幸せのカタチ

先代のクーが亡くなってから我が家の庭に姿を見せるようになったノラ猫をさびしさのあまり餌で釣ってみてうちの子にならないものかと、思った　えいちあーる亭　亭主
最初になついた黒猫は首輪をつけていてどこかの家猫かなぁと思っていたけれど、クーの好きだった鰹節を姿を見かけたらあげようと思っていたところ　ニオイにつられたのか
網戸を勝手に開けて台所へ侵入していた。　(昔、正月用に水に浸して戻していた干し鱈をノラ猫に取られた母が『もう作らん」といった通り　それ以来　鱈の煮つけを、食べたことがない)

泥棒猫と判断された黒猫は出入り禁止、網戸に錠をかけられたのはキャンプグッズに興味を持ったわたくしの成果。テントロープの端末をあぶって溶かしてつなぐことで
それなりの強度のリングが出来る。両面テープで固定するフックを使えばそれなりのカギにはなる

その後やってきたのは黒白の八割れ。足としっぽがとても長くて先代のクーを口説いていた白猫を思い出すわけで。あの白猫も餌付けしていて　うちへおいでと
声をかけたあの日のことを今も覚えている。庭の境の庭石のところで迷っているネコの風情を確かに感じたわたくし。

クーを目当てにやってきて、それなら夫婦で受け入れてやろうか、と思っていた　えいちあーる亭　亭主

しばらくしてそのまま庭の奥へ姿を消した白猫。あれ以来　二度と姿を見かけなくなった白猫　どこでとうしたのか知る由もなし。
あの日ここまで来ていたら　見染めたクーと一緒に我が家で暮らす未来もあったのかも

最近、わが家で寝るようにはなってきたノラ猫が　先代のネコが寝ていた場所で寝ているのを見た　雨の近い日の午後
なんともいまのところ娘にしかなつかない牛柄のメスネコ　　　　

今日のところはクーと白猫のありえたかもしれない未来を思うことで終わりにしようと思う

食い倒れの町

ここ2年ほど値動きもあって出来高もそこそこあって経験値も積んだと、思った某ドラッグストア株をいじってきて　こずかい稼ぎでトレードしてきた　えいちあーる亭　亭主。
１０月初旬まで空売りのポジションを持ってきたが決算発表当日、決算後大きく下げるパターンを想定していたが　踏まれていた売りポジションがようやく同値に届いて　さあ、と
思ったところで　さらに同値で買いに入ってどう動いても　＋－　チャラはどうよ?と、心にささやく声あり。　

当日の下髭の中で買いを入れてておいたら約定、大引け後の決算は大幅な上方修正。危なかった。売りポジションのままならストップ高をまともにくらうところだった。
下値で売ってくれた人に感謝しつつ　ここから先は勝手知ったる銘柄　とりあえず買いポジションを高値で売り抜けてさらに売りポジションの清算とリバウンドを狙っての八艘飛び
先週の文化の日を前に私用も含めて相場が見れない日が４日も続いてはと手仕舞い　ごちそうさまでしたの結末に　あの日　買いを思いついた自分にGJと叫んでみた。

そんなこんなで大阪へ　孫の七五三に出かけたわたくし予定が朝早いこともあって　前日から入って　大阪観光を目論んだ　えいちあーる亭　亭主

とりあえず大阪駅地下街で昼ご飯をと思ったわたくし。チェーン店ぽいレストラン街をぬけてさらに地下へ
暗めのつくりの赤ちょうちんぽい通路を練りあるいて　そこかしこには昔ながらの出来立ての料理をラップに巻いて商品見本の皿を並べているお店あり。
そんな、もろ定食屋の風情の炉端焼き店をチョイス

カウンター席でとりあえずカキフライを頼んだものの　炭焼きの板場で誰かが注文した焼き肉がおいしそうにあぶられるのを見て　しくじったか? と思ったわたくし
選択をミスったかも　と　ちよっとあせった心で　出てくるのに時間がかかってるな、出てきたカキフライは　粒が小さいな。と、ブチブチ考えていたのだが、
噛んでみて口いっぱいにあふれ出るカキ汁とうまみ　自分がどれだけ本当のカキフライを食べていなかったのか　こういうの昔食べたことある!　
これまで食べられなかった人生のしくじりをいやして更に埋め合わせるかのような圧倒的な味の豊饒な記憶

冷凍品ではこんな味は出ないと言ったら、連れて行った娘が調理場でカキを殻から外すような音がしていたからもしかしてと、思ったと。

さすが食い倒れの町　大阪　1,000円でおつりがくる定食でこんな感動に出会えるなんて　生きてきてよかったと思える　秋の一日でした。
七五三の話はまた、機会があれば。。。。