アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

伊賀越道中双六 第一部

2013年09月22日 | 文楽

伊賀越道中双六が苦手だぁああ…。
2006年に大阪の国立文楽劇場で観た!
”沼津の段”のその後の物語。…見事に爆睡っっ。
じぇんっじぇんストーリー覚えてなあぁあい。
とにかく、その前の話だからガンバロウぜぇ。私ぃ。

2013年9月15(日) 
国立小劇場 11列上手

通し狂言 伊賀越道中双六

いつもは2等席で観るんだよね。
色々と試したんだよ。1等と2等を行ったり来たり。結論は…
前でも後ろでも寝る時は寝るっっ!!
そうしてもう1つ
三味線、太夫、人形を一緒に観たいっ!
ってことはやっぱり後ろでしょ。しかも上手ブロック。
でも2等席が…無かった…ぁ。
だから奮発したっ!久しぶりの1等席だっ。

三味線と太夫がいつもよりデカっ!!
人形がいつもよりちっこっ!!
そう見える、この席ってオモロイなぁ。
奏でられる音も発する声もやたらデカイ!!
耳が痛いっっ。
そう聞こえる、この席ってオモロイなぁ。
人形より、ついつい床の二人にちゅ~も~く。 

和田行家屋敷の段 (11:00~11:27)
口  豊竹咲寿大夫(15日まで)  鶴澤清公
奥  豊竹松香大夫   鶴澤清友

正宗の刀を奪って、和田行家をバ~ッサリ。
沢井股五郎って悪いやっちゃなぁああ。
和田家を潰そうとの策略か!ムムム。

円覚寺の段 (11:29~12:20)
中  豊竹靖大夫 ※竹本相子大夫病気休演のため
 1日も早い回復をお祈りしております。
   鶴澤清丈
奥 竹本文字久大夫 鶴澤藤蔵

股五郎の母・鳴見&正宗の刀と股五郎。
アっ母親が自害…。
ん?寝てたのかっ私っ。物語はどうなってるんやっ。
志津馬が深手を負ったらしいぞ。
刀は無事なんだね。で…死んでいく人が…
えっとぉ、丹右衛門って人が、
敵討ちの助太刀には政右衛門を頼れ。って…
後で筋書きを読んで判った…(ヤレヤレ)

<休憩25分>
くろごちゃんのぬいぐるみをゲット♪ウフフ♪

唐木政右衛門屋敷の段 (12:45~1:56)
口  豊竹希大夫 豊澤龍爾
中  豊竹睦大夫  鶴澤清志郎
切  豊竹咲大夫  鶴澤燕三

政右衛門が女房お谷を突如離縁っ。
お谷はなんと女中に…ぃ。
新しい奥方は7つの子っっ。お饅頭を食べてるよ。キャワイイ♪
この子はお谷の妹の娘。ってことは姪っ子だ。
お谷のお父ちゃんが行家なんだけど、勘当された身だから、
こうやると…。”筋が通った助太刀”が出来るんだとさ。
なんかよう判らんけど(コラコラ)
ううぅぅん…眠いぃ(ヤレヤレ)

誉田家大広間の段 (1:58~2:27)
    豊竹咲甫大夫    野澤喜一朗

御前試合だ。
政右衛門はどうしても負けないとね、助太刀に行きたいんだもんね。
で、あっさり負けるんだけど、
勝ったヤツが鼻た~かだかぁ。殿の怒りを買うっ。
お笑い担当なんかい。ククク
殿様のちょっとした策で、政右衛門は無事に助太刀できっぞ。
ほんじゃぁ行ってらっしゃぁい!
やっぱり…眠いぃ(ヤレヤレ)

<休憩 10分>

沼津里の段 (2:37~3:13)
   竹本津駒大夫   鶴澤寛治  ツレ鶴澤寛太郎

キター!!沼津。
これは知ってるんやから、おめめパッチリにしとけよっ。私っ。
文楽は、初っ端の荷物持ちを引き返させるとっから
スピーディーやわぁああ♪
歌舞伎だと、平作爺さんと十兵衛の客席降りがあって、
家に着くまでに随分と時間がかかるけど、アっちゅう間。
バックは綺麗な富士山だし。世界文化遺産だよぉ。

親 平作:桐竹勘十郎
娘 お米:吉田蓑助
呉服屋十兵衛:吉田和生

さぁ役者が揃ったよ。
親子とは知らず、兄妹とも知らず、3人の赤い糸がここで交わる…。

床がステキだったぁあ♪ジ~ンときたぁ♪
寛治は眠ってるみたいなムードなのにね。お爺ちゃんやし♪
いざ撥が動くと円やかな音やねぇん♪
津駒大夫の語りはキンキンしてるようで、
それでいて押さえた響きがあるねぇん♪

平作内の段 (3:14~3:39)
  豊竹呂勢大夫   鶴澤清治

真夜中、お米がコソコソと…。
お父ちゃんが切り株で切った指が、十兵衛の薬でケロリと治ったでしょ。
それをね、夫のためにね…。欲しいっ。
アチャチャ!見つかってしもうたぁ。
お米の夫は、あの志津馬!
お米は吉原の傾城・瀬川!
どうりでどことなぁく色っぽいはずやわ。
蓑助が遣うと人形の動きがほんまに滑らか♪
首の動きにレロレロ♪
十兵衛は薬はダメだけど…って言って、
なんじゃかんじゃあって(コラコラ!)
この父と娘と自分の関係を知っちゃった十兵衛は、去って行くんだよね。
残された印籠と書付で後の2人がビックリ仰天っ。

千本松原の段 (3:40~4:02)
  竹本住大夫  野澤錦糸  胡弓:鶴澤清公

拍手が一際大きくなったぁああ!!
住大夫が復帰して初めて観るんやっ。私っ。
大病の後やからなぁ…ド迫力の”ド”が抜けたし、
言葉も一瞬ヨタっとしたし…。
それでも復活はやっぱりめでたい!!

平作と十兵衛…なんとこの親子、
恩ある人の仇討ちに加勢してるんだけど…。
それが互いに敵同士っっ。

平作は十兵衛の脇差しでブスッッ!と自分の腹を刺して
「敵の行方を教えてくれ!」って嘆願っ。
結局ね…十兵衛は言っちゃうんだよ…。
お米は藪の中でぜ~んぶ目撃しててね…。

√親子一世の逢い初めの逢い納め
今が親父様の御臨終。なむあみだぶ南無阿弥陀仏

十兵衛が松の木にグ~ッとしがみつく。
あの姿に涙がドッバァァア

股五郎ってほんま悪いやっちゃ!!
今まで”沼津”って文楽と歌舞伎で何度も観たけど、
”仇”の姿はMY脳内で見えてなかったんやな。

第2部は違う日にトライしまっさぁ。
ブっ通しで観るお客さんもいてはったりして!スゴイなぁああ。
「沼津を歌舞伎で観たい!」って言うてはる人もいた。
どうぞどうぞ、是非11月の大劇場で!
文楽を観たら割引チケットがゲット出来るんでしょ。
っていうチラシが配られてたな。

台風18号が近づいてるってんで朝から大雨っっ。
ちょちょちょっとぉ!!まだまだ西でしょぉ。
レインシューズを履いて駅へ…
じぇじぇじぇ!!電車の運行がガタガタやぁあ!
やっとこさ国立小劇場に着いて…フゥ。
っていうドタバタな日だったんだけど。
劇場を出たら”雨って何?”ってくらいお日様の光がぁあ。

9月文楽公演
通し狂言 伊賀越道中双六
2013年9月7日(土)~23日(月・祝)

チケット大激戦!通し狂言 伊賀越道中双六 (2013.8.9記)