早朝の経済番組でPB商品の取材の中で1本19円のカンコーラが・・・
いつの頃からか価格破壊という言葉が独り歩きして
だれもが価値の本質を見極める目もこころも失った、めしいた者の星になったんだなぁと感じたわたくし
安かろう悪かろう、の時代を経て安くていいものの時代へ
安いとはいえ、そこに関わる人の想いや努力といったものを評価する価格であったように思える えいちあーる亭 亭主
そうこうするうちに、評価の対象は価格そのものへの薄っぺらな判断へ変化した模様で
モノには相場というものがあって、資本論で言う需要と供給。しかし、需要が壊れたのか供給が過剰になったのか
売れることを願う低価格という企業の媚びに対して消費する側も価格だけを基準にして判断し始めたスパイラル
冒頭で紹介したカンコーラを例にとってもアルミ缶やコーラ材料、さらにいうなら飲料である以上水も高くつく
その商品が形を成すのにどの程度の費用がかかっているのか、トウシロといえども想像はつくはず
結局、己の作る商品に自信が持てない企業トップと、その不安につけこんだゲスな消費者の傲慢
モノの価値を見下すことで結局自分の首を絞めたのが腐れ外道コイズミ以降に顕著なのこの星の人々
己の作り出したものに対して己が評価した価格を提示する
価値を見誤ることのない企業トップの心根からしかこの国を正すことが出来ないように思えてきたわたくし
人生の価値は見間違いではすまないわけで
価値を見極めることから 逃げちゃだめだ 逃げちゃだめだ(笑)
安く買わなくちゃ損。の思いが結局回りまわって自分の首を絞める時代に突入したわけで
物の価値を見誤ることは自分の暮らしの価値をその程度のものと見下していることにほかならない
企業も消費者もいいかげん気づけよと大きな声で言いたいわたくし
流石にそんなの見たら、「安い!」と素直に喜べないですね~。
まず「大丈夫なの?」
次に「これ作った人達って、一体いくら貰えるんだろう?」
安い商品の分だけ、安い賃金で働かされている人々の姿が見える気がしますー
ちなみに、いま私が働いている職場で売っている、ある食品。
同じ商品でも、他所のお店より20~30円ほど高い。
お客さんに時々言われます。
客 「この店、ちょっと高くない?」
私 「こだわりの材料を使っていますからー」
それでも、この商品が7個売れて、やっと私の1時間の時給分の金額なんですけど?