大納会を明日に控えた週明けの東京市場は国内でエボラ感染の疑いといった胡散臭い理由で後場、先物への仕掛けウリに日経平均400円を越える乱高下。終わってみれば前日終値付近で引ける板にあわてて先物を損切りした個人投機家のブーイングが散見されるtwitterは東京ビックサイトのコミケ記事(コスプレイヤーの写真投稿)があいまって織り成す師走の風景なわけで。
そんな中、先日発表された家計貯蓄率マイナスの記事。日経新聞と朝鮮日報、朝日新聞しかググってヒットしないのはどういうわけだ!!http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS25H4V_V21C14A2MM8000/ http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/12/27/2014122700442.html: 日本の家計貯蓄率、史上初のマイナス
高齢者・非正規職増加で、家計所得より消費増える 日本の家計貯蓄率がマイナスに転落した。
日本の内閣府が25日に発表した国民経済計算確報によると、2013年度の家計は285兆5000億円の所得を得たが、個人消費は所得より3兆7000億円多く、289兆2000億円だった。このため、所得のうちどれだけ貯蓄に回したかを示す家計貯蓄率はマイナス1.3%となった。家計貯蓄率がマイナスを記録したのは、ほぼ同じ条件で統計情報を作成し始めた1955年以降、初めてのことだ。日本は1980年代の家計貯蓄率が18%まで達し、「消費より貯蓄が好きな国民」と評価されてきた。しかし、90年代以降の長期不況で賃金が減少、貯蓄率は2012年に1%まで落ち込んだ。日本経済新聞は「先進国の中で貯蓄率がマイナスを記録した国はデンマークしかない」と報道している。貯蓄率がマイナスを記録したのは、所得がない高齢者層が貯蓄を切り崩して生活費に当てていることや、38%に達する非正規職の多くが低賃金で貯蓄する余裕がなかったためだ。日本は1600兆円を超える家計金融資産が国債を買い入れることで低金利を維持しており、長期的な貯蓄減少は国債価格の暴落や金利急騰を誘発する可能性がある。
東京=車学峰(チャ・ハクポン)特派員
朝鮮日報の記事が現状を判りやすく説明しているので引用したわけだが団塊の世代が65歳定年を経て「もういいだろう」と労働の現場から身を引くことで何が起きるのか。預金を取り崩して生活費に当てる流れが急速に始まる。個人預金残高を担保に国債を買い上がった銀行が定期預金の解約、現金化によって債券を売って現金化するという動きが一気に加速するわけで。かたや新日鉄の工場の事故のように経験が世代を繋いで継承できていないイージートラブルの多発。なによりも、その日暮らしで脛かじりの若年層の親がいなくなったときの社会的混乱は予測できない。
製造業における技術の断絶はおそらくゆっくりとしかし決定的にこの国の力を削いでいく。井上陽水のLP『断絶』は40年の歳月を経てカタチをあらわすことに。しかし、それよりも恐ろしいのは高齢者に偏った資産が彼らが一斉にリタイアすることで国単位の預金残高がおそらく急速に減少していくこと。自由な資金が枯渇することで希少価値となった通貨の価値が上がるデフレに対して、さらには銀行が国債を売却することで国債の需給が崩壊しての暴落。対外的には極端な円安によるインフレ。スタブレーションという 経済用語でしかなかった現実が訪れる可能性が。
選挙中はおくびにも出さなかったぬらりひょんアベの自衛隊派遣容認の空気に、黒田バズーカで稼いだ時間的猶予を呪いのように祖父の後追いに費やした挙句、弾の届かないところから戦争で稼ごうとする勢力に飲まれることがなければいいがと思う えいちあーる亭 亭主でした
そんな中、先日発表された家計貯蓄率マイナスの記事。日経新聞と朝鮮日報、朝日新聞しかググってヒットしないのはどういうわけだ!!http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS25H4V_V21C14A2MM8000/ http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/12/27/2014122700442.html: 日本の家計貯蓄率、史上初のマイナス
高齢者・非正規職増加で、家計所得より消費増える 日本の家計貯蓄率がマイナスに転落した。
日本の内閣府が25日に発表した国民経済計算確報によると、2013年度の家計は285兆5000億円の所得を得たが、個人消費は所得より3兆7000億円多く、289兆2000億円だった。このため、所得のうちどれだけ貯蓄に回したかを示す家計貯蓄率はマイナス1.3%となった。家計貯蓄率がマイナスを記録したのは、ほぼ同じ条件で統計情報を作成し始めた1955年以降、初めてのことだ。日本は1980年代の家計貯蓄率が18%まで達し、「消費より貯蓄が好きな国民」と評価されてきた。しかし、90年代以降の長期不況で賃金が減少、貯蓄率は2012年に1%まで落ち込んだ。日本経済新聞は「先進国の中で貯蓄率がマイナスを記録した国はデンマークしかない」と報道している。貯蓄率がマイナスを記録したのは、所得がない高齢者層が貯蓄を切り崩して生活費に当てていることや、38%に達する非正規職の多くが低賃金で貯蓄する余裕がなかったためだ。日本は1600兆円を超える家計金融資産が国債を買い入れることで低金利を維持しており、長期的な貯蓄減少は国債価格の暴落や金利急騰を誘発する可能性がある。
東京=車学峰(チャ・ハクポン)特派員
朝鮮日報の記事が現状を判りやすく説明しているので引用したわけだが団塊の世代が65歳定年を経て「もういいだろう」と労働の現場から身を引くことで何が起きるのか。預金を取り崩して生活費に当てる流れが急速に始まる。個人預金残高を担保に国債を買い上がった銀行が定期預金の解約、現金化によって債券を売って現金化するという動きが一気に加速するわけで。かたや新日鉄の工場の事故のように経験が世代を繋いで継承できていないイージートラブルの多発。なによりも、その日暮らしで脛かじりの若年層の親がいなくなったときの社会的混乱は予測できない。
製造業における技術の断絶はおそらくゆっくりとしかし決定的にこの国の力を削いでいく。井上陽水のLP『断絶』は40年の歳月を経てカタチをあらわすことに。しかし、それよりも恐ろしいのは高齢者に偏った資産が彼らが一斉にリタイアすることで国単位の預金残高がおそらく急速に減少していくこと。自由な資金が枯渇することで希少価値となった通貨の価値が上がるデフレに対して、さらには銀行が国債を売却することで国債の需給が崩壊しての暴落。対外的には極端な円安によるインフレ。スタブレーションという 経済用語でしかなかった現実が訪れる可能性が。
選挙中はおくびにも出さなかったぬらりひょんアベの自衛隊派遣容認の空気に、黒田バズーカで稼いだ時間的猶予を呪いのように祖父の後追いに費やした挙句、弾の届かないところから戦争で稼ごうとする勢力に飲まれることがなければいいがと思う えいちあーる亭 亭主でした
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