アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

さん喬 喬太郎親子会

2008年07月13日 | 落語・講談・漫才


前進座劇場      6/28(土) 

去年行ってみて…
ウ~ム、この組み合わせはもういいかな。
なんて思ってたのに、友達が行く気満々。
だからなんとな~く行ってしも~た。

梅雨祓落語競演
 柳家さん弥  権助提灯
 柳家喬太郎  ちりとてちん
 柳家さん喬  千両みかん
  <仲入り>
 柳家喬太郎  夫婦に乾杯
 柳家さん喬  井戸の茶碗

旬なことするんだ。『ちりとてちん』だ。
ところが、
唐辛子を掛けるタイミングを間違えたらしく。
「ここじゃないんだけど」
喬太郎の一言に、一部のお客がグワハハハ!!
もしや!
「そこじゃないのに」
そう思ってた通の人達かも。(やるなぁ)

蜜柑の皮の剥き方が、
こりゃまっちゃ美味しそうな、
さん喬の『千両みかん』

まくらは、
夏のトマトを水で冷やしておいて、
バクっと噛み付いて食べた思い出。
めっちゃ美味しそう~。

さん喬より下の年代で、
どこまでこの夏の日の快感を、
体験してる噺家がいるのかなぁ。
私は…知らないよ。
こういう情緒を語る人がいなくなったら、
つまらんなぁ。
ヒョイとそんな事考えてしもうた。

喬太郎の新作落語は当たり!
去年はたしか、保健室の噺で、
高齢者の多い前進座劇場の空気は、
固まっちゃったんだった…。
どう笑っていいのか判らんムードで…。
今年は夫婦の話だから、
お客さんのハートに、グワっと来たみたい。

ご飯をよそう仕草が…
それ、炊飯器からじゃないよ。
どう見ても”おひつ”!新婚家庭なのにっ。
やっぱり間違えたらしく、
「古典が染み付いてるな~」と喬太郎
グハハハ

奥さんは瓶の蓋を開けて!
”ちりとてちん”もどきを食卓にっ。
アッハッハ。

何かやっては、
これじゃあ芸風が昇太だ。白鳥だ。
ってドッタンバッタン。
「師匠怒ってるだろうな~」

瞬間的な笑いの波が、
これでもかってやってきて、
私はちょいと疲れてしも~た。(グテ…)。

喬太郎が去った後も、
劇場の空気がグワングワン揺れてる。
す…すごい。
これをどうやって静めるんだろう。

トリは師匠のさん喬
いつもののんびりした声で、
「落語って何でしょう…」
ここでお客は大笑い~。
「円生師匠が川柳を破門した気持ちがよく判る」
友人と私のツボにグサグサ来て、
お腹がっ!イタイっっ!
大銀座落語祭2006”で出逢った衝撃が、
プレイバ~ック!

『井戸の茶碗』
人のイイ屑屋が、浪人から託された仏像。
それを武士に売り渡したんだけど、
そこから出てきたのが大枚の小判。
これはいかん!すぐあの屑屋を探せっ。
こっから先はズルして… → こちら

この物語好き♪
久しぶりに聞いた。しかも、さん喬で。
う…嬉しいぃぃ♪

さん喬と喬太郎。
カラーがここまで違っちゃう師弟。
話芸の世界も深くて広いなぁ。

来年はこの会も昼夜の高座が決定!
行くかな?どうかな?
…友達の気持ちひとつだ(おいおい)
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