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中村梅之助 逝く…

2016年01月21日 | 歌舞伎



遠山の金さんが…伝七が… 

劇団前進座の代表で、
テレビドラマ「遠山の金さん捕物帳」の

初代金さん役などでも知られる
俳優、中村梅之助(なかむら・うめのすけ
=本名・三井鉄男=みつい・てつお)さんが
18日、肺炎のため都内の病院で死去した。
85歳。東京都出身。

 昭和5年、前進座創立メンバー、中村翫右衛門(かんえもん)
さんの長男として生まれ、9歳で4代目中村梅之助として初舞台
を踏んだ。20年に同座研究生となり、全国各地の巡業などに参
加する。45年、テレビドラマ「遠山の金さん捕物帳」で主役の
初代遠山金四郎に抜擢され、一躍、お茶の間の人気者となった。
その後、NHKの大河ドラマ「花神」で村田蔵六(大村益次郎)役、
「伝七捕物帳」で伝七役など時代劇を中心に骨太の男たちを演じてきた。
  50年代以降、創立メンバーに続く第2世代の中心として、
父・翫右衛門さんの持ち役を受け継ぎ、同座の舞台を率いてきた。
代表作は「勧進帳」の弁慶、「権三と助十」の権三など。
平成18年5月、国立劇場で「魚屋宗五郎」の宗五郎を演じた。
昨年5月の国立劇場公演「文七元結」の家主長兵衛が最後の舞台となった。
 舞台「一本刀土俵入」で5年度、前進座として第48回文化庁芸術祭賞
(演劇部門)受賞。
 長男は俳優の中村梅雀さん(60)

金さんは粋でいなせでねぇ♪
快活な台詞廻しと、あの桜吹雪!
何人もの俳優が演じてきてるけど、
金さんと言われたら
やっぱり梅之助の顔が浮かぶよ…。
『伝七捕物帳』(1973年)
弁舌爽やかでねぇ♪
「ヨヨヨイ、ヨヨヨイ、ヨヨヨイヨイ、めでてえな!」
これも忘れられない…。

前進座を初体験したのが2006年。
梅之助は、まだまだハツラツとしてたっけ。
出てくるだけで、
客席にいる高齢の男性達の瞳が輝いてね。
大大大拍手でさぁあ。
長年のファンに支えられてるんだなぁ。
心がフワァアっと温かくなったよ。
前進座の歌舞伎って、
さっぱり。でも、しっかり。
ハンドメイドの温もりがあるのに、骨太!
職人が一つ一つ積み上げるレンガのように、丁寧!
松竹大歌舞伎とは違う味わいが美味♪
それから何年か通ったんだけど…。
ここ3年くらいは行ってなかった…。

謹んでご冥福をお祈りいたします。 

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劇団前進座 

前進座初体験! 謎帯一寸徳兵衛 (2006.5.23記)