伎の見せ所~!
ジャンジャンバリバリ暴れてる~!
軍平(男女蔵)も、合戦用に衣装替え。
槍持って、下手に陣取るぞい。
嗚呼~そうしてるだけでも、
芝居筋力がモリモリ脇から広がるんだぁ。
浅草歌舞伎の屋台骨を、さり気なく支えてるのがこの人。
VIVA!滝野屋
若手メンバーだから、
物語がグワ~っと膨らんだ
去年の吉右衛門×幸四郎×玉三郎(2007/1 歌舞伎座)
それと比べちゃ~いけないんだよね(OK!)
この作品に、トライしたことに拍手をっ!!!
去年とは、重量感がなんか違うもん。(イイよね!)
さ~て、お次もレッツトライな『切られ与三』
つづく2007年レポ → クリック
その他のレポは
夜の部 祇園祭礼信仰記 与話情浮名横櫛
ランキング参加中、あなたの清き一票を(笑)
ありません。入口のところに有名人の手形がある建物ですよね?
あれで遊ぶのは楽しいのですよね。私は手のひらが大きいので、
手形と勝負すると、たいてい勝ちます(笑)
金閣寺、歌舞伎でも見たことがあるのですが、かなり昔の事で、
細かいところの記憶がありません。玉三郎さんが雪姫だったと思
いますが。歌舞伎チャンネルで放送されたら見てみます。
私も・・儚げで美しい雀右衛門さん譲りの、そして 段々アグレッシブになっていく 亀ちゃんの雪姫!
堪能しました
男女蔵さん!本当に左團次さんに似てきましたね~
何時の日か「髭の意休」が見られると良いな~
福ちゃんの揚巻・海老ちゃんの助六で!
>有名人の手形がある建物ですよね?
そうそうそう、やなぎさんが遊んでる(笑)そこです。
芸人達の名前を見てるだけでも楽しい場所です。
>浅草寺へ行く
ついでに如何ですか?友人は今年そうしてました。
値段も3階席だと安いし、歌舞伎座と違って上演時間もリーズナブルですよ。
金閣寺は、歌舞伎でも何年も演ってなかったのに、ここに来てドドっと(笑)
文楽でも演ったからビックリ。重なる時ってあるんですね。
私は、玉三郎版より雀右衛門版がお気に入りです♪
ミッチ様、まいど!
>雀右衛門さん譲りの
そうだったんですね!パンフも買ってなくって…。
情報ありがとうございました。
亀ちゃんったらアグレッシブになって、
声もちょっとドスが利きかけてる感じで(笑)
>何時の日か「髭の意休」が見られると良いな~
ですねぇ。きっと演ってくれるでしょう。ワクワク♪
>福ちゃんの揚巻・海老ちゃんの助六で!
揚巻はOKですが、助六は団十郎がいいな(笑)
仁左衛門にももう1回して欲しいな。
余りの混雑に仲見世に突入出来ず、したがってお寺に辿りつけず、バチが当たったらどうしようと言いながらも時間の関係でお参りを諦めて帰りました。
4日夜の部の舞台挨拶は愛之助さんでしたが、質問があったら答えますと言って上手側から客席に下り、最初に質問した人に握手して手拭を渡しました。私も羨ましくなって手を挙げたかったのですが、席が花道側だったので諦めました。質問した人達は凄いファンだったみたいで、髪型を変えた理由など聞いて大喜びしていましたよ。
亀ちゃんは流石です!でも花びらが降りすぎて、昔の紅白で「風雪ながれ旅」(?)だったかで紙吹雪が舞いまくって北島三郎の口の中にも入ってしまい、ものすごく歌いにくそうだったことを思い出しました。
必要な事は右から左に忘れてしまうのに、こんなにつまらない事を今でも覚えているのは困ったものです
>バチが当たったらどうしようと
あ、そっか。私なんて初詣は他で済ませてるし(笑)
浅草寺に近づこうとも思いませんでした。ああ、バチあたりぃ。
>舞台挨拶
へぇえ。すっごいですね。愛ちゃん。
alley catさんも手を上げて質問してくださればよかったのに…
ってどんな質問を用意していたのでしょうか(笑)
>髪型を変えた理由
すごいなぁ。ファンじゃない人にはどうでもいい話だなぁ(笑)
>北島三郎の口の中にも
見ましたよ、紅白ですね。グハハハ。
3階席からじゃぁ、ちょうどイイ感じに見えましたが。
これからは、亀ちゃんといえばサブちゃんと連想するかもしれませんね。ワッハッハ。
文楽での『祇園祭礼信仰記』も観れば良かった!
そしたらウトウトしなかったかも・・・ 一緒か(苦笑)
何故か、『国性爺合戦』を観てしまったんですな。
(そういやお正月に観たのに未だレポを書いてませんけど)
亀治郎さん演じる雪姫の足で鼠の絵をあたりから美しかったですね。
とても絵になる素敵なシーンでした。
>そしたらウトウトしなかったかも・・・
そうなんですよ!!
歌舞伎で何度観ても、おもいっきり寝てたのに、
「文楽とどう違うのん?」と思ってみたら、あ~ら不思議♪
ま、「文楽を観たばっかりで良かった」ってオチがつくんですけどね(笑)
半年後とかなら、コロっと忘れてるもんで…。
お年玉挨拶は私の時も亀鶴さんでした!同じ土曜日だからかな。私、あの切れ長の目に惚れてるんでニマニマでした(^^ゞ
亀治郎の雪姫は雀右衛門に生き写しでしたね。声は低音のところがやっぱり伯父さんに似ていると思ってしまいますが、姿はもうビックリでした。
雀右衛門の雪姫、一回しか観ていないのに目の前に彷彿としましたもん。メイクもすごく似せていて、凝り性の亀ちゃんらしいと思いました。こうやって先輩たちの型をなぞりながら、やがて自分のお役にしていくんだなぁと胸が熱くなりました。
ドカ雪じゃない桜も襟の中にもドバっと入っているのが見えましたが、雀右衛門の襲名公演以来の伝統らしいですね。
他のメンバーもすごくよくて、浅草歌舞伎は新人公演の域を超えたなぁって感慨深かったです。
2001年に観たっきり、去年まで全然興味なかったんですけど(笑)
今年はお得感満載でした。
亀ちゃんは、メイクがジャッキーだったのですね!
でも、雀右衛門はあんなに動かないけど(笑)
ハートはまさしく京屋譲りとみた!