えいちあーる亭日誌

日々の徒然、株などを語り ハッピーリタイアメントを目論むノーテンキなブログ

- 都へ つれづれなるままに-

海と毒薬

2015-06-23 21:39:24 | 航海日誌
日経平均はあれよあれよという間に20,800円超え。2万円割れの大騒ぎはなんだったの?と、笑い話のような本日の相場。かたや報道管制でもあるのかようやく出てきた内閣支持率は朝日新聞の集計とはいえ40%割れ。本日のラジオ日経のマーケットプレスのアンケート。「安倍政権を支持しますか?」支持率46% 株高を歓迎する株ジャンキーの色眼鏡のついた支持率がようやくこれでは、実態も推して知るべし。コメントを見れば株高を歓迎する支持表明の後に安倍政権の姑息さ卑怯さに言及するコメントもかなりの数に。いわく、閣議決定とかの不透明な憲法解釈にこだわるより正面から憲法改正の論議に入るべきだった。オリンピック招致の「原発はアンダーコントロール」と言ってのけた鉄面皮に不安を感じるなど、この政権からにじみ出る胡散臭さを誰もが肌で感じているわけで。

ぬらりひょんアベがアベノミクスとしゃあしゃあと手柄顔ではしゃいでいるみっともなさは投機家の大半が理解しているわけで。幸運にもスカポン白川の後、とはいえ歴代の日銀総裁の中ではじめて大規模な金融緩和を実施した黒田日銀総裁の手腕を評価するコメントしきり。まして先回の125円を円安の最終防衛線と匂わせて無駄な円安敷いては国力の低下に歯止めをかけた機動力。日銀総裁というポジションの重みを世界金融に見せつけた覚悟の見事さ。

ぬらりひょんアベがおそらくその生涯を通して身に着けた臭いはいまさら覆い隠せるはずもなく。今、漂ってきた姑息で卑怯な性根の発する腐臭は黒田総裁が稼いだ財政対応へのおそらく最後の時間的猶予をあらぬ方向を向いた茶番劇で使いつくそうとしている。非常事態に対する緊急の処置はある意味効き目が強い分おそらく毒薬。この国の再生が早いか、毒素が全身を犯すのが早いか。残された時間は5年もないと見る えいちあーる亭 亭主。。。。
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いつかみた風景

2015-06-22 16:38:26 | 航海日誌
日経平均は250円の上昇 20428円で終了。新興市場の小型株祭り、セキュリティと着物の日、関連銘柄の乱舞を横目に手持ち株もそれなりのパフォーマンスを出してくれて、先回の誤発注にともなう損失補てんを何倍にもして返してくれたクルーズに感謝。

喫緊の市場の関心事と言われるギリシャ問題も投機家の間ではギリシャがデフォルトしたら悪材料出尽くしで跳ねるんじゃないのとの観測が。。。今日の異様な相場の強さもデフォルト期待を織り込んだ催促相場のように思えて。カイジばりの「一晩で借金がチャラになる」あさましい幻想にかけた先回のギリシャの選挙。世界があきれた国民の選択はやっぱりなるようになったわけで。

でも、ここでわたくしが懸念するのはプラトンやアリストテレスを輩出したギリシャがヨーロッパから中東、たとえばエジフトレベルの国家の評価にずり落ちたんじゃないかということ。ゲーム理論の大家とかいう財務大臣か何か知らないが現場の人間が話し合いを重ねて大臣級の会議へ話を煮詰めて持っていってもその御本尊がちゃぶ台返しをするものだから現場の面目丸つぶれだけじゃない大臣本人が人としての信用を失っていく過程でギリシャ人としての尊厳が揺さぶられたのがここ半月ほどのドタバタの結末。ギリシャの歴史に泥を塗った為政者を選んだ国民の愚。借金がチャラになる淡い幻想のツケは人種的なさげすみを招いたわけで。借金にもっと正面から向き合う姿勢を示せる為政者を選ぶことができたなら現状は違っていたものになったんじゃないかと思う えいちあーる亭 亭主。メルケル首相の以外に話せる対応もあいまってEUに残りたい意思を中心点において交渉すればヨーロッパ文明の発祥の地としての連帯感を呼び起こせたかも。結局、カネカネカネであわよくば借金を踏み倒してとも取れる瀬戸際外交でギリシャ人の品格まで貶めてしまったこの始末あのかっこうだけはつけたがる政治屋連中が担いきれるわけもなし。自民党末期、日銀総裁は天下りポストとの民主のアジテーションに乗ってスカポン白川という国難を招いた反省から見てくれのいい政権にだけはより注意して見ていこうと思った えいちあーる亭 亭主でした。
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坂崎幸之助商店