アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

ヤマザキマリ&中野信子 パンデミックの文明論

2020年10月30日 | 

気がつけば読書週間!
※10月27日(火)~11月9日(月)
読書レポを毎日載せた年もあったなぁ。
今年は無理だなぁ。
根性なしだなぁ。
アハアハ

古代ローマのペストからコロナまで
洋の東西でこんなに違う感染症の付き合い方

パンデミックの文明論
著者:ヤマザキマリ、中野信子 
出版:文春新書
発売日:2020年8月20日
定価:800円+税

新型コロナウイルスの話で意気投合した
異色の二人が緊急対談。
ヤマザキマリがイタリアに帰れなくなって、
実現したんだろうね。

「自殺を罪とするキリスト教の倫理観とともに
生きている人たちと、日本みたいな国とで、
対策が同じにならないのは当然」(ヤマザキマリ)
って言葉に目からウロコォォオ!!
他にもボタボタ落ちる話がてんこ盛りッ!

「欧米人の持つ、自然に屈することへのある種の屈辱感は、
日本人には想像しづらいかもしれない」(中野信子)
つい、自分の物差しで外国の行動を
理解不可能って決めつけてしまうけど、
そういうことではないんだね…ぇ。

「こんなに世界の全体の動きを
身近に意識したことって、
初めての経験だったんじゃないか」
という一文に、
そうそう!私もそう思う!
思わず手を挙げたよぉお。

仲良しの女性同士なので、
話があっちでウロチョロ。
こっちでウロチョロ。
いつ新型コロナの話に戻るのだろうか。
って心配する場面もあったけど、
肩肘張らないノビノビ感と、
ビシバシ物言うスッキリ感が
面白かったぁあ。

パンデミックの文明論 (立ち読みできます)