えいちあーる亭日誌

日々の徒然、株などを語り ハッピーリタイアメントを目論むノーテンキなブログ

- 都へ つれづれなるままに-

こんな日があっても

2022-03-26 11:43:07 | 航海日誌
休日 最近、新しくした枕のおかげでいつもの時間にすっきりと目が覚めた わたくし
室内はストーブが欲しいほどの寒さはなし ベッドに背をもたせかけて最近買った本を読む

気分が乗ってきたところでお水を飲もうとしたら 水差しの水はとうになくて
安物の2リットルの酒パックのお酒が具合よくお猪口につげるので常備している1リットルサイズのたまたま買った越乃寒梅の瓶
もちろん 中身は入れ替えた安酒 「朝から酒はやめとけ」と、心は咎めるのだが口をつける 

しばらくして 屋根を打つ雨音に驚いたけれど 今日天気が崩れるのは聞いていたこと

雨音より大きないびきをかき始めた隣りに眠るネコ

高齢で寝てばかりのネコ 相場の場中、膝に乗りたがるネコに癒されたことも
朝から酒を口にして 横でいびきをかいて眠るネコのおなかを触りながら なにやら満たされていく気持ちになってゆくわたくし

「もう一匹飼いたいけど、また、お父さんになついてもいややし」

眠りこけるねこを抱きよせて 匂いをかいでみる  どこかしら家内のにおいがするんだわ 言ってないけどね
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白骨の御文さん

2022-03-17 19:36:07 | 航海日誌
それ、人間の浮生なる相をつらつら観ずるに、凡そはかなきものは、この世の始中終、幻の如くなる一期なり。されば未だ万歳の人身を受けたりという事を聞かず。
一生過ぎ易し。今に至りて、誰か百年の形体を保つべきや。我や先、人や先、今日とも知らず、明日とも知らず、おくれ先だつ人は、本の雫・末の露よりも繁しといえり。
されば、朝には紅顔ありて、夕には白骨となれる身なり。既に無常の風来りぬれば、すなわち二の眼たちまちに閉じ、一の息ながく絶えぬれば、紅顔むなしく変じて桃李の装を失いぬるときは、
六親・眷属集りて歎き悲しめども、更にその甲斐あるべからず。

さてしもあるべき事ならねばとて、野外に送りて夜半の煙と為し果てぬれば、ただ白骨のみぞ残れり。あわれというも中々おろかなり。
されば、人間のはかなき事は老少不定のさかいなれば、誰の人も、はやく後生の一大事を心にかけて、阿弥陀仏を深くたのみまいらせて、念仏申すべきものなり。
あなかしこ あなかしこ

蓮如上人がしたためた随筆

「既に無常の風来りぬれば、すなわち二の眼たちまちに閉じ、一の息ながく絶えぬれば」 これはユダヤ教で言う「神の息吹 ゴッドブレス」じゃないのかしらんと、思うえいちあーる亭
神の息吹に触れて土くれに命が宿り 神の息吹が立ち去ることでもとの土くれにかえる そこに教会だの教義だのが絡むことでややこしくなる

日経新聞の朝のコラム欄で見つけた記事 原本をスクラップしたはずなのにどうしても見つからない (これも神の意志?)
古代宗教は本質を見ていてキリスト教に始まる新興宗教は死の恐怖を売り物にした来世詐欺じゃないかと思う えいちあーる亭 亭主

一の息ながく絶えぬれば そうそれは何度も見てきたよ おふくろも かわいがってくれたおじいさんも

でも、あの朝にわたくしの左手を握りしめたぬくもりと それ以降絶えてなくなった不思議な出来事
あの朝のことで いっょにいてくれると思ったわたくしが数十年かかってあきらめたこと 神様のいたずらにしては ひどいんじゃないか



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