えいちあーる亭日誌

日々の徒然、株などを語り ハッピーリタイアメントを目論むノーテンキなブログ

- 都へ つれづれなるままに-

時計仕掛けのオレンジ

2014-12-29 18:37:14 | 航海日誌
大納会を明日に控えた週明けの東京市場は国内でエボラ感染の疑いといった胡散臭い理由で後場、先物への仕掛けウリに日経平均400円を越える乱高下。終わってみれば前日終値付近で引ける板にあわてて先物を損切りした個人投機家のブーイングが散見されるtwitterは東京ビックサイトのコミケ記事(コスプレイヤーの写真投稿)があいまって織り成す師走の風景なわけで。

そんな中、先日発表された家計貯蓄率マイナスの記事。日経新聞と朝鮮日報、朝日新聞しかググってヒットしないのはどういうわけだ!!http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS25H4V_V21C14A2MM8000/ http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/12/27/2014122700442.html: 日本の家計貯蓄率、史上初のマイナス

高齢者・非正規職増加で、家計所得より消費増える     日本の家計貯蓄率がマイナスに転落した。

 日本の内閣府が25日に発表した国民経済計算確報によると、2013年度の家計は285兆5000億円の所得を得たが、個人消費は所得より3兆7000億円多く、289兆2000億円だった。このため、所得のうちどれだけ貯蓄に回したかを示す家計貯蓄率はマイナス1.3%となった。家計貯蓄率がマイナスを記録したのは、ほぼ同じ条件で統計情報を作成し始めた1955年以降、初めてのことだ。日本は1980年代の家計貯蓄率が18%まで達し、「消費より貯蓄が好きな国民」と評価されてきた。しかし、90年代以降の長期不況で賃金が減少、貯蓄率は2012年に1%まで落ち込んだ。日本経済新聞は「先進国の中で貯蓄率がマイナスを記録した国はデンマークしかない」と報道している。貯蓄率がマイナスを記録したのは、所得がない高齢者層が貯蓄を切り崩して生活費に当てていることや、38%に達する非正規職の多くが低賃金で貯蓄する余裕がなかったためだ。日本は1600兆円を超える家計金融資産が国債を買い入れることで低金利を維持しており、長期的な貯蓄減少は国債価格の暴落や金利急騰を誘発する可能性がある。

東京=車学峰(チャ・ハクポン)特派員

朝鮮日報の記事が現状を判りやすく説明しているので引用したわけだが団塊の世代が65歳定年を経て「もういいだろう」と労働の現場から身を引くことで何が起きるのか。預金を取り崩して生活費に当てる流れが急速に始まる。個人預金残高を担保に国債を買い上がった銀行が定期預金の解約、現金化によって債券を売って現金化するという動きが一気に加速するわけで。かたや新日鉄の工場の事故のように経験が世代を繋いで継承できていないイージートラブルの多発。なによりも、その日暮らしで脛かじりの若年層の親がいなくなったときの社会的混乱は予測できない。

製造業における技術の断絶はおそらくゆっくりとしかし決定的にこの国の力を削いでいく。井上陽水のLP『断絶』は40年の歳月を経てカタチをあらわすことに。しかし、それよりも恐ろしいのは高齢者に偏った資産が彼らが一斉にリタイアすることで国単位の預金残高がおそらく急速に減少していくこと。自由な資金が枯渇することで希少価値となった通貨の価値が上がるデフレに対して、さらには銀行が国債を売却することで国債の需給が崩壊しての暴落。対外的には極端な円安によるインフレ。スタブレーションという 経済用語でしかなかった現実が訪れる可能性が。

選挙中はおくびにも出さなかったぬらりひょんアベの自衛隊派遣容認の空気に、黒田バズーカで稼いだ時間的猶予を呪いのように祖父の後追いに費やした挙句、弾の届かないところから戦争で稼ごうとする勢力に飲まれることがなければいいがと思う えいちあーる亭 亭主でした
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

妖怪の孫はぬらりひょん

2014-12-03 09:58:58 | 航海日誌
2008年3月 白川日銀副総裁誕生 暫定処置として日銀総裁を兼任。当時参議院で多数を占めた民主によるねじれ圧力で誕生した スカポン白川日銀総裁の誕生。誰の目にも明らかな日本の衰退のターニングポイントとしておそらく歴史に名を残すだろう日銀総裁。元をたどれば腐れ外道コイズミの中途半端な改革で非正規社員が正当化されたことと、それを安易に利用するサラリーマン社長の志の欠如が国民の暮らしを貶めたことから始まったわけだが、結果は腐れ外道とはいえ改革の意思は強く感じたと評価したいコイズミ政権。

2008年 参議院を握った民主が日銀総裁人事に介入、予定されていた武藤総裁就任を総裁人事は大蔵省と日銀の天下り先、とのキャンペーンを張って阻止。妥協人事で収まったのがスカポン白川。結果的に反日、売国の民主としてはクリーンヒットどころか場外ホームランとなったわけで。「天下り」という言葉だけに反応して好感した えいちあーる亭 亭主 一生の不覚。

当時はリーマン破たんを受けて世界金融恐慌の一歩手前。中国が巨額の資金供給で名を挙げる中、バーナンキは大規模な金融緩和で介入。QE1.2.3でドル札を刷りまくってマネタリーベース(資金供給量)をリーマン前の3倍。世界にリーマン前の3倍のドル札が乱れ飛ぶ異常事態を現出。普通に考えればドルの価値は3分の1に落ちるわけで、でもYes we canで盛り上がる黒いだけの大統領の真価を見誤った世界と、当時世界第2位の金融規模を誇った日本の中央銀行の無策、無能により対円で3分の一ほどのドル安。残り3分の2はドルの過大評価として亜米利加を潤して今に至るわけで、出口戦略ですよあっちは!!!!

方や スカポン白川 国家の中央銀行を仕切る覚悟も知恵もないまま大学の研究室で思案にふけっている風情で、デフレ脱却の為の金融緩和は民間からの動きを待ってから。。。世界には対円の3倍の規模でドル札が押し寄せているその最中に象牙の塔にでも籠った学者だったのか分かっていて怖くて手を出せない臆病者だったのか。今となっては検証する価値すらない。結局、株を扱う者として最終防御線(ジークフリート線)と見た80円もあっさり割り込んで逝く為替に、ドルの流通量からして最悪 対ドル50円すら覚悟したわたくし。

そうなるとMADE IN JAPAN の誇りも捨てて ただ目先の売り上げを追うばかりのサラリーマン社長。生産コストさえ下がればと海外進出。といえば聞こえはいいけれど海外逃避に走った挙句の国内産業の空洞化。働く場所を失った市民は先行き不安からさらに倹約、長年培った技術者はリストラ。技術、研究の血脈を断ち切ることで企業体としての力は地に落ちたわけで。リーマンで経済が縮こまった挙句さらに経済規模が縮小していく悪循環。反日 売国の民主党政権としては日銀人事ひとつでここまでこの国にダメージを与えたことは望外の極みだったろうわけで。わたくしがスカポン白川に公然と「いい死に方だけはしてくれるな!!!」と繰り返しつぶやくのをわかっていただけだろうか・・・・

翻って今回の「今のうち」解散総選挙。 ぬらりひょんアベがしつこくアベノミクスの成果と言い張るがアベノミクスなんぞもともと存在しちゃいない。ただただ昨年4月の黒田日銀総裁の「異次元の金融緩和」黒田バズーカの効果を手柄顔でアベノミクスと言い換えているにすぎないわけで。民主主義のコストに手を付けようともせず 靖国参拝 返す刀で 中韓に扉は開いていると 昨年の秋にはぬらりひょんアベがあらぬ方向を向いているのが明確になったのにここまで株価が上がったのはただの人の欲の賜物。

さらに言うなら、この国の国体を正すというのなら憲法改正を正面から国民投票で問えばこの中韓の侮蔑的な態度もあって国民的な覚醒の機会だったかもしれないのに、何の覚悟もなく内閣閣議決定という姑息な手段で正当化しようとしたぬらりひょんアベの卑怯な性根にあきれ果てた えいちあーる亭 亭主。クロダバズーカをアベノミクスと言い換えて、人の手柄を我が物としてまで喧伝するは詐欺師の所業。この姑息さ卑怯さがぬらりひょんアベについて回る胡散臭さなわけで。思い返せばオリンピック誘致の際の「原発はコントロールできている」に示されるように 彼は人の目を真正面から見ながら嘘がつける人物だということも忘れてはいけない。覚悟のないものがまた中枢に居座る愚をまたこの国は再び繰り返しそうとしている。

妖怪の孫は よけいつかみどころのないぬらりひょん せめて覚悟を示せる大人に投票したいものだが。。。。。。。。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

坂崎幸之助商店