銀林みのる 著
小学5年生の夏休みといえば、ひとりでもいろんなことができるようになって、
行動範囲もぐんと広がる頃だ。親としてもちょっと安心して目を離すから
やや暴走しがちでもある。
まさにその5年生である主人公・見晴は近所の鉄塔で番号札を見つける。
「武蔵野線75‐1」。
これはなんの番号なのか、順番に並んでいるのか。
遠く連なる鉄塔を見ながら彼の冒険が始まる。
男子小学生の足といえばもちろん自転車。
夕方までに帰らないと母親から大目玉をくう。
その条件下で小さな旅がスタートした。
やがて小学3年生の暁が加わり、時に自転車がパンクしたり、作業員に叱られながら
ひとつずつ1号へと向かっての旅が続く。
数字を追いかけるだけでなく、鉄塔を好みによってタイプわけしたりするのも
いかにも小学生男子らしいマニアックさだ。
しかし、ついにゴールへはたどり着けないままに夏休みは終わり、
見晴は引っ越していくことになる。
好きな人には絶対たまらない。
夏の草の香り、ぎらぎらする太陽、足もとに濃く落ちる影。
雲の流れとともに道路を走る光の縞。
ラストは思いもかけない嬉しい贈り物が待っている。
あれ?これって夏休みシーズンに読めばよかったかも。
小学5年生の夏休みといえば、ひとりでもいろんなことができるようになって、
行動範囲もぐんと広がる頃だ。親としてもちょっと安心して目を離すから
やや暴走しがちでもある。
まさにその5年生である主人公・見晴は近所の鉄塔で番号札を見つける。
「武蔵野線75‐1」。
これはなんの番号なのか、順番に並んでいるのか。
遠く連なる鉄塔を見ながら彼の冒険が始まる。
男子小学生の足といえばもちろん自転車。
夕方までに帰らないと母親から大目玉をくう。
その条件下で小さな旅がスタートした。
やがて小学3年生の暁が加わり、時に自転車がパンクしたり、作業員に叱られながら
ひとつずつ1号へと向かっての旅が続く。
数字を追いかけるだけでなく、鉄塔を好みによってタイプわけしたりするのも
いかにも小学生男子らしいマニアックさだ。
しかし、ついにゴールへはたどり着けないままに夏休みは終わり、
見晴は引っ越していくことになる。
好きな人には絶対たまらない。
夏の草の香り、ぎらぎらする太陽、足もとに濃く落ちる影。
雲の流れとともに道路を走る光の縞。
ラストは思いもかけない嬉しい贈り物が待っている。
あれ?これって夏休みシーズンに読めばよかったかも。
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