遠山の金さんが…伝七が…
劇団前進座の代表で、
テレビドラマ「遠山の金さん捕物帳」の
初代金さん役などでも知られる
俳優、中村梅之助(なかむら・うめのすけ
=本名・三井鉄男=みつい・てつお)さんが
18日、肺炎のため都内の病院で死去した。
85歳。東京都出身。
昭和5年、前進座創立メンバー、中村翫右衛門(かんえもん)
さんの長男として生まれ、9歳で4代目中村梅之助として初舞台
を踏んだ。20年に同座研究生となり、全国各地の巡業などに参
加する。45年、テレビドラマ「遠山の金さん捕物帳」で主役の
初代遠山金四郎に抜擢され、一躍、お茶の間の人気者となった。
その後、NHKの大河ドラマ「花神」で村田蔵六(大村益次郎)役、
「伝七捕物帳」で伝七役など時代劇を中心に骨太の男たちを演じてきた。
50年代以降、創立メンバーに続く第2世代の中心として、
父・翫右衛門さんの持ち役を受け継ぎ、同座の舞台を率いてきた。
代表作は「勧進帳」の弁慶、「権三と助十」の権三など。
平成18年5月、国立劇場で「魚屋宗五郎」の宗五郎を演じた。
昨年5月の国立劇場公演「文七元結」の家主長兵衛が最後の舞台となった。
舞台「一本刀土俵入」で5年度、前進座として第48回文化庁芸術祭賞
(演劇部門)受賞。
長男は俳優の中村梅雀さん(60)
金さんは粋でいなせでねぇ♪
快活な台詞廻しと、あの桜吹雪!
何人もの俳優が演じてきてるけど、
金さんと言われたら
やっぱり梅之助の顔が浮かぶよ…。
『伝七捕物帳』(1973年)
弁舌爽やかでねぇ♪
「ヨヨヨイ、ヨヨヨイ、ヨヨヨイヨイ、めでてえな!」
これも忘れられない…。
前進座を初体験したのが2006年。
梅之助は、まだまだハツラツとしてたっけ。
出てくるだけで、
客席にいる高齢の男性達の瞳が輝いてね。
大大大拍手でさぁあ。
長年のファンに支えられてるんだなぁ。
心がフワァアっと温かくなったよ。
前進座の歌舞伎って、
さっぱり。でも、しっかり。
ハンドメイドの温もりがあるのに、骨太!
職人が一つ一つ積み上げるレンガのように、丁寧!
松竹大歌舞伎とは違う味わいが美味♪
それから何年か通ったんだけど…。
ここ3年くらいは行ってなかった…。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
「遠山の金さん捕物帳」OA中
↓
時代劇専門チャンネル
第1作主演の中村梅之助インタビュー
「闘い続けた父を誇りに思う」動画
劇団前進座
前進座初体験! 謎帯一寸徳兵衛 (2006.5.23記)
おっしゃる通り、ちょうど今CSで「遠山の金さん」を放送中。番組が始まる昨年9月に特集番組にご出演され、お元気そうなお姿を見たばかりでしたのに。
私は、金さんは見ていません。(今頃初見で)
記憶にあるのは、恐らく子供のころ再放送で見た「伝七」でした。
なんといってもラストの「ヨヨヨイ~」ですよねぇ(^-^
(橋幸夫の主題歌まで覚えています)
どの作品を見ても、ホント、溌剌と、「粋でいなせ」という印象です。
一度でも、舞台で拝見してみたかったです。
「時代劇」スターがどんどん亡くなられるのは寂しい限りです。
作品を見つつ、ご冥福をお祈りするばかりです。
こんにちは。
時代劇専門chを視聴していると
金さんが観られるんですよね。
いいなぁああ。
そうですか、特番に…。
いいなぁああ。
本当に江戸時代に生きてる人なんじゃないの?
って錯覚するくらい板についてましたよね。
歌舞伎俳優という利点もあるのでしょうが、
とにかく格好良かったです。
ああいうスターは、もう過去の映像の中でしか
お目にかかれないのですね…(涙)