えいちあーる亭日誌

日々の徒然、株などを語り ハッピーリタイアメントを目論むノーテンキなブログ

- 都へ つれづれなるままに-

音源と思い出

2024-01-31 18:17:12 | 航海日誌
先日 金属系 粗大ごみの無料収集のチラシが郵便受けに届けられた我が家  音楽系の最後のアイテムを処分しようかと思ったきっかけなわけで
ヤマハDX-7 シンセサイザーのおそらく初期のモデル 「誰々さんの中古なんやけど 買ってもいい?」と 帰宅してすぐの わたくしに聞いてきたあの日
わくわくした家内の声を思い出す えいちあーる亭 亭主

そんな思いもあって 音楽にかかわるものの最後まで残してきた大型アイテム  使いこなせないまま2階の廊下に放置されていたわけで 
アンプを使わないと出力できないこともあって 我が家での置き場所に困ったであろう シンセサイザー

結局 ケースに入ったまま弾いている姿を見ることもなく 窓際に置かれていたわけで20㎏近くある重さに持て余したのか

新しい音への渇望はわたくしのレベルを超えていてエレクトーンの歌舞伎の音源のフロッピーディスクを買ってきた日には アコースティックな曲の末尾に
イョ~ なんて音をいれて どうどう?とこちらを見るわけで シンセのつながりで余計なことまで思い出してしまったのかも。。。

大切で幸せな日々は 何かをきっかけにしてしか思い出せない そんなはずはなかろうが と、怒る えいちあーる亭 亭主





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サーカスのテント

2024-01-23 17:48:14 | 株のお話
昨日の先物のチャートに天井っぽい気配を感じたものの 本日なおも上昇する日経平均の現物に気のせいだったのかと深いため息をついたわたくし
前場の上げに気を取られて後場寄り付きから急速に崩れる日経平均 ガラが来たのか、来たのか ♪ と、あわててレーザーテックの足を見る えいちあーる亭 亭主
昨年10月からあっという間に200万が倍の400万になった半導体株 300万を超えたところで空売りの誘惑にかられたけれど日々の値幅の大きさに躊躇したわたくし

待て待て、いくら大きすぎて大手の仕掛けが入りにくいといっても株は勢い 昨年半年下げ続けたあの相場が取れなかったわたくしに仕掛ける器量はない

そう言って見送ったわたくしを グッドジョブと称賛したくなる えいちあーる亭 亭主
300万を超えた板はそこから一切その値を割ることもなく誘うように山なりのチャートを作り 売り方を誘いながら上値を追っていくわけで
昨年10月に急騰して以来 売り方と買い方の持ち高が逆転 買い方は利益確定の手仕舞いと新規買いでリズミカルな山谷 売り方は損切と新規の売りを巻き込んでのヨコヨコ
週足のサブチヤートの信用残高のグラフは痛々しいドラマを感じさせる

半導体株の長者様がいっぱい湧いて出て その裏でかなりの痛手を被った個人凍死家が死屍累々

先物チャートの異変に 祭りの終わりを感じたわたくし 見世物は終わりさぁ帰った帰った。。。
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料理屋のみそ汁

2024-01-22 23:25:10 | 航海日誌
新年 あけましておめでとうございます 
今年は 年初の遅くとも9日までに日経225を構成する大型株に資金を突っ込まないと手も足も出ない特異な相場 
あちらこちらで吹き上がるバブルに この相場はわたくしのための相場ではない と、自分に言い聞かせるわたくし
チャンスは全部オレのもの そう思うと誰かさんの成功がねたましくて 焦った気持ちで泥沼の中に沈んでいくわけで何度も経験して幾度も見てきた
相場の綾と沼 風がこちら側に吹くまでは 休むも相場とざわつく心を戒める えいちあーる亭 亭主

新年会を兼ねて駅前の料理屋での会食 団体様での天ぷら料理 期待してはいけない と心では思うものの 久々の天ぷら♪ と期待してしまうわたくし
かって家族で出かけた別館でのコース料理の天ぷらの味わいを思いだしては 予算も限られた 自分の懐も傷まない食事会 期待するんじゃねぇと自分に言い聞かせる

そして現れた期待通りの天ぷら 厚めの衣をまとった細いエビが1匹 材料がこれではフワカリを期待する方が酷というもの
茶碗に盛られたコメのおいしさに安堵しつついよいよ みそ汁に手を付けるわたくし

市販の生みそタイプのみそ汁を解いた方がなんぼかうまい 

「出汁はうちの顔なんや」そう言って笑う かってのお隣のうどん屋の大将 町内の催事ではいつも大鍋いっぱいのみそ汁を持ってきてくれて
みんながその みそ汁をほめる中 うどんのつゆ みそ汁の味を決める出汁のことを熱く語る大将を思い出す えいちあーる亭 亭主

仮にも老舗と呼ばれる屋号の料理屋のみそ汁がコレか! 私のお昼の副食用としてわたくしが大鍋に何日も沸かして煮詰まったみそ汁と同じ味がする
天ぷらなら揚げる数、素材などいろいろあれど みそ汁は料理人の器量そのもの 出汁も取れない料理人が店を構えるんじゃねぇ 
「亭主をよべぃ」と美味しんぼの1シーンをやってみたかった

他にもかぶらを煮込んだ風呂吹き大根風の煮物も出て来て かけてあるゆず味噌はうまかったけれど
煮込んだかぶら煮は切り立った角もなくべったりと白濁した煮物、食べた時 どこか粉っぽいぬめりがあって気になった
ゆず味噌の下にかたくりのような何かをまとっているかぶら煮 その箸の通りの柔らかさにみんな気を取られていたけれど 手をかけたかぶら煮はこんなもんじゃない
素材の角が立ったかぶらは 透明と言えるほどその繊維のすじの行方を露わにして薄口の京だしにゆたっていた 料理への緊張感 そんなことを教えてくれた喜多八の大将
食にかかわるあれこれを教えてくれた料理人 そして出会わせてくれた義父 みんないなくなってしまった 

あの大将達の薫陶のおかげで 料理屋を判断する基準は出汁、みそ汁 スープ と固く信じるわたくし
あの好々爺とした大将一家におとずれた悲しい出来事にふと人生を思った えいちあーる亭 亭主でした
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世はなべて事もなし ゴッドブレス

2024-01-15 17:16:03 | 俗物図鑑
能登の震災を受けて始まった新年から2週間 「神 空にしろ示す 世はなべて事もなし」言い古された 神様の概念がまたしてもあらわになって
神様ってやつは個人の都合とか運命とかに まったく関わり無いところにいるわけで そんな大雑把な神様が決める天国 地獄なんぞ知ったことか

ユダヤ教の教義 「神の息吹」神の息吹が土くれに宿ることで命を得て 神の息吹が去れば土くれに帰る そこに教会とかが加わることで話がややこしくなる

むしろ天変地異の中で逝けた人こそ 神様に招かれた人かも、と ひがむわたくし 家内の容態の急変を聞いて病院に走るなか 
ハナミズキが満開の街路樹がきれいと思ったこと そしてその先に見える青空が今も忘れられない えいちあーる亭 亭主




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割りとどこにでもある人生の1ページ

2024-01-08 22:13:06 | 航海日誌
元旦の午後 初春を祝った祝いの膳も済まして一休み あとは夕餉の膳に続く大宴会と、くつろいだ隙に 我が家をも揺さぶる地震
長く続いた揺れに他人事ながら 震源地の様子を初めて慮った地震 東北大震災の際には車に乗っていて 気づきもしなかった

久方ぶりに帰省した家族を襲った地震 その日その場に居合わせるように招かれた運命 「明日の遠足晴れてください」と、神様に祈るような無為

目の前で自分が助けられなかった家族への思い。火事場の馬鹿力で崩れた屋根を持ち上げられるのなら 悔むがよかろう
自分には助けるすべがなかった 出来るだけ早く そこに思い至って あきらめるのが上策

あなたには 暮らした家族の情景という 身を焼く日々の記憶を拾い集める日々が待っているのだから

家内を見送った後の 気負いと迷いと あきらめと 自分らしく生きる覚悟まで 20年かかりました。。。 笑ってください  呑んでる間は無敵w



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坂崎幸之助商店