かたつむり・つれづれ

アズワンコミュニテイ暮らし みやちまさゆき

腰ぎっくりと砂場と子どもたち

2011-10-04 09:35:35 | アズワンコミュニテイ暮らし
 一気に秋の冷気につつまれた。

 身辺もかなり、動きがあるように感じる。
 
 午後3時から9時まで、パソコン教室に通いはじめた。
 一時、朝ミッキミートで精肉の手伝いをやり始めた。
 これは、すぐ無理と感じて、いまはことわった。
 
 小浪が、10月1日から「人を聴くためのコース」に参加した。
 今日、帰ってくると思うが、任せきりの身が妻不在でどうなるか、身に沁みる。
 
 朝ははたけに行き、白菜の草挽きやチンゲン菜とカブの間引きなどして、身体を
動かす。やっていると、なにか夢中になる。
 間引きのとき、腰をかがめて、向こう側のカブの葉を引こうとして、腰がぎっくとした。
しばらく、立てなかったが、そんなにきついものでなく、立つことが出来た。
 歩くこともできるけど、そろりそろりになっている。


 椅子に腰かけているときは、なんともないが、そこから立つ時、ままならない。
痛いのである。

 カブとチンゲン菜の間引き菜で、お浸しをつくる。
 お浸しといっても、ダシのつくりかたがわからない。
 お湯を沸かして、塩を入れて、ゆがいて、水で冷やし、手で軽く絞って・・
 その昼は、小浪が作り置いてくれたカレーと、そのお浸しを食べた。

 午後、横になっていると、子どもたちのにぎやかな声が部屋に聞こえてきた。
 そろそろパソコン教室に出かける時間だ。
 家の前の公園を見ると、子どもたちが10人ほど、砂場でなにかして遊んでいる。

 「砂場だ」と思った。
 おととい、高辻さんが公園の草かきをしていた。
 高辻さんは、ぼくの家から東に三軒目に住む70代の方だ。
 公園の落ち葉はきなどしてくれている。
 公園は、高辻さんの庭になっているようだ。
  高辻さんと話していたら、「この間、阿古曾町自治会の会長さんといっしょに
 砂場を砂を掘り起こしたんだよ」と言われた。

 「ときどき、そこへいっているけど、砂場なんかあったけ」
 ちょと、こころに残っていた。

 起きあがる時、「よっこらしょ」である。
 
 公園に行って、フェンスの外から。子どもたちの様子をぼんやり見ていた。
 男の子が、砂場の真ん中へんに、ちょっと深い穴を掘っていた。
 その隣に円錐形の小山が出来ている。それは、女の子が熱心にぺたぺた斜面を叩いて
形を整えているようだ。掘った砂が山になったんだろう。
 他の子が、また近くの山を作り始める。別の子が砂をそこに運ぶ。
 山に、乾いた砂をかける子がいる。山の色がすこし白っぽくなる。
それを見て、別の子も砂をかける。
 彼らは、黙ってそれぞれの仕事をしているわけではなかった。
 たえずなにかしゃべっていた、だれか、この人にたいして、しゃべっているふうではなかった。
 なかば一人言、なかば仲間にも聞こえるように・・
 それを聞いた子は、なにか彼なりの受け止めかたをしているのか、やっていることが
つぎからつぎへと、変わる。


 何人かは、それらグループから離れて、滑り台のところでなにやらしゃべっている。
 一人の男の子は、まったく一人、群れから離れて、なにかドングリを拾っている。
 自分の腹のところのシャッツに入れている。そこが、だいぶ膨らんでいる。
 この子は、離れているけど。この遊び仲間の一員であるように見えた。


 ぼんやり眺めていたら、一人の男の子がやってきて
 「おっちゃん、なに見てるの」
 小学校の4年生ぐらい。

 「みんなが、富士山のような山つくっているので、それを見ていたんだ」
 「あれは、フジサンでないよ、ツチサンだよ」とその子。

 さあ、パソコン教室へ行く時間だ。
 そろりとフェンスから離れる。
 子どもらの声が後ろから聞こえる。
「○○がすきなんだろう」
「そんなことないわよ」
「でも、そんなことしてるのに」
とか・・離れるにしたがって、子どもらの声はにぎやかな合唱になって、
コトバの意味は消えた。
 
 子どもらの世界があるんだなあと思った。
 高辻さんや自治会長さんのことも、思った。
 パソコン教室にいっしょに通っている、隣家の住人、25歳の平井祐司くんは
すでに、ぼくの車の運転席に座って、ぼくを待っている。
 彼がいっしょなので、三か月のパソコン教室も、最後までやれそうな予感がしている。


 

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