アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

劇団民藝 オットーと呼ばれる日本人

2024年06月10日 | 演劇


なななんとぉおお!!
休憩が2回もぉおお!!
3時間40分ぅううう!!



劇団民藝
オットーと呼ばれる日本人
作=木下順二 
演出=丹野郁弓
出演
ジョンスンと呼ばれるドイツ人    千葉茂則
宋夫人と呼ばれるアメリカ人        桜井明美
フリッツという名のドイツ人        山本哲也
王          釜谷洸士
鄭          横山陽介
林          吉田正朗
青年      小守航平
日野      平野 尚
オットーと呼ばれる日本人           神 敏将
その妻  中地美佐子
その娘〈ダブルキャスト〉           
松井優梨愛(劇団ひまわり)若菜優香(劇団ひまわり)
瀬川      みやざこ夏穂
その妻  石巻美香
その娘〈ダブルキャスト〉           
大塚芽依(劇団ひまわり)佐々木美月(劇団ひまわり)
ジョーと呼ばれる日本人 塩田泰久
南田のおばちゃん            戸谷 友
ゾフィー             石川 桃
検事      吉岡扶敏
弁護士  境 賢一

『オットーと呼ばれる日本人』
この題名にグッッと来るんだよねぇえ。
前から気になっていた、
木下順二の代表作を初体験!

ウオォオオ!
他にも“〇〇と呼ばれる〇〇人“が
何人もいるぅうう!!
諜報活動をしているのだぁああ。



1930年代から1940年代にかけて、
日本が…。世界が…。
資本主義が…。共産主義が…。
怒涛の荒波の中で彼らはどうなっていったのか…。
“オットーと呼ばれる日本人”の志の行きつく場所は…。

この物語は、
世紀最大のスパイ事件といわれる「ゾルゲ事件」を
題材にしているんだよぉおお!!!
ジョンスンと呼ばれるドイツ人がゾルゲで、
オットーと呼ばれる日本人が尾崎秀実。

上海では、同じ方向を向いて活動していた
2人だったんだけど、
数年後、日本で再会した時は…。

「開戦したら半年と持たない」
だからなんとしても戦争を止めなければ。
そう言う“オットーと呼ばれる日本人”に対して、
「日本は1度大きな打撃を受けた方がいい」
という意味のことを、
“ジョンスンと呼ばれるドイツ人”と、
アメリカ帰りの画家
“ジョーと呼ばれる日本人”が言うんだよね。
なるほどぉお。
大きな視野から見るとそうなるんだろうなぁ。
その後、本当にコテンパンに叩きのめされて、
アメリカの統治下で民主主義化したわけだし…。

舞台から飛んでくる台詞の量が、半端ないぃいいいい!!!
その量を受け止めきれずに、
一瞬コックリコックリしてしまったぁああ。
いかんいかん!…
いやいや、面白かったんだよぉおおお!!

歴史上の人物そのものとしてではなく、
オブラートに包みながらも、
熱いものがガンガン伝わってくる。
これが演劇なんだなぁあああ。
昔、こんな巨大なスパイ組織があったんだね。
で終わるんじゃなくって、
現代を生きてる私達のハートにも刺さったぞぉお!



ブロンドの髪で、
宋夫人と呼ばれるアメリカ人を演じる
桜井明美が素敵だったぁああ。
フランス発のドラマ
NHK総合
毎週日曜日 午後11時00分~
パティの吹き替えしているんだよぉ。
いつも舞台で、特徴的な声質だなぁ。良いなぁ。
って聞き惚れているんだけど、
その声はドラマでも変わらなぁい。
これからもドンドン声の仕事をして欲しいぞぉお。
あ…このネタを載っけるのが遅過ぎたぁ。
ドラマは終わってしまったぁあ。

この日は終演後に、
お楽しみの“バックステージツアー”ぁああ!


劇団民藝
2024年5月17日(金)~26日(日)
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA

バックステージツアー (2024.6.11記)