えいちあーる亭日誌

日々の徒然、株などを語り ハッピーリタイアメントを目論むノーテンキなブログ

- 都へ つれづれなるままに-

鎮魂

2018-10-07 00:00:48 | 航海日誌
休日、私の居場所はこことばかり寝室に居座るネコ。両の腕で持ち上げないと重いゼリーの塊のように抜け落ちていく。
我が家の愛犬 ピカのところへやって来た頃は片手でちょっとどいてと犬小屋の外へ持ち出せたのに。    おまえピカの上で寝てたよな。

こいつの母親にはおそらく面識があるわたくし、ピカの食べ残した餌を取りに来る三毛猫を一度追い払ったことがあって
逃げる途中で生意気に立ち上がってシャー、とか威嚇したくせに一瞬で路地へ逃げていったヘタレな猫。もう高齢で食欲もなかった愛犬の餌の残りなんぞいつも捨てていたのに
弱った愛犬のご飯を取りに来る不埒な奴。犬しか飼ったことのなかった えいちあーる亭 亭主にはあまりに遠くて
思い出してみれば我が家を訪れたネコで人を威嚇したネコなんぞ初めてだったはずで、腹ボテでもなかったと思う

それからどれだけ経ったのやら、ピカと一緒に寝ている子猫がいるようになって、ピカが死んだあとも犬小屋にいてピカが連れてきた猫ならしょうがないということで我が家の住人になった猫。

おまえのお母さんには悪いことしたな、あそこへ行けばご飯が食べられると教えたのはきっと、あのお母さんだったはずで
ある日、目が覚めたら母親がいなくなっていた。そんな日がきっとあったはずで・・・

もう寝る気満々で毛づくろいに足を延ばすネコを見て 捨てるはずの餌を取りに来たおそらく母親への鎮魂の思いとともに
お前の分まで幸せにしてやる ごめん まかせろ
コメント
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坂崎幸之助商店