To You 

思うこと・伝えたいこと・心に留めておきたいことetc。

11日のお話

2010-03-12 15:27:09 | 神さんのこと
ここのところ寒い日が続いています。

透明感のある黄色い花をたくさんつけていた庭のロウバイはいつのまにか終わりのようです。これから日一日と暖かくなるんでしょうね。

昨日は11日でした。

そこで、おじいちゃんのお話から。

毎月一度、車で二時間ほど離れた町へお祈りに出かけるのですが、そこへ参ってこられる方から少し早く来てほしいという依頼がありました。

おじいちゃんの足は重かったそうです。

依頼者は80を超えたおばあさんです。

・・口論になって子供がここ二日二階に上がったまま降りてこない。ご飯も食べない。

子供というのは50を過ぎた立派な大人です。自分の部屋でゲームをしていて働かない・・と。

なのでご飯を食べるように言い聞かせてくれということでした。

年齢に不足はありません。50を過ぎた人に言うことではありません。

こうなるまでは何処の家庭にもあるように様々な状況がありました。昨日今日でなったことではありません。

おばあさんは、息子のためにご飯を作り部屋へ持っていってやりますが食べないので処分します。
高齢のため買い物に行くのもご飯を作るのも大変なことです。

「近所の人に電話して頼んでパンでも買ってきてもらったらどうですか。」というおじいちゃんの提案に、
・・「そんな家の恥をさらすようなことはできません。」

終いには、・・家相が悪いのではないか。何か障りがあるのではないか。・・・と。勿論、家相が悪いのでも障りがあるのでもありません。

おじいちゃんは、おばあさんに、「食べるまでご飯はそのままにしておきなさい。」と助言し、息子さんには話をすることなくそっとしておいたそうです。



人は、なかなか言い聞かせても聞くものではありません。自分が変わろうと思わなければ気付かなければ聞く耳を持てないものです。

このおばあさんの場合、自分の腕の中で子供を守っておくことが愛情と思っておられるようです。なので、自分の思いからはみ出そうならば押さえます。今までにも度々このようなことがあったようです。

この不況の中仕事がなかったらしばらくゆっくりしたら・・というような見守ることが難しい人です。おばあさんの、息子のため・・という気持ちは息子のためではなく自分のためなのです。
当の息子さんは、現状をよくわかってらっしゃいます。しばらくゆっくりしたら動かれます。



神様に手を合わせる・・・ということはお願いすることではありません。

・・・私の生き方はこれでいいのでしょうか・・と尋ねることです。神様から見て正しい生き方ができているか。それを自分で確認することです。


神様の前で手を合わせ神様を通して自分を客観的に見つめる・・・ということが大切です。


   というようなお話でした。

正しいことをしているように思っていても独りよがりになってることもあるかもしれません。たまには立ち止まり自分を見つめ直すことが大事ですね。
             ・・特にワタシは・・
コメント
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