村井知事の失職から 復興は始まる

久々のＮＨＫによる震災、その後の現状の検証番組「ＮＨＫスペシャル　防潮堤４００キロ」最大１5メートルの防潮堤を海岸線に張り巡らせたい村井宮城県知事の利権への強い思惑を匂わせるＮＨＫに何か変わりつつあるのかなと思ったわたくし。

思い返すのは松本復興大臣の県庁訪問から辞任に至るマスゴミによるつぶし報道。

県庁を訪れた松本大臣を一人会見場に入れて自分は後から入ってきた村井を松本大臣が「先にいるのが筋だよな」とたしなめたことから物語は始まる。「（水産特区）は県でコンセンサス得ろよ。そうしないと我々何もしないぞ。ちゃんとやれ」、「いまあとから入ってきたけど、お客さんが来るときは、自分が入ってきてからお客さんを呼べ。いいか？　長幼の序がわかっている自衛隊ならやるぞ。わかった？　しっかりやれよ。今の最後の言葉はオフレコです。いいですか？　皆さん。絶対書いたらその社は終わりだから」最後のところは言い過ぎたと思ったテレのようにも感じたが、「県から立ち上げた復興案を示せ。県民の合意がなければ国は動かん。」といった趣旨のことを述べて会見は終わったと記憶する。その後、村井のリーク依頼を受けた東北放送の「こんなこと言われちゃいました～」の　ぼくちゃん可哀そう記事にとち狂った立ち位置すら持たない被災地カワイソウなネットユーザーのバッシングで辞任に追い込まれた松本大臣。（自衛隊ならやるぞ。は自衛隊員であった村井への皮肉　このあたりに村井の動機があるような気がするわたくし）

忙しいのはわかる。だが、公人が時間を指定して来庁するのを迎えるという知事としての仕事としての重さと儀礼を無視したのは村井であって、さらにそれを無視した挙句　別室で待機してもらう配慮もなくマスゴミに晒したわけで。あえてそれを指摘した松本大臣の男気は震災の混乱の中、筋を通したオトコの対応であったと今も思う　えいちあーる亭　亭主

自然災害に人力で立ち向かおうとした愚は文明の消滅、種の絶滅といった永い永い地球の歴史を振り返るまでもなく明白。話が大きくなってしまったけれど、防ごうとするより逃げるための道路を整備することがこの災害の置き土産と信じる　えいちあーる亭　亭主

奥尻の惨劇がまた繰り返される学習能力のなさ。というより楽な方へカネになる方へと流れる現実。海も見えない万里の長城のような防波堤より４車線の高台へ通じる道路の設置　高額な防波堤より土地の買い上げのほうが手間はかかるが効果的。災害時は全線上りとなる電光表示板を作れば現地に対して危機感がより伝わるというものと思うわたくし。

村井の下種な帰し方を思えば数兆円にも上る防波堤工事の振り分け利権を逃がすものか、といった臭みを感じるわたくし。村井知事が失職したところから復興は始まると信じてならない　えいちあーる亭　亭主　わたくしは間違っているのか？

三角持合○離れ さて

先週末、チャートで下値の十字線をつけてかつ直近安値手前で踏みとどまったかに思えたマザース市場は本日。寄り付き1時間ほど先週終値を若干割り込んだところでもみあったものの力尽きたように急落。大き目の陰線をつけて年初来安値を更新。故人投資家の体温計と思っているマザース指数の底割れを見て、いかにチャート的に株価が安く思えてもここは手出し無用と自分に言い聞かせる　えいちあーる亭　亭主。

日経平均は-0.3％程度の下げながらマザース指数は-4％、個別銘柄では10%を超える下げ銘柄がゴロゴロ。バイオ相場華やかなりし頃　遊んでくれた4571ナノキャリアは1000円割れ。1月頃までの2400円台の記憶しかなくて　♪どうしたんだヘヘィ　ベイビー　バッテリーはビンビンたぜ　　と歌ってみるわたくし。上げも下げも日経平均より先行して動くマザース指数の底割れに不気味さを感じた　えいちあーる亭　亭主　低体温状態にある個人凍死家が息を吹き返さないことには、手を出すと奈落に引きずり込まれそうな危ない市場を切れてしまった蜘蛛の糸をみつめるお釈迦様のような気持ちで眺めるしかないわたくし。

基本、支持率＝株価　と言って差し支えないアベノミクス。麻生大臣の年金基金によるPKOのリップサービスも直近での高値掴みのカブジャンキーに逃げ場を提供しただけのこと。麻生大臣が発言したと言うことは6月の第3の矢の目玉として年金資金を株式市場に投入することは既定路線なわけで。仕手のご本尊にドシロウトの年金運用基金が立つと言うのだから市場の食い物にされるのは火を見るよりあきらか。カネで支持率を買うつもりが年金資金が焦げ付いてアベチャン退陣の事態もありそうで。三角持合が絞れてきた感のある日経平均のチャート。上離れるか下離れるか　今週が一つの山と見る　えいちあーる亭　亭主