アメリカの雇用統計の予想未達の煽りで日経平均は続落。9700を割り込んだらすぐ次の9500を伺う展開に下げが思ったより早くて仕掛けるロットが小さすぎたとぼやく えいちあーる亭 亭主。外国人投資家の資金で動く東京市場とはいえ外国人の買いで上げて外国人の手仕舞いで下げて、結局日銀の金融緩和は外国人の値幅鳥の材料にしかならなかったわけで、国内勢は日銀のいうことが信じられず利益確定に売り向かって(結果はそのとおりだったけれど)遅まきながら上げの後を追った個人投資家は高値掴みで追証の憂き目に。
あわせて、がれきの分散処理、除染と帰還、原発の再稼動、(原子力にかかわる連中の胡散臭さで国民みんながが怪しいと思っている)消費税による財政再建? すべてモノゴトの判断基準の根幹にある相手が信用できるか?結局この国が信用できないというところにこの国の閉塞感、行き詰まり雪隠詰めの情けなさがあるわけで。NHKに特番を組ませて世論を誘導しようとしたが、(わたくしは腹の立つ顔は見たくないのですぐTVを切ったけれど)支持率、消費税の賛否いずれも反対が60パーセントに接近。TVや新聞の論調がともすればこの国の財政危機をあおる中、消費税で何をしたいか、実は財政規律など毛ほども考えずただ選挙目当てにバラマキたいがために予算編成上、最大レベルに膨れ上がった赤字国債の穴埋めを目論む民主の思惑にだまされなかった国民が大勢いたということで、タニガキや石原のようなバカばっかりじゃないだろう自民も風を読んで動き始めるだろうし、みんな、次の選挙が終わっても議員でいたいもの ね。
じりじり下げていく日経平均に安易に売り増しも出来ず残高をチラと眺めてよしとしようと思ったバチあたりな えいちあーる亭 亭主。遊んでやろうかと我が家の老犬を見に行けば勝手口の石の上でスカピーと熟睡。耳も遠くなって目も悪くなって気配にも起きやしない。不意に吹き込んできた風に爛漫の春のぬくもりを感じた えいちあーる亭 亭主。市内を流れる川辺り沿いの桜をめでるもよしと散歩に出掛けるわたくし。散歩に行き損ねたかわいそうな我が家の老犬。
花曇りの柔らかな日差しの中、橋の中央で両岸から川面にしなだれかかる桜並木はまさに満開。冬の間、所在無さげに枝を広げていた桜の木が大見得を切っているようで、いつも早すぎたり遅すぎたりで桜吹雪もいいけれどひとひらも落ちない凛とした桜の木の風情の豪華さに眼福眼福、この風景を一緒に見たかったと思ったこころにまだ忘れちゃいないんだととまどうやら、安心するやら。
ブログを始めたころと同じように何も変わっちゃいない、ただ時が過ぎていっただけなのかも。そう思うのは癪だけれど、今日、見に行こうと思ったあの風はあいつから吹き寄せた思いのようにも思えて こんな日もありか、と杯を重ねる えいちあーる亭 亭主でした。