アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

芸術劇場「籠釣瓶花街酔醒」吉右衛門のインタビューも!

2007年01月30日 | 歌舞伎


キャッホ~!!
テレビに中村吉右衛門っっ!
あの笑顔。あの声。あの物腰。
やすらぎの里のような人だぁなぁ。ホッコリ

S54年(新橋演舞場)実父・白鸚の代役が初役。
その半年後、京都南座でもキャスティングされた。
初回は優しかった歌右衛門の指導が、
恐ろしく厳しいものに変貌!
それもそのはず

『籠釣瓶花街酔醒』は初代吉右衛門の当たり役
自ら工夫を加えて”男女の愛憎劇”に仕立て上げた

その相手役を務めたのは歌右衛門だけ!
全てを二代目に伝承したかったのだ。

「10教えてもらって、まだ5くらいしか出来ていない」
ヒョエ~。まだ上を目指しているのか。
果てしなく長い道のり…。
残りの実現まで、ガンバるって!
演ってちょ。ドンドン演ってちょ~。
どこまでもついて行くでぇぇぇ。

今回は、10回目の次郎左衛門
OH!
私、吉右衛門で3度目の体験だ

中村福助とのコンビネーション
どんなんかんなぁ(by笑福亭仁鶴)
何を言っとるずら、観たずら、歌舞伎座で

2006年9月 歌舞伎座
秀山祭大歌舞伎/初代中村吉右衛門生誕百二十年
 籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)
  こちらは→ 
ハイテンションなレポ

テレビだと次郎左衛門がアップになるぅぅ。
表情がよく見えるヨ。
目の奥まで覗けるよ~だ。
HAPPY~

海の様に、広くて優しい心を映し出してるあの眼!
ラストにど~変わるのか…
やっぱり見たいよね。

キャ~!八ツ橋福ちゃん~
デビルな笑顔も、アップだとより美しいぃぃぃ。

♪あの人は~悪魔~私を~虜にする~♪(byキャンディーズ)
ハートにグッサリ刺さりますぅぅぅ。
ねえ、次郎左衛門さん。

やがて”縁切”-。

男の心に 魔物が忍び込む
瞳が 曇る…
”魔”は そのまま住みついて
少しづつ 大きくなった…
男の底知れぬ 怒りと怨み
どす黒い 闇が引き寄せたもの
それは 妖刀”籠釣瓶”
あの吉原でー
笑顔の 奥の瞳は 死んでる 狂ってる
もう何も映らない…

アナウンサーが
「痘痕がドンドン怖ろしく見えてきてしまう」
そう言ってたけど、
目の表情が変わるからなんだな!

辱めをうけた後、
魔が瞳に宿ったと思ったら、
それがス…と消える!
善が勝って、もとの次郎左衛門に戻る…。

まるで「ロード・オブ・ザ・リング」
これはテレビじゃないと判らなかったヨ

見始めたら
♪もおどおにも止まらない~♪(by山本リンダ)
眠い目をこすりながら、
ラストは涙ボロボロ~鼻ズルズル~

今年もあるヨ!!『秀山祭