白川氏の『孔子伝』を読んだからには、和辻氏の『孔子』を読んでおかねばならないだろう。本当は読む順序は逆だが。
出だしから世界の四聖としてイエス、釈迦、ソクラテス、孔子が取り上げれており、その世界的視野の広さが圧倒してくる。彼ら自身やその後世への波及についての比較も大変面白く読める。
池田さんに言わせると、この本の中でのソクラテスの死については通俗的見解にとどまっているが、全体として孔子や論語の秀逸さを引き出していて、その点では大変素晴らしいと思う。本当に論語を読もうという気にさせる。また、孔子はシナの話しなのに、何となく「東洋」としての誇りを日本人として感じてしまう内容だ。
もちろん孔子について読むべき本としてならば、圧倒的に白川氏の『孔子伝』を薦めるだろう。
出だしから世界の四聖としてイエス、釈迦、ソクラテス、孔子が取り上げれており、その世界的視野の広さが圧倒してくる。彼ら自身やその後世への波及についての比較も大変面白く読める。
池田さんに言わせると、この本の中でのソクラテスの死については通俗的見解にとどまっているが、全体として孔子や論語の秀逸さを引き出していて、その点では大変素晴らしいと思う。本当に論語を読もうという気にさせる。また、孔子はシナの話しなのに、何となく「東洋」としての誇りを日本人として感じてしまう内容だ。
もちろん孔子について読むべき本としてならば、圧倒的に白川氏の『孔子伝』を薦めるだろう。