奈良に行っちまっただ~♪ その3
金堂(大仏殿)
拝観料500円也。チャリ~ン♪
ヨッシャ~!
ズンズン行くで行くで行くでぇ。
しっかし広いなぁ。やっぱり広いで!
拝観入口から、何処まで歩いたら辿り着くんや。
オ!いてはったで、大仏っつぁんや~。
相変わらず、デッカイなぁああ。
”ヨッッ!”
右手を軽く上げて挨拶してくれてはるわ。(ほんまか!)
「オスッ!ひっさしぶりやの~」(大仏様に話しかける)
”お前もな~”(大仏様の声が聞える)
カメラのフラッシュの嵐を受けながら、
ニッコリ微笑む大仏さま。
アレ?あの大きな柱は何処いった?
子供が通れるヤツ…。
まいっか。グル~っと回ってみ~よおっと。
キャハ~♪おるおる!広目天
陽の光を浴びてカッチョエエやん。
母は、衣装が気になるらしい。
ブっ太いベルトに腕輪に足輪。(っていうのか…)
裾も後ろでピラ~ッと広がってるし。
QOO~おもいっきり眺めた~。
ささ、大仏様の後ろを通って…デデ~ンっっ!
大っきいお尻っっ!(嘘、見えません)
あったあった。
くぐり抜けると無病息災、賢くなる柱の穴!
あの~、大人は入れないよね…。
子供達の人数もスゴイし、待ち時間が…。
幼稚園児達が、クラス毎に座ってるの。
帽子の色が違うの♪キャワイイ
おっと、なんじゃこりゃ。
昔ここにあった物が色々と、鎮座ましまし。
大木が、切り株状態で置いてある。
母の視線はそこに集中!
どうも大きさが気になるらしい。
えっと説明には、直系3mホニャララ(覚えとけ!)
「そんなに無いやろ」
「そうかな…」
やおらバッグの中から取り出したのは
メジャー!!
いっつも母のカバンに入ってるけど…
まさか、こんな場面に登場するとはっ。
あった!あった!ほんまにあった!
教訓:書いてあることを疑うなかれ
次に気になったのは年輪らしい。
外国人観光客も一心不乱に計算してるし…。
これも、書いてあったとおり。
すっごい樹齢やった(だから正確に覚えとけ!)
ウワァッッ!おったおった!多聞天
母の観察タイム♪
さっきの人とどう違う~?(広目天っていうのよ…)
マントの翻し方はあっちの勝ちね。
陽の当たり方がキレイね。
色が残ってる所があるわね。これ。
1本の木を削ってるのかしら。
私はといえば、これに夢中…邪鬼
邪鬼の鼻の穴 邪鬼の足
グニャ~となってるヤツもいれば、
何くそ!って顔のヤツもいるんだよね。
表情見るのが大好き♪
でも、これはちょっと顔が見えな~い。
やっとこさ1周して大仏様の正面へ。
大仏様の後ろで輝く金色の光背。
そこに無数の…。あれ何?(コラ!)
「見仏記」(いとうせいこう・みうらじゅん)読んで勉強しろ!
そこを指差して、
「メリーゴーランドの様に動けばいいのにね」
「時間になったら、からくり時計みたいにクルクル回るとかね」
…アホな母娘やなぁ。(ホンマ)
アデュ~!大仏様。
八角灯籠を過ぎ、
回廊まで辿り着いて振り返ってみた。
大仏殿って、デデデッカイっっ!
「大仏殿の真ん中に2つの窓が開いてるね」
「あれ?上下2段だ。4ヶ所か」
「あそこから大仏様は外を見てるらしいよ」
「うっそ~。いくら大仏さんがジャンボでも…」
確認しに行こう!(引き返してるし…)
えっと…、
さすがにメジャーでは無理なので、目算。
ウオッッ!
下の窓から見てるんちゃう!?
「すっごいすっごい!」
「当たり~」
時代感とか宗教感とか全く無いやん。
ボキャブラリーが貧困な母娘…。
中門を出ると、
ズラズラズラ~っと並んでるのは
さっきの子供達のリュックサックっっ!!
50…いや60…いや、もっとあるな。
「間違える子がいるんとちゃうか?」
「ちょっと見てよか」
暇な母娘…。
お茶を飲もうとガサゴソしてると…。
寄ってきたぁ、鹿ぁ。
キュートでつぶらな瞳…瞬きしないし…。
”何くれるの?”
「何もあげられへんよ」
鹿は、一瞬考えて去って行った。
やっぱり関西弁判るんやな、ここの鹿は。
そういえば、
鹿煎餅の売れ行きがイマイチっぽかった。
今日は平日で、遠足が多いからやね、きっと。
あれ買った途端に、ゴッツイ鹿が、
グワ~って口開けて来るのよね。恐いのよね~。
どこを向いても鹿の糞。
鹿を追いかける小学生達。
奈良公園は大騒ぎさぁ。グハハ。
南大門って所があるよ。
ウワ~~!!!ここやん、ここやん!!
運慶&快慶やん♪金剛力士像やん♪
”お前、来るの遅いんじゃ!!”
あ!力士像に怒られたっっ。
ごめんちゃい。14年ぶりやもんなぁ。
しかも、行きしじゃなくって帰りに通ってるし。
ちょっと、ここスッゴイ人気スポットっっ!
ツアコンが3人、一斉に喋りだした~。
アカンは…、聞こえへん。
力士像は、網の向こうにいてはるし、
ジックリゆっくり眺められへん。
ほな、さいなら。また来るね(つもり…)
ああ~お土産買わな!
店頭に並ぶ色んなお菓子。
「さんまさんで有名になった”鹿のふん”です」
随分昔の話だっせ、お姉さん。
吉永小百合が歌ったあれでしょ。
♪フンフン フンフン しかのフン♪
ギョエ。中身は何か判らないよ~になっている。
買おうっと。
”しかのふんチョコだんご”
”しかふんじゃったチョコだんご”
あれ?どっちだったけ?
とにかく、たっくさん”鹿のフン”が売ってたで。
グハハ。
で、いけたいけた。美味しかった~♪
お宝お土産は奈良漬~♪
諸味(もろみ)漬けじゃなくって、粕漬けをゲット。
奈良漬を、生まれてこのかた1度も、
美味しいと思ったこたぁござんせんでした。
ところがどっこい。
気の利いた酒粕の香ばしさったら、あ~た。
もう夢中~♪
”水で洗い流さないで、ペーパータオルでふき取る”
お店の人に教えられた通り、やってみたから?
何十本も買って帰ればよかった~。
さて、ここまで来たらあそこに行こう。
正倉院展に並ぶ人混みを横目に、歩くぞ~。
最初の計画では行こうとしてたんだけどね…。
人だらけ!!何時間待ちなの??
人波をスイスイ泳いで入口に向かってるのは、ツアーの団体。
ええ、気分やろうなぁ。
興福寺・秘仏特別公開2007展も尻目に、
ひたすら歩くぞ~。
阿修羅に会いたかったんだけどなぁ。
前行った時は、ゆっくり見れた様な記憶が…(おぼろ…)
あちゃ~、興福寺の周りって工事中なんだ。
でも、けっこうスペースがあって、
男子学生が、ジャンケンポ~ンって言いながら遊んでる。
こういう風景っていいなぁ。
歴史とともに、自然に生活してるんだなぁ。
階段を降りて、通りを渡って…
ジャガジャン!猿沢池
来た~。めっちゃ久しぶり~。
ベンチあるやん、一休み一休み。
ここはそんなに人もいないぞ。
有名観光地なのに、
こんなゆったり感なビュースポットがあるなんて…。
嗚呼、極楽♪極楽♪
懐が大きい土地。
それが奈良なんだよね。
落ち着いてのんびり出来る空間。
それが奈良なんだよね。
京都より奈良が好きなんだよね。
奈良、大和、古の都
その言葉から連想するのは、中村吉右衛門
「え?吉右衛門って奈良出身なの?」
「違うって。雰囲気の話しやんかぁ…」
帰宅してから、天気予報の地図見てビックリ!
奈良って縦にデッカイんや!(今頃…)
何年か後に、”母娘珍道中・斑鳩の巻”。
なんてぇのがあるかも。グハハ
おわり
東大寺
http://www.todaiji.or.jp/
奈良
http://narashikanko.jp/
http://yamatoji.nara-kankou.or.jp/
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