To You 

思うこと・伝えたいこと・心に留めておきたいことetc。

優しい言葉と確かな腕

2010-03-11 16:22:06 | Weblog
骨折してから4週間が過ぎ・・・、金具を外してもいいという許可が出た。

といっても、ホントは金具を着けると歩きにくいのでテーピングでごまかしていたのだが。


私がお世話になっている整形外科には二人の先生がいらっしゃる。

ひとりは愛想がないが腕がいい・・・、もうひとりは優しいが腕が・・と。

骨折してからすぐに病院に行かなかった私は後者の方を選択した。・・言われることはわかっていたので、少しでもソフトな方を選んだ

私の期待を先生は裏切らなかった。

金具を外したとき、・・これで病院とは縁が切れる・・と心の中で思った。

しかし、それを見透かしたように先生が言った。

・・「金具が外れたからといって治ったわけではありませんよ。今はボンドで骨をくっつけたばかりという状態ですからね。経過観察をしますので来週必ず診せに来て下さい。・・必ずですよ。・・痛かったら遠慮なしに言ってください。痛み止めを処方します。」

・・・・また、行かなアカンのかい・・。

わたし如きで儲けの増減は微々たるものだと思うが・・。

・・いえいえ、そんな考えを持ってはいけません。先生の優しさからの言葉なのですから。

予定では、あと一回の診察で終了だ。思いがけず長期の被害を被ってしまった今回の粗忽な行動バタバタすんなということでしょう。



もう一方の腕はいいが愛想がない先生におばあちゃんが診てもらったことがあるらしい。

今回、私がその先生に診てもらおうとしたときにおばあちゃんが言った。

・・「あの先生はアカンで。」

「なんで?」

・・「私が、足が痛いゆうたら、・・年のせいやから・・ってろくに治療してくれなかった。」

・・。・・当たり前といえば当たり前やろ。

結果、おばあちゃんはその先生を拒否し薬を大量にくれる別の病院を選択した。


お年寄りというのは(うちのおじいちゃんみたいな人もいるので一括りにしてはいけないが)優しい言葉をかけて欲しいのだ。

友達の姑さんが病院に運ばれたとき、通りがかった先生から「僕は専門じゃないからわからんけど、しんどかったらゆうてよ~。」と声をかけられて・・その言葉ひとつで症状が改善したという話も聞いた。

症状によっては薬よりも優しい言葉と笑顔のほうが有効な場合もあるようだ。



日常生活に置いても同様のことがいえる。

わざとらしい感じがして優しい言葉をかけることが苦手な私・・・、イカンイカン・・まだまだ青いのう
コメント
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