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左とん平 逝く…

2018年02月27日 | テレビ(国内)



1970年代の人気ドラマ「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」
(ともにTBS)を始め、映画や舞台に名バイプレーヤー
として活躍した俳優・左とん平(ひだり・とんぺい、
本名、肥田木通弘=ひだき・みちひろ)さんが
24日、午後3時57分、心不全のため都内の病院で死去した。
80歳。
左さんは昨年6月に急性心筋梗塞の手術を受け9か月間、
闘病を続けていた。家族葬を営み、後日お別れの会を開く。



 大杉さんに続き、また一人、味わいある俳優がこの世を去った。
左さんは昨年6月、急性心筋梗塞で倒れた。
緊急手術を受け、集中治療室に入っていた。
一時は退院のメドがつくほど快方に向かったが、その後、
誤嚥性肺炎を繰り返した。
酸素呼吸器をつけ、会話はできなかったが、
目で合図を
取れる状態だった。

1月に入って一進一退の状態が続いたが、復帰への執念はすさまじく、
病院関係者が「考えられない」と驚くほどの生命力だった。
 関係者によると、24日午後2時半頃、病院から事務所関係者に
「心不全を起こした」と連絡が入った。
家族らが病院に到着する前に息を引き取ったという。
左さんの妻・仁美さん(81)は25日、左さんの事務所を通じて
「最期は穏やかな顔でしたし、スーッと逝ったんだと思います。
怒ったりすることもなく、本当に優しい人でした。
ゴルフが大好きで、あまり家でじっとしてる人ではなかったです」
とコメントした。
 24日午後6時半頃、左さんの遺体は仁美さんの意向で都内の自宅へ戻り、
2階の寝室で一晩を過ごした。
楽屋のれんを布団の上に敷き、愛用のサングラスが祭壇に置かれた。
親族や友人が駆けつける中、安らかな表情で眠っていたという。
 3人兄弟の末っ子として生まれた左さん。世田谷高(現世田谷学園)時代に
俳優学校に通ってコメディアンを志した。
芸能界デビューは、三木のり平さんらを育てた演出家の三木鶏郎(とりろう)さんの
マネジャー・野坂昭如さんと知り合ったことがきっかけ。
70年代にTBS系ドラマ「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」で人気となった。
バラエティー番組で発した「ヘイ・ユー! ホワッチャアネーム?」が
一世を風靡し、それに付随した曲「とん平のヘイ・ユウ・ブルース」もヒット。
賭博容疑で数度の逮捕歴もあるが、卓越した演技力でカムバック。
とぼけた雰囲気を持ち味にコミカルもシリアスもこなした。
 左さんと30年以上ともに活動した所属事務所の嶋田博社長は
「『仕事やりたい?』と聞くとうなずいたり、復帰に向けて頑張ってました。
暇な時でも忙しい時でも不満を言わなかった」としのんだ。
親族のみで密葬を行う予定だが、葬儀は左さんが長年CM出演する
「さがみ典礼」が請け負う。3月中にお別れの会を開く予定という。 

え!!ええ!!
毎日テレビで観てるもんで、
実感が湧かなくって…。
そっか…
あれは若い頃の姿なんだものな…。

何を観てるかっていうと、
寺内貫太郎一家』(1974年)
タメさん役で、
本当にイイ味出してるのよねぇえ。

石屋でしょ。
だから石を削ってるんだけど、
ポロっと欠けさせちゃって、
必死で誤魔化してたり。



親方の拳が出てくると、
「貫太郎ぉお!!」
って呼び捨てにして怒ったり。
ちょっとヘラっとしてるけど、
心は温かくて情にもろくて、
なんだか憎めないんだよねぇ。
伴淳三郎や由利徹との
掛け合いも絶妙!



「ヘイ!ユ~!ワッチャネ~ム?」
これは流行ったなぁ。
懐かしいよぉ。 

コメディーからシリアスまで、
何でもこなした名脇役がまた1人…。
本当に淋しい…。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。

寺内貫太郎一家
BS12
毎週火曜~金曜 夜8時
全39話 
脚本:向田邦子
主なキャスト
 小林亜星、加藤治子、悠木千帆(現・樹木希林)、梶芽衣子、
西城秀樹、浅田美代子、左とん平、由利徹、藤竜也、
篠ヒロコ(現・篠ひろ子)、横尾忠則、伴淳三郎ほか


2 コメント

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本当に残念です。 (はぎお)
2018-03-02 21:26:06
こんにちは。
残念な訃報が続きますね。

写真の3ショット、もう今の若い人には良さがわからないかなぁ。このドラマは見ていませんが、この映像だけで私もう笑えます。

喜劇出身の方は、お笑いはもちろんのこと、シリアスなお芝居も本当にいい味を出されますよね。

>コメディーからシリアスまで、何でもこなした名脇役がまた1人…。

脇役がいなければ、ドラマも映画もできません・・・本当に貴重な存在だということを、改めて感じます。
寺内貫太郎一家 (かしまし娘)
2018-03-05 15:39:38
はぎお様
本当に残念ですよね…。

あ…寺内貫太郎一家をご存知ない!
世代ですね…。
テレビの黄金時代に一世風靡したのですよ。
といっても、
小学生だったので詳しくは覚えていないのですが…。
小林亜星が俳優じゃないのにお父さん役で、
暴力的というか粗暴というか…だったとか。
西城秀樹と浅田美代子が出てたとか。
一番覚えているのが、
まだ若かった樹木希林がお婆ちゃん役で、
沢田研二のポスターを見ながら「ジュリ~!!」
と叫びながら見悶える。アハハ
そんな記憶しかなかったのですが…。
今回初めてキチンと観てみたら、まあ素晴らしいドラマです。
これぞ、ザ・昭和!人情てんこ盛り!
だからこそ左とん平達コメディーが出来る俳優達も
活き活きしています。
こんな時代が過去の物だというのが、また淋しいです…ぅ。

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