息をするように本を読む

初めて読んだ本も、読み返した本も、
ジャンルも著者もおかまいなしの私的読書記録
と、なんだかだらだら日常のことなども

金春屋ゴメス

2010-10-06 20:17:18 | 著者名 さ行
西條奈加 著。
2005年度第17回日本ファンタジーノベル大賞受賞。

奇想天外、抱腹絶倒。
近未来の日本にある、昔のままを生きる国「江戸」。
難関を突破して入国した大学生を引き受けたのは、
異形の長崎奉行、ゴメス。

って、何の話よ?って感じだが、そんな話です。

リアルを追求する「江戸」だけあって、細かい設定も魅力的。
でも現代を否定するってこういうことなのね、っていう悲哀もあり。
なにより、理屈もへったくれもないゴメスのパワーが
ちょっとやそっとのことは押し切ってしまう。

なにはともあれ、ごはんの描写は秀逸。ゴメスが金春屋の裏に住むはずだよ。

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